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母ちゃんの作る
貧乏な焼きそばが好きだった
ソース色の麺にまぶした
深緑のアオサと、
麺にちょこっとだけ乗った
紅い千切りの生姜も
それはそれは綺麗だった
豚肉じゃなく、
海老でも、
....
かん高い声の騒ぐ言葉が部屋中を這いまわっている。声の主は女と女なのだが、女と女は椅子に座っていて向かい合ったちょうど真ん中にテーブルに載った紅茶とポッド、そしてナイフで取り分けたそれぞれのビクトリアサ ....
きょうはたのしいお祭りだ
夜の恐ろしさを鎮めた神社へ行くと
本殿へとつづく参道の両脇に
LED提灯が吊るされて
ステテコに腹巻のおじさんや
派手なアロハを着たおにいちゃん、
ポニーテイルの ....
焦げたソースの薫る
烏賊の入った焼きそばがうまい、
湯気の立つソースに塗れた太麺には
紅生姜もたっぷりのっていて
そっと隠れて
刻んだキャベツや
玉葱だの
もやしも入ってる
青 ....
車の運転はもうしなくてもよい
車が人を乗せて自動で走るからだ
そしてコンピューターという機械も姿を消した
言葉が、写真や絵文字となって
画像は脳へと直接送られる
ほとんど ....
アフリカ鍋には
キリンさんの首と頭がまるごと入っている
そういうと、
動物愛護協会から
クレームが来るかもしれない
キリンさんも可哀そうだが、
それならなんで戦争がなくならないんだ
....
答えのない戦争が笑っている
錆びた原子炉が急な坂道を転がって
色とりどりの女たちの股ぐらを
獣じみたつよい風が通りすぎてゆく
右のポケットには
ちょっと水色のビー玉一個と、
アーモンド ....
やさしいことばで君をえがく
長い髪の、
今は
とても みじかく切ってしまって
君が泣いている
君が笑っている
でも本当は、
ひとり静かに怒っている
縁側でひざを抱いて座ったまま
....
彼らは、けして日々の安穏を知らなかった
いや、
擬人化した爆弾そのものは
あの夏の日を、とうの昔に忘れてしまっていたのだが
リトルボーイ、
ファットマン、
君たちはこの世に生ま ....
魂を売りに骨董屋へ行った
もちろん詩人の魂は売れなかったが
特別な思想とか宗教をもたないのであれば
家の掃除とひきかえに昼飯を食わせてやると言われた
それじゃあ、と言って
骨董屋の凝固まった ....
天かす饂飩がウマイ
ほうとうも好きだけど
立食いの鰊蕎麦も好きだけど
断然、味噌カツがウマイ
って、あれ?
まあいいや
炊きたてのご飯がウマイ
ピザトーストも好きだけど
ミー ....
消えた夏の色はメロンソーダ
あれは遠いとおいむかし日ざかりの庭で
風もなく揺らいだ瞳のなかの碧
バルコニーへ運ばれたグラスを透かして
チェリーの沈んだ泡立つ海へと
白い帆に秋の風をうけて走る ....
その場所へは、けして女たちは近づけなかった
淫らな忌避の場所をひらいて渡来のひとのごとく片足を立て、
障子戸からこぼれた露わな月日に焼けて黒ばんだ太い柱に背を凭れ
毛深き勇者は衆道の男ど ....
宇宙人みたいな顔のやつがTVに出ている
どのチャンネルに変えても、
出てくるのは宇宙人みたいな顔のやつばかりだ
そして久しぶりに街に出ると、
高級ファッションで身を固めた
超ド派手な宇宙 ....
Lucyさんのatsuchan69さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
焼きそば
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atsuchan69
自由詩
13*
22-12-22
騒ぐ言葉_★
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atsuchan69
自由詩
5*
16-9-20
祭りの日
-
atsuchan69
自由詩
7*
16-6-16
焼きそば
-
atsuchan69
自由詩
10*
16-6-5
(@_@;)_
-
atsuchan69
自由詩
4*
16-4-22
アフリカ鍋
-
atsuchan69
自由詩
16*
15-11-10
ぼくは笑わない
-
atsuchan69
自由詩
4*
15-10-21
やさしいことばで君をえがく
-
atsuchan69
自由詩
4*
15-8-11
妄信する肢体_☆
-
atsuchan69
自由詩
7*
14-8-4
グリーンピースの意味
-
atsuchan69
自由詩
8*
13-11-21
まあいいや
-
atsuchan69
自由詩
4*
13-10-26
メロンソーダ
-
atsuchan69
自由詩
9*
13-10-17
殺しの記憶
-
atsuchan69
自由詩
4*
13-6-17
宇宙人みたいな顔のやつ
-
atsuchan69
自由詩
11*
13-5-28
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