ほんとうにあるかな机の引き出しが開いて君が来てくれること

薔薇よりも裏切らないでかすんでく視界の空は限りない青

カチワリはカチワリだからいいんだねシロップ氷じゃ意味ないんだね
メルルーサというさかながいるらしい
昨日食卓に並んだ

私はそのさかなをしらなかったので
想像してみることにした

全長三メートル
深海にすみ ぎょろめ
口はとがり
歯がある
縦に ....
  1
弟悦章は一九五二年四月二九日
英生院法安育徳童男になった。
母こまは一九七九年一二月一九日
淑生院妙玲郁徳信女になった。

父今吉は一九八三年三月二四日
瑞生院法禅嘉徳信士になっ ....
冷蔵庫が嫌いな人になる
それが唯一の特徴になる

ぶつ切りのチーズ
ぶつ切りのフィルム
どちらも最後には朽ち果てるので

本当なら何もない部屋がよかった
断面図はシンプルなのが ....
夜の砂の上の家
花のように動いては止まる



朝になると人は戻り
少しだけ掃除をして
着替えをしては出かけてゆく



昼と午後は暑い
風と風のすきま
 ....
訪れるものに告げられる
訪れてなお訪れるのだと


川の水は増し 鳥たちは
乾く間も無く飛び立ってゆく


まじわり はなれる
指の内 指の外
同じかたちの ....
ちゅらさ ちらす ちらさ{引用=(美しさ 散らす つらさ)}
笑って 
と三回繰り返した後
泣き出したのは
どっちだったっけ

まぶや まぶや



ちらさん ちゅらー ちらさに{ ....
不治の病にかかった

「愛している」と言おうとすると
「うすらトンカチ」と言ってしまうらしい

もう
うすらトンカチと言える君は
そばに居ない

ああ、うすらトンカチが
死語でよか ....
『ザリガニの木がなること』になりたかった
生きたままのザリガニを半分だけ土に埋めて
お兄ちゃんと毎日おしっこかけたノニ

別の日にドブ川でザリガニ釣ったり
熱く焼けたまんほーるにおたまじゃく ....
僕の
水色の夢の中に
悲しいキリンは
住んでいて
その静かな凪のたたずまいが
一層物憂げな遠音を
儚むのだけれど
そこはかとなく香る
ヒヤシンスの根の偏西風が
僕のトレンチ・コートを ....
ほんわかと 私の心に お湯がわく 冷めないうちに 君の心へ まず言っておかなきゃならない
これを読んでるあなたは
(あなたが誰であれ)
この雑文における「あなた」ではない
あなたと「あなた」は別人である
筆者と「私」も別人である
まずあなたにこれだ ....
お墓参りに行くから早起きしよう
しかも
いつものように バスと電車とまたバス
ということでなく
自転車で行ってみよう。

そのとおり
めずらしくみな早起きした
長男 長女 二男 三男
 ....
確定されないと
思った

誰とも話をしなくなって
一週間が過ぎ
学校に行くのをやめ
電話も捨ててしまった
人とすれ違い
社会と関わることなく
存在が陽子よりも
小さくなり
消えて ....
この曲がり角の先にタバコ屋があって
その先にはこのあたりで唯一のお酒屋さん
最近スーパーでお酒販売しだしたから大打撃やね
人の良いおっちゃんとおばちゃんがいてるのに
その前のたこ焼屋さんは安く ....

poem5
山田せばすちゃん
seba_yamada@hotmail.com

はためくもの

ネパールの
いや、みんながよく知ってるサガルマ ....
1.
「理解が世界というのなら、あまりに世界は小さい」
ブルゾンかぶって 青い瞳の彼は言う

男の人ってみんなそう
理解さえ信じてないもん わたしは

それにしても
画面いっぱいに青い ....
明るい
床の上
人頭大の
石ころが
二つ
向かい合って寝転んでいる。
色違いの格子縞のシャツを着たりして
そのくせ
肉体は
無い。

人は誰も
生まれて
死ぬが
詩人
金 ....
しずかだとおもうほど
わたしはここにいたいわけではない

となりにすわるおとこと
たわいない会話をかわしながら
わたしはよいを隠している
すきだとかあいしているとか
ねたいとか
そんな ....
1 自然環境におけるチャンスは人間の想像以上に確率の低いもので
  まず心よりも先に愛しいと感じる全ての器官

{引用=参考資料1「2つの景色」より

マウントするのは
野生における♂が
 ....
川の悪口が流されて
きれいな景色でも見えるかと思ったら
泡しかない
「閉」マークを触った人差し指第二間接を泣きそうになりながら二度洗って
セミハ流れてぴっくりかえっていました今わたしが

 ....
ひとりきりでいなくなろうと思った
特に悲しみなどないのに橋の上から
飛ぼうかと思っていた
わたしはみかんがだいすきだったので
最後に一つと思ってくちにふくんだけれど
あまりにおいしくなかった ....
激しかった雨も
いつのまにか やみ
気がつけば
ひとすじの虹
片想いが
やっと通じたように
空から空へ
ひとすじの虹

ただ
追いかけても届かない
ひとすじの虹
雨の日は
耳になる

秋は死に
鳥は黙したまま


はじめから
世界は
満ちることなく

ぼんやり
霧にぬれる
地球と鳥篭
やわらかな文字が降りてくる
葉の裏側の粗い緑に
次々と染まり 降りてくる
朝の方位へはばたく鳥の
青い青い羽の炉心へ
影はたなびくように落ちてゆく



午後の淵 ....
05:50 目覚ましが鳴る
ピッピッピッ
頭を押すと目覚ましが止まる
ピッ ピッ ピッ ピイ ピイ ピイ
小鳥の囀りにかわる
ぼんやりした靄をつきぬけて
06:00 妻が起きる
06 ....
絵描きの描く肖像画は
どれも本物と見間違うほどの
素晴らしい出来映えだったが
どの絵からも
顔の構成品がひとつだけ欠けていた
片目の瞳だったり
上唇だったり
耳たぶだったり
必ずどこか ....
*

少女からはみでている
魂のゆらぎは
舗道のプラタナスの
青い影の上を
過ぎる一匹の黒猫
そのしなやかな足音は
遠く離れた街の路地で
こだまする



*

透明な空 ....
去年の子猫は
もうおとなになった
おととい
二匹の子猫を
産んだ

小高い丘の
天文台の脇をすぎる
風のように
夢はいつでも
ゆっくり醒めてゆく
この惑星のこのあたりはそろそろ晩秋で
赤く色づきはじめたハゼの葉が
窓の外に揺れ

この惑星のこのあたりはそろそろ夕刻で
暗くなってきた室内に
パソコンの画面がまたたき
またたき

 ....
たもつさんのおすすめリスト(3889)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏休み- 冬野ナツ ...短歌103-11-7
メルルーサ- 竹節一二 ...未詩・独白403-11-7
戒名 - 狸亭自由詩303-11-7
前日のソーダ- Monk自由詩403-11-6
ノート(40Y.11・5)- 木立 悟未詩・独白403-11-6
ノート(かたち)- 木立 悟自由詩203-11-6
まぶや_まぶや- AB(な ...自由詩8*03-11-6
うすらトンカチと言えずに- ミサイル ...自由詩603-11-6
植木のザリガニ- dendrocacali ...自由詩203-11-6
- 青色銀河 ...自由詩203-11-5
ポット- 春日野佐 ...短歌503-11-5
「私」のノンレトリック- 佐々宝砂自由詩6*03-11-5
おぼん_’86- 狸亭自由詩403-11-5
PMT- ねなぎ自由詩303-11-5
周り- KEIK ...自由詩303-11-4
はためくもの- 山田せば ...自由詩803-11-4
小詩集「平日の朝の小さな映画館」- バンブー ...自由詩903-11-4
石が話をしている- 狸亭自由詩303-11-4
車上にて- 竹節一二 ...自由詩403-11-3
虫の生態(AB説)- AB(な ...自由詩9*03-11-3
しーばす- dendrocacali ...自由詩203-11-3
みかん- 竹節一二 ...自由詩603-11-2
ひとすじの虹- 春日野佐 ...自由詩303-11-2
記憶- 青色銀河 ...未詩・独白503-11-2
真昼- 木立 悟自由詩403-11-2
何もない日の朝- 狸亭自由詩303-11-2
欠落- アンテ自由詩14*03-11-2
3つの無題- 青色銀河 ...未詩・独白703-11-1
11月- 青色銀河 ...未詩・独白203-11-1
九十億のそのつぎの- 佐々宝砂自由詩603-11-1

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