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霧雨に煙る
{ルビ緑=あお}の五月
濡れた青葉は
きらめいて
滴る雫も緑色

足を大地に
手を大空に
若葉も負けじと
陽をうけて
立派な木へと
育ちゆく

緑の海は
グラデ ....
気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして 夕暮れに 春の香りに 誘われて 振り向けば咲く 沈丁花かも 木の芽 くすくす
爆発寸前!

春のくす玉
一番最初に
ひもをひいたの
だあれ?
水仙のラッパ
ファンファーレが聞こえるよ
寒い季節だから聞こえるよ
「出ておいでよ!!」
「一緒に遊ぼうよ!!」
聞こえるよ

北風のピッコロ
水仙のラッパ
コタツのもぐり姫の私に
 ....
雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と

こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
夕焼けは赤いばかりではない
夕焼けは時々青く見える
悲しい夕焼け 青い夕焼け
はっきりとでなく ぼんやりと
はるか遠い夢は輝く

悲しい夕焼け 冷たく輝く
流れた涙は過去へと消えていく
 ....
雪の平原は降りやまない
白い世界が{ルビ目先=まなさき}に広がりゆく
ほっぺはりんご
白い息
たったか たったか
かけだしていく
この空は瑠璃色の夢
あの森は翡翠の希望
ここに私の命はある
太陽にてをかざせば
ほら燃えている生きてる証
螺旋階段を駆け上り
小さな窓から中をのぞいてみては
また帰ってゆく 傘の中へと
 ....
白い朝 サンタクロースを 待ちながら 小さく君の 名を呼んでみる 澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
秋の{ルビ陽=ひ}を そっくりそのまま はね返す オレンジ色の 宝石ひとつ 秋深く 山を染めにし {ルビ紅葉=もみじば}に 涙も忘れ 想ひくれなゐ

今日限り 失うものと 思ほえば 愛しくもある もみじの散るも
空を泳ぐ雲の魚
誰のもとへ?
君のもとへ?
月のもとへ?

金色の海を越えて
逃げていった空の果て
何にも見えない黒い空も
何にもないわけじゃなくて
ただ見えないだけで
たくさんの星
あの夜空
どこからかきっとここも
あの夜空などと呼ばれている
追いかける夢が好き
手の届くところにあって
手をのばせない
そんな夢が好き
多くは望まない
高くは望まない
それでも
追いかける夢が好き
夏が行く もう届かない 青春の テッペン目指して キラキラと行く 私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい

風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
・夏休み だけど気持ちは ホ短調
・葉の先に 色を落として 夏去りぬ
・星色に 輝く空を 見る日まで
・憧れて 流す涙の 速さかな
・白百合の 真珠連ぬる 丘に立ち
何かを伝えるために生まれた
それが 私

けれど何を伝えるのか
けれど誰に伝えるのか
忘れてしまった 時の中に
それも 私

たぶん言葉ではうまく言えないだろう
たぶん涙がでてしまう ....
未だかつて
私は新鮮な驚きを知らない
昔 {注大きな船=黒船}を見た人のような
新鮮な驚きを私は知らない

私達はどうでもいいことを
知りすぎた
高度な文明の中で
そうして忘れたもの  ....
金色の雪のように
散ってゆくのは想いの絵葉書
とんでけ
とんでけ
雲の上まで
空の果てまで
あの人のもとへ届くように
雨が空を押し流して
新しい朝を呼んできた
真っ青な
洗いたてのシャツ
ぱりっ
ほんわかと 私の心に お湯がわく 冷めないうちに 君の心へ 激しかった雨も
いつのまにか やみ
気がつけば
ひとすじの虹
片想いが
やっと通じたように
空から空へ
ひとすじの虹

ただ
追いかけても届かない
ひとすじの虹
ひらひらと
一年の思い出を
ひっさげて
木の葉は空へと
舞ってゆく
どこかの星へ
報告をしに
空を一直線にかけのぼる飛行機雲
くすのきに登っても
時計台にのぼっても
そのしっぽさえ つかめない
「おーい!」叫んでみる
「どこまで行くのー?」
たもつさんの春日野佐秀さんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青葉の頃- 春日野佐 ...自由詩2*04-5-17
ふきのとう- 春日野佐 ...短歌9*04-3-2
沈丁花- 春日野佐 ...短歌104-2-24
春のくす玉- 春日野佐 ...自由詩404-1-29
水仙の咲く頃- 春日野佐 ...自由詩604-1-29
“あ”- 春日野佐 ...自由詩7*04-1-28
青い夕焼け- 春日野佐 ...自由詩504-1-15
白の世界へ- 春日野佐 ...自由詩203-12-28
祈り- 春日野佐 ...自由詩303-12-26
クリスマス- 春日野佐 ...短歌303-12-24
どでーん- 春日野佐 ...自由詩7*03-12-20
- 春日野佐 ...短歌5*03-12-6
もみじ- 春日野佐 ...短歌303-12-4
雲魚- 春日野佐 ...自由詩203-12-3
あの夜空- 春日野佐 ...自由詩5*03-11-29
好きな夢は- 春日野佐 ...自由詩303-11-26
青春のテッペン- 春日野佐 ...短歌303-11-22
かぜが- 春日野佐 ...自由詩403-11-20
夏の夢- 春日野佐 ...俳句403-11-19
- 春日野佐 ...自由詩303-11-17
心の記憶- 春日野佐 ...自由詩403-11-11
絵葉書- 春日野佐 ...自由詩303-11-9
ぱりっ- 春日野佐 ...自由詩203-11-7
ポット- 春日野佐 ...短歌503-11-5
ひとすじの虹- 春日野佐 ...自由詩303-11-2
UFO- 春日野佐 ...未詩・独白303-10-30
飛行機雲- 春日野佐 ...自由詩4*03-10-21

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