ちいちゃな芽をぶつぶつと
たくさん出してた 春

嫁いだのに
お前の担当だなどと
親に 言われ

私に 実を選られた 桃

収穫の時を迎え
みためにも 柔らかく 香ばしい

台 ....
せつないね 水の音
世界が 少し へこんで
水の音
くすり指 井戸で ひたせば
風が 吹く 家


宿題を ぱたんと 鳴らして
水の音
よるが 窓から やってくる
遠くの 森で
 ....
すこうしづつ ずれる
それはとても気持ち悪い

裸眼の月は重なる どっちが本物なんだろう
砂糖を入れすぎた大根煮
一人しか踊ってないクラブ
お湯で割ったコーヒーはアメリカン
手首を切って ....
三日月1号線は
全ての痛みを解いてくれる
ここではないどこかへ行ける
らしい
東に向かって走る
それだけで


僕は毎日のように
日常57号線を
行ったり来たりしているのだが
三 ....
(千切って捨てられた煙草のフィルターに
        そうっとオイルを垂らしてやる様に)

読経句-O-clockの感嘆符が浮浪スル雨、にHowAreYouと抱擁
法要放る様に包装感嘆Fw: ....
あなたは 食べる
食べる
食欲ではなく
衝動にかられ
食べる
何かいたいのしれない
衝動につき動かされ
コンビニへ走る
人にぶつかる
赤信号も目にとまらない
あなたは
イライ ....
宵闇、
五線譜の電線 で
輪郭のぼやけた影だけの鳥たちが奏でるのは
誰かの
失くしてしまった、声
あるいは、足音
にも 似て
道しるべにするには あまりにも
不たしかな

風通しの ....
母さん
ぼくの血は
あの鳩の眼よりも
薄い色なのですか
すでに色褪せてしまった繃帯が
風になびくのです

母さん
ぼくはまだ
あのデパートの屋上で
迷子のままなのですか
いまでも ....
替え玉 頼むと
隣で苦い顔をした
ヤダマサシはそんな友達
旨いものは旨いからもっと食べたい
言いたいことは判る
替え玉のったらダシが薄くなって
さっきと違って
もう旨くないのかも ....
同棲の夜なんだから男と女がよかったなと、まじめなアナウンサーが泣いて放送を続けるなら、もっと日本人は心の手をつなげばいいと、足並みそろえて走ってゆく馬の一群。太平洋に電気を走らせ、大気をあああああああ .... 僕のお気に入りのフレーズは
もう届かないとこにある

青くて、青い
静かな朝を
飛行機が筋を引いていく

ゆっくりと吸って
吐く
そんなリズムだ
忘れることも出来ないくらい数え続 ....
あたし、脳みその五分の二は桃色のローファーなの
ほんとよ 何処へでも飛んでいくのよクラクションみたいに
イージーライダー GO GO ワイルドに行こうなんて歌って
野を越え山越えママ越えパパ ....
点to円土、塔化の下図 等速の描く大円DeadEndの
メイド吊るツリーを希求す気球が地より引き上げる
中心を宙へ、注射液ぶる雨が謎る羽を売る、Wallを
なぞる水をガスが包みst Likeに引 ....
 

駅の向こうはすっかり変わってしまった
と 久しぶりの彼女が言う
のを 知らんフリでスタスタと歩き
再開発のモールを抜け
すぐそこの古い喫茶店が見えると
彼女の頬が少しだけ紅潮した
 ....
ダサい名前
酔っ払って
あんた誰?みたいな中年男と
駆け込んだボロい部屋

例えばそこで
一発済んだあと
がたがた動くベッドに不審の念を持ち
マットレスを上げてみたら
ベッドの下に
 ....
親を恨んでいるのは、わたしですか
モノローグ

あんたであるということを、認めれば楽になれると
京都の裏町の、将棋うちのおやじはいう。
へんだな、その歩の動き、そう歩くこと
進めないのだっ ....
                  「メリーゴーラウンド」 5

  記憶

怖いことはあんまりない
って言ったら
彼女が泣き出してしまって
それ以来
自分だけが知らないことについ ....
あなたがいま
火をつけたたばこには
着火口から1.2mmのところに
680度の熱を関知すると
大爆発を起こす薬品がふくまれています

300円傘は
雨よけにもなりませんし
槍よけにもな ....
傘をささずに帰ってきたら
ぽつりぽつり、と、前髪の報復
それがしょっぱい涙じゃないこと
かなしいのかしらね

おまえは3よりも4だよな、と君は言います
もしかしたら心配、なのかもしれなくっ ....
 かじりついたおむすびの
 イクラらしきものは
 黒い海の匂いがした
 よもや
 砂漠の国の油田を泳ぐ魚の腹からとってきたわけじゃあるまいし
 それでもお前はコピー食品
 イクラみたい ....
夜の海で眠る
夜は海だ

ゆらゆら揺れる波の上で
何度も投げ出され
海に飲み込まれる
人は
ほんとうは誰もいない
というかわたしもいない

わたしは小さなばらばらになる
隙間に水 ....
座った席があまりにタバコ臭くて

出てきたばっかりのお冷やに鼻をつっこむ

けどコップ内の空気は次第に減って

隣の母の煙が氷に足をのばそうとしている

あぁ、クラゲみたいね。

 ....
15:00

冷蔵庫が壊れた


ねえ 父さん
母さんが
今 通り過ぎましたよ


(新聞の音)



7:00

僕の洗濯機に
さわらないで


母さん
父 ....
  のぼろなかば
  よる
  よろけ
  ねじれた頭に
  語りなる
  沼がある
  鳥から上げ
  蛙と呼ばれ
  沼はさい
  脳のなかを
  這いまわ 
      る ....
まちをさまよいあるくうち
とてもなつかしいとおりにまよいこんだ
きおくをたよりに
おみせのひとつにはいってみると
なかはきょうれつになつかしくて
そわそわしながら
あいているせきのひと ....
あいにくと
今朝は
雲母の雨

レイゾウコに
証券市場線の傾きで
保存されたキャベツが
笑う

そう
どうでも
いいことだった

遠いNの遠足に
かかる雲のあいま
母さん ....
毎日がある
胸が苦しくなり新幹線高架下

なにも
何もかも早い 青空が 雲をたくさん押した
感じがした

あきは来ないか
季節はこまったものだ あつかいに
いつまでも慣れない

 ....
ちのつながらないおとうとがいた

ちのつながらないおとうとは
赤い軽自動車にのってやってきた

ちのつながらないおとうとぼくは
かなりのなかよしだった

ちのつながらないおとうとは
 ....
みえない身体のなかで
手が縮こまる
青く染まった
泥の歴史を反芻しながら
鳶色に滴る見える手は 
(見えない手は)
(見えない何本もの手は)
みずからを固くだきしめて
ひびわれた胡桃の ....
 遠くで
 閉じられたままの
 あおい
 まぶた
 
 その方角から
 滾滾と
 海はわいている
 波はよせている

 まぶたが僕に見せようとしない
 その向こうの景色は
 ....
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