セックス なんてするもんじゃない
間違えてしまうから
愛すること
わかりあうこと
歯車は逆転フォース
許しあうカタルシス
言葉だけ ナルシス
気持ちいいことは他にもあるのに
あ ....
その刹那
滲んだ夜景の濡れかたが
酷く美しかったので
そのガラス越しに
くちづけてみました
落ちて逝く様を
見られたくなかった
と言うのが事実でありますし
本当はどうでも ....
粘土でできた空飛ぶ天使が
すごいスピードで
逃げていく
青空は遠く
やたらに暑い
ぐらぐら揺れる歩道橋の上で
動けなくなり
足元の床が
抜け落ちるような
そんな気がし ....
今日の空は
雲ひとつない晴天
なのに
世界の人の中には
暗い影を心に持つ人がいて
せっかくの
満開に咲いた桜の木にも
吹きつける春のそよ風にも
目をくれずに佇んでいる
もったいないよ ....
ついに血と樹液をかえて
バラのように笑ってみせても
風が吹けば くずれてしまう
そこは幾層もの雲におおわれ
とても降りて行けない
ぐにゃぐにゃの階梯に すがって泣いても
いつだって ....
押し寄せる津波
好きの次が嫌いならいい
息を止めて波に沈む
やり過ごすために
だけど体は自然に浮いて
嫌いの次に好きが来る
いつまでこれを繰り返す
好きの次にはや ....
「クラシック」
稲穂の先端が
千切れて跳んで
千切れて跳んで
潮騒が跳んで流れる
音符が嵐が金色を色づけていく
鼓動と音階鼓動と音階鼓動
休符が僕を梳ってしまう
その
傷口のしぶ ....
ハルシオンed網膜捉える
緑青訛りの光学現象
労苦しよう、周りに塵が為す
陰戦す-寝逝く迄のTailを
毛布に恐怖を棄ている、豊富なロープ
クラップ!浮浪つく告別前夜
スネークに殉教者 ....
ぼくはうそをついている
たいしたものでもない
だから君はベンチに煙草を
頭突きさせながら
そうやんなあ
とか、言う
蒼くなってゆく背景を
公園のせまさが増幅させる
桜が桜色にみえて ....
ダンゴムシ石の下にて談合す
空が遠のくことを知る
はしった
私ははしった
白いいきがさえずるように
虫の音がのぼりつめるような感覚で
校舎のすみずみを駆け上がってゆく
ふくらは ....
久しぶりに
電車に乗ったら
なんだか気になることが
たくさん
他の人が持っているものが
全然わからなくて
「それは何ですか」
と
聞きたくても
聞けないし
仕方ない ....
花びらは散る
散る花びらは積もる
積もる花びら
だれもせかさない
静かな街から
積もることさえ知らない街
散ったとしても
積もる時さえ降らない街
むすんでひらけば
花びらさえ
ここ ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね
見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
煙草を切らしちまって
コンビニまで歩く
今日の夜空はきれいだった
いつもより
星が良く見えて
きらきら光った
俺に何かを伝えるように
三日月が
尖ってな ....
壊れない
程度に抱くんだ
きつくきつく
その程度で
私?
私は大丈夫
柔らかいのは一つの凶器
どんな形にも
あなたの腕をすり抜ける
自信があるからここにい ....
きゃらめる 8
はな
1
あたたかくなるまで
まちましょう
きっとあいずがあるから
それまで
まちましょう
....
1.
今日から失業者ですわコラ。知能程度の低い友人どもはねちっこく解雇解雇と書き立て
ますが、私が会社を首にしたのですよコノヤロウ。
日本国をアジアにするべく完全失業率のアップに貢献したのだ ....
一.永劫回帰
今日の星空はとってもきれい
おまえのところも晴れていたら見上げてみろよ
カシオペアやプレアデスが頭上でふるふる震えている
白鳥座の十字架は西の空に沈んで行こうとしている
も ....
楽しいな楽しいな 浮かれきって
すっかりアタマいかれて
めちゃめちゃに気分がいいぞ
身にも心にも花が咲き乱れて
へーい 公衆トイレへ私服に着替えに行く少女たち
へーい 車道にウンコすわりして ....
この高さから
とびおりたら うすい
皮膚はやぶれ もろい
肉はとびちるだろう
目をつぶって ほんのにさんぽ
前にすすめば それでおわり
わたしのくるしみは はたから見れば
ささいなことだ ....
遠く続いている空の下で
今まさに起こっている出来事が
メディアから流れてくる
それに耳をかたむけすらするが
心までは かたむけてはいない
と、いったところだろう
おそらく 大多数の人々 ....
かわいらしく盛り付けられた
ハンバーグのお肉の正体を
知らないほど子供ではなかったし
ベイビー
花は美しいから散るんだよ
という漫画の台詞を
くりかえし読んでいた
ヤマト ....
小学生のアルバムから
*
名もなき砂浜
一頭の鯨
打ち上げられている晩春の
村の民
銛を掲げて
合掌
突きはじめる
突かれた鯨の
握りこぶしほどのまなこ
覗き込む
突 ....
遠い空の下で 私とは関係のない場所で
突きつけられている 曇った
誰かのために 無関係に 私は
突きつけられている それを見て無関係に
卑劣な手段には屈しないと あるいは ....
何もない手に
白が降りて
名前を呼んだ
もくれんよ
もくれんよ
微笑む間もなく
雨は来て
空を伝い
午後を撒いた
灰の鱗
一人歩きの傘
午後の陽の行 ....
風船を慎重にふくらませて
口を縛って
ペンで顔を描いてできあがり
棒にしばり付けて
持ち歩く
やあやあこんにちは
出逢った人たちが
ぼくの風船に頭を下げる
ぼくも
彼らが持ってい ....
よいたまご。
わるいたまご。
よくないたまご。
わるくないたまご。
「たまごわれた」【PULL.】
04/08/2004
1分、即興詩。Drip Writing.
0 ....
「ピーマンって美味しいよね」
って
君が笑った
「うん」
僕も笑って
そう答えたけれど
あれは
目標であって
僕は
嘘が嫌い
....
浮気をしてみませんか?
こっちが正解かもしれないですよ
今の恋人は間違いかもしれませんよ
だってこの童顔や
憎めないような甘え方も
あなた好みじゃありませんか
え?
今の恋人と似てる?
....
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