本日の自分の新聞記事が見れます。私は、「ゼガタサーン」をつくってる会社の社長になってました。

日刊あなた
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六月の空を見上げると
白い雲が流れていく
「思ひ煩ふな
空飛ぶ鳥を見よ
播かず刈らず蔵に収めず」

人にあい人とかたることにつかれ
郊外の家にひっそりとこもり
目をとじると
さびしそ ....
   
笑顔は
その下の無数の筋繊維と毛細血管だけじゃなく
いろんなことも隠してくれているようだ

第二製鋼所もとうとう夜間休止だという朝でも
工長のおっちゃんはいつもの調子で
次の夜に ....
そんなとこに隠れていても無駄ですよ。
だって、匂いで分かるんだから。

今日の空はピンク色。
だから、許してあげます。
神様に、感謝してね。

アップルティーを用意したので、
チーズケ ....
濃い緑色の瓶は
ひんやりと冷たい

ラムネっていうのよ
ヒロコちゃんが
わたしの耳元でささやいた
花壇の柵に二人もたれて
瓶を高く掲げると
緑の濃さが変化した
きれいな瓶
 ....
踏んだ


二度、踏んだ




違う


全然、違う


今、キリギリスの話は全然していない
シェリー・シェリー
元気ですか? という意味だと
いうことにして ビール

浮かんで浮かんで押し寄せる
図らずもまわるカラッポの観覧車の午後1時に
昨日電車から眺めた風景の残像でした

 ....
花に触れた虫たちが
ひらきふるえる花になり
花のまわりを
まわりつづける


暗闇のなか
さまざまな数字たちが立ち上がり
わずかに差し込む光の下で
花粉のように踊り ....
学級委員のももちゃんは、
いたずらっ子の男子をこらしめます。
今週は7人の男子が女子に謝罪をしました。

青島君はめげません。
ももちゃんのスカートをめくりました。
はじめて、めくってもら ....
白昼の深い穴を彼等は掘る
彼等のものである棒で
彼等のものでない皿で
大地の中で生き延びるため
横臥して祭祀を待つために
一つの表情を埋葬する穴を彼等は掘る
流星を厭いつつも上官には従い
 ....
飛行機は鳥

くるまは虫

カンガルーはポケット

紫陽花はリトマス紙

彼女は猫背

ぼくは円周率



   詩集「時遊時間」より
〈君がマンホールの小さな穴に吸い込まれる〉
もう何日にもなる。
だから僕は一刻も早く、君を探さなきゃいけなかった。
ずっと寄り添ってきたはずなのに、何も言わずに君は夕焼けと一緒に行ってしまった。 ....
さいきん
じぶんの
はんぶんが
じつはおとこで
ななしの
ははおやであることに
きづいて
とこにふした


いやなこった


せけんのはなしなんかじゃない
にんげんは
に ....
指を指して笑われたイメージがわたしには、ひどく似合っているんじゃないでしょうか。
子供の笑い声にむしゃくしゃして、誰かを罵ったりなんて。
かわいそうです。


ある本を適当に読んでいたら。
 ....
イメージするということ

たとえば

ゴキブリいっぱいのプールに放り投げられるということ

眠っている間に鼻の穴から寄生虫を入れられるということ


イメージするとい ....
白い壁の
薄黄土色のドアの向こうに入る前に
これを持ってて
と渡された
エアキャップ

ぷちぷちと
つぶして待っていればいいんだろうか
それとも
ドアの向こうから戻ってきたら
自分 ....
十九世紀の石造りの建物が
蝟集する街
周囲に広がる田園や川や木々の緑の
歪んだ円形が
豊かにどこまでものびてゆく

牛糞が舞い
排気ガスや人の群れの
めくるめく騒音の海から隔てられて
 ....
マンモスは氷の中にしかいない
過去の或る時
きっと氷河期の氷の上で
跪いたきり
起き上がれなかった

マンモスは
それきり一頭残らず
地上から消え
今はマンモスは氷の中にしかいない
 ....
 秋の連休の最終日に
 剣神社のほうらい祭りがある
 小さな町のことで
 老若男女こぞっての縁日というところだ


 小学校低学年の女の子がボールを投げ 
 オッチャンが外れ ....
夏が行く もう届かない 青春の テッペン目指して キラキラと行く 言葉忘れたカナリヤのニヒリズム

金色の缶ビールお墓は草茫茫

夏痩せしたい狸の太鼓腹

古里なんてあるものかと炎暑

しろい両腕を頭に乗せて突き出す乳房

もう久しく机に向かって ....
少女が外に出てくると
夕焼けが昇りはじめ
朝となる彼女の世界
「いつだって始まりが終わりつづけている」
そう言って
細めた目の中で
全ての映像は押し潰されていった

塵となったものたち ....
見知らぬ都会の夜
人ごみをかき分け
「すみません、手相の勉強をしてる者ですが」
の声を会釈でよけ
{ルビ潜=もぐ}りこんだカフェでコーヒーを1杯

( 日中の{ルビ時間=とき}は遠き夢な ....
祈りをこめてやれば
たどりつくと
おもっていたんだから
赤いくちびる
霧でみえない
やわらかな膜

せなかの音
呼びたいのは何
赤い点々
地図のうえ
おちる
うかぶ

 ....
雪虫という虫を知らないが
今日、雪虫を見たような気がする
すうっと目の前の少し高いところ
お尻にちっぽけな綿のようなものをつけていて
体はなんとなく水色だったと思う

風の中、雪の匂 ....
インド最大の商業都市ボンベイ
高級ホテル 三十五階建てオベロイタワーの窓から見下ろす
女王のネックレス

アラビア海に沿うて
ゆるやかに湾曲してはしるマリンドライヴは
女王のネックレスと呼 ....
生駒さんの餅まきで
みっちゃんは手を伸ばしとったけど
その手に餅は届かず
白い紙切れだけが絡んできた


帰り道

こんなんいやや
とちぎろうとしたころ
竜田川の迅奈良が顔出し ....
幼かった私たちは
この蝶をヨツアシチョッチョと呼んだ。
今はもうそんな幼稚な名では呼ばないが。
私たちは誰も大人びた名称を知らなかったのだ。

でも私たちは知っていた。
昆虫は六本脚という ....
昼休みの中学校の教室に
セセリの群れが舞いこんできたことがある。
女の子たちは気持ち悪がって騒ぎ
男の子たちは争ってつかまえた。

鱗粉は毒だと言われていた。
茶色いし羽根の閉じ方が普通の ....
毎日、あたしは金色の坂道をのぼるの。

街路灯とごみ箱と赤い自転車。

あと、あの小石とダンボール。

と、あたし。

長く長く、伸びた、かげ、たくさん。

小さく伸びた、かげ、ひ ....
たもつさんのおすすめリスト(3908)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゼガタサーン- 山内緋呂 ...おすすめリ ...12*03-11-24
思ひ煩ふな空飛ぶ鳥を- 狸亭自由詩803-11-24
グッド_モーニング- AB(な ...自由詩503-11-24
大きなねずみ- 浅野 す ...自由詩503-11-24
ラムネ- アンテ自由詩603-11-24
キリギリス- Monk自由詩803-11-24
シェリー・シェリー- nm6自由詩1003-11-23
日々の花- 木立 悟自由詩303-11-23
芽生え- 浅野 す ...自由詩503-11-23
掘る/彼等- 大山猫自由詩203-11-23
未題- 石川自由詩2+03-11-23
マンホールの下- 前方後円 ...自由詩403-11-23
とぶ- 石川自由詩703-11-23
笑い声。- 千翔未詩・独白103-11-23
Imagine._And_imagine.- いとう自由詩3203-11-23
預かり物- AB(な ...自由詩303-11-23
カルカッタの動物園にて- 狸亭自由詩303-11-23
マンモス- まんぼう自由詩403-11-22
ヨイヤマ- AB(な ...自由詩403-11-22
青春のテッペン- 春日野佐 ...短歌303-11-22
続続続続斬暑御礼- 狸亭俳句103-11-22
オレンジの朝- 前方後円 ...自由詩403-11-22
しまパンえれじい- 服部 剛自由詩5*03-11-22
りずむ- 石川自由詩703-11-22
雪虫- 小池房枝自由詩3*03-11-22
女王のネックレス- 狸亭自由詩203-11-22
迅奈良と幣_(じんなら_と_ぬさ)- AB(な ...自由詩403-11-22
ジャノメチョウ(百蟲譜11)- 佐々宝砂自由詩603-11-21
イチモンジセセリ(百蟲譜10)- 佐々宝砂自由詩403-11-21
ジョニー- とっこ自由詩103-11-21

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