すき
きらい
すき
きらい
うみ
からい
こーひー
にがい
すみ
ひらい
まち
くろい
ぱすた
からめて
きみ
うまい
にこり
おはぐろ
きみ
こわい
ぼく
 ....
うでをくるくるさせるのも、
あしをくるくるさせるのも、
くびをくるくるさせるのも、
こしをくるくるさせるのも、

ぼくはとくいです。

だからぼくはくるくるぱーぁです。

 ....
朝は静かに浮上してゆくのでした
三葉虫の化石に太陽が反射したとき
そっと手を触れるときは胸が痛くなるのです
痛いところにわたしがいっぱい死んでいる

朝を埋葬していく
繰り返しわたしの中に ....
溶けるまで
眠れそうな遠くの日々が
溶けていくまで
深々と、動かない部屋で
指を折る
指を折る


ありきたりな言葉では
追いつけなくなりそうで
街灯がつくまでの時間を
静かに歩 ....
空の割れた日は
なんでもない午後の水面が
微風にそっとゆらいだくらいの
静かな頃で
お気に入りの帽子を
どこかに置き忘れてしまった
隙間から、パリンと
音を聞いたのは私だけかもしれない
 ....
太鼓橋が渡れない

友達が言うので
回り道を教えてあげたら
来なかった
「だって、WAXをかけた車の雨粒をはじく姿が好きなんだ。」

 ふってくる五月雨は その他 いくつかの言語を残した。
けれど歌いはしなかった。
 夜の映画館、「一つの思い 一つの歴史」と宣伝さ ....
静かでした
そうして音がきこえてくるのでした

夕暮れ 春がやってきて
わたしはひっそりとしていて
透きとおったところに
過ぎたものたちが入ってくるのでした

分かっているというのでし ....
地をふりかえる
もはや人でないものとして
山に分け入るべき時だ
鼻を濡らして
舌を濡らして
人としての重荷を下ろす
頬を赤らめ
森を通って山の頂上にたどりつく
おしり むずむずする
 ....
遠き日の記憶に濡れし花鳥画に
火の粉降り染む花明かり
{ルビ花花=かか}千片の闇の間に
{ルビ花柄=かへい}震わす蝶模様
{ルビ花筵=はなむしろ}挿す{ルビ簪=かんざし}は
唯皓皓と花崗岩
 ....
郵便局へ行く方角から
とても苦しい声がして
(と言ってもそれは自分の感情で)
ハンドル ブレーキ みんな操作効かなくなったりして
と言ってもルールはもうすでに
あそこの雲だって知っているはず ....

夜を強引に押し倒してやった

わっさと積み上げられた宿題を死刑にして
乳を喰う

かゆくなってきた 大人の皮を剥こう
またひとつおれは子供に成長してゆく

おれのぬけがらに月の涎 ....
そこの住人!三人の男達
長いトンネルの横にある窓は
巣箱に似ている すみっこで
愉快に話すクリーム色の猿達!
天井知らずの笑い声(床のような壁へ)
火星人の髪が抜け落ちたらだの
話をしてい ....
おいしい罪を食べなさい

黒い神さまが言ったので
その通りにしたの
おいしくなかったら
食べません
責任なんか
取りません
アイツは昔
とにかく馬鹿だったんだ
バナナが大好きで
いつでもどこでも
バナナを齧ってた
食べた後のバナナの皮は
大事に持って帰るんだ

そうやって集めたバナナの皮を
クロゼットに ....
グリコのおまけのグリセリン
咲いたばかりの美しい
グラジオラスに擦り付け
花咲爺に殴られた
そんな台詞は納屋にしまって
早起き鳥がコケコッコーと
軍人精神が染み込んだ生卵を
青大 ....
 
 
 
 
 
 
高く高く突き抜ける比翼に 
いくつもいくつもの夢を見た 
閉じる前に輻射する粒子の 
ドミノに分離する輪郭の呼応の
劣勢の瞼に諭す残像に相応の祈りを 
そ ....
久々に会って酒飲んで
たくさん笑顔を見たと思ったら
やっぱりあなたは悲しい人でした

悲しい人は
お前にはこれがお似合いだと仕向けられたように
悲しい日々を送っています

なりふり構わ ....
終わりの時には
しっかりと眼を開けていたい
そこに見えるすべてを
記憶に焼き付けて行きたいから

おとといの午後
娘と二人で近所のスーパーに行って
お菓子売り場でかれこれ30分近く
ハ ....
戸外の夜
の射し染む方角
の窓
の四角
の、薄く
薄く
映写された壁



爪が
物欲しげに引っ掻けば
聞こえるのは
爪が引っ掻いたその通りの
かり、 ....
 
 
 

 
チアの髪だった  
耳の 
曲線は 
何百年の病だった 
貝殻をあわせてみると 
二輪車の棲んだ 
浜辺に 
いる
現れては、消える
どこか遠い宇宙で
星がはじけるように、生まれるように
現れては、消える
深い
深いとだけ言える心の水面の縁に腰掛けて
切るようにしてつま先を遠くへと投げ込めば
それは確 ....
アンパンが転がっている
アスファルトに一つ
生きる術が転がっている
下り坂を
そいつは逃げるように加速して
俺も全速力で追っかけて
行く先から車が向かってきて
アンパンはくぐり抜けたが
 ....
きーたんが笑う

きーたんが笑うと
みんなも笑う

笑わないと
だれかに撲たれる

強いきーたんが
楽しそうに笑うから
安心して笑える

きーたんは怒らない
いつも愉快そ ....
コップ一杯の冷たい水
そんなささやかな願いさえ
叶わないまま
死んでいくこどもがいる星
きっと百万年前も今も
あんまり変わってないんだよ
この星は
せめて
冷たい雨が降って
その唇に ....
切り刻んだお新香
にたにたと醤油をかける
薄化粧の私の娘
二十歳が匂う
裸鰯は漁らないが
花柄の帯を締めた
固い絆の海女たちと
今朝も鋭い磯笛を
吹く

ブリキの潜行艇に乗り ....
笑い声が急に遠くなって
気がついたら電車に乗っていました
時計の針から見放され
寂しい呪文を唱えそうでつい笑う
肉体が完全に凍って
走り出す意識はきっとここで
腫れた手首を冷やすように
 ....
夏のとおい空に
誰もいない部屋あって

積乱雲の斜面に
眩しい青春が引っかかっている
ぼくは懐かしく見つめたりしてる

2Hの鉛筆で描いた
チーターが
風の中を奔っていくとき
遡れ ....
まいにちカタログに類似品を追加して
不特定多数のみなさまに送っています
自分の言葉 というのも関連商品です
世界とおなじ大きさのサンプルがあれば
もっと売れるんだけどなあ
ひとが死んだ

そして
その後にひとは
死んだひとをまたころしている
もう血も流れないから
ひとはなみだを流せないのか

そうやって

いちど死んだひとのいのちを
にどもさんども ....
たもつさんのおすすめリスト(3902)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はなうらない- ヤギ自由詩3*05-5-18
「_くるくる。_」- PULL.自由詩3*05-5-18
14行の朝- tonpekep自由詩4*05-5-17
モノクロームの窓辺から- 霜天自由詩805-5-17
空の割れた日- 霜天自由詩1405-5-17
太鼓橋- チアーヌ自由詩805-5-17
W- プテラノ ...自由詩5*05-5-17
早春- tonpekep自由詩5*05-5-16
尾のあるもの- 岡部淳太 ...自由詩11*05-5-15
花告げ人- ヤギ自由詩3*05-5-13
ハッピーバースデイ- tonpekep自由詩6*05-5-13
ガキデカ- tonpekep自由詩2*05-5-13
アパート- プテラノ ...自由詩2*05-5-13
おいしい罪- チアーヌ自由詩405-5-12
キノコ農園物語- 大覚アキ ...自由詩405-5-12
グリコのおまけ- あおば未詩・独白1*05-5-12
ランウェイ04-05- ふう未詩・独白4*05-5-11
お似合いの日々- 守山ダダ ...自由詩405-5-11
ジェイコブス・ラダー- 大覚アキ ...自由詩13*05-5-11
シネマ- A道化自由詩205-5-11
さざ波- ふう未詩・独白2*05-5-10
日々のゆらぎ- 霜天自由詩1105-5-10
アンパンと俺と- 守山ダダ ...自由詩605-5-10
きーたん- あおば未詩・独白3*05-5-9
水の惑星- 大覚アキ ...自由詩405-5-9
沢庵の尻尾- あおば未詩・独白2*05-5-8
ジキルとナンシー- 示唆ウゲ ...自由詩2*05-5-8
夏の部屋- tonpekep自由詩7*05-5-8
そろもん(通信販売の話)- みつべえ自由詩305-5-5
のこされたひとは祈りなさい- 第2の地 ...未詩・独白505-5-5

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