こころがあったかくなるように
がっこうから帰ってもまだあったかいカイロを飲んで
くちびるを ぶるぶぶぶぶ ってして
粉をたくさん吐きだしながら
かみさま、ってよんだ

今日も一日中
足の ....
一回でいいから
ビー玉をとかしてみたい
るりいろの
そらいろの
あのビー玉
やら
このビー玉
なんかを
そしたらきっと
きれいなかたまりができるよ
あのひとの
涙のレプリカにでも ....
あれっ
お客さんも うそ をお探しですか
うちはもともと まごころ屋 なんだけどねえ

ええ いいですよ
お代の方は 必要な時間だけ
お客さんの寿命で払っていただきます


軽い ....
流れる空が歌う
消えて行くのは雲のほうだと
波打つ海が歌う
消えて行くのは魚のほうだと

見えないものすべて
人の思いで出来ている

形成された形に名など付けないでくれ
形の無いモノ ....
ふたりしてはだかになってだきあい
てをからめあしをからめ
さけびながらのなみだあめ
ひごとよごとのむさぼりあい

おとことおんなのむみょうのせかい
えにかいたようながんじがらめ
あれはじ ....
自由になりたい
自由になりたい

っていうのが
口癖だったわけ

そしたら朝起きたら
翼がついてたわけ

そりゃもう嬉しくてね
飛びましたよ

ぐるぐる
ぐーるぐる

で ....
プラズマ放電のなか生まれ落ちた

ハイパーコダマこんじきの馬体



かの女の競馬熱は
とどまるところを
知らない こんやも
カクテルライトに浮き沈み
ターフのへりにぶ ....
それは
ニッケルとコバルトの間に僕達がいる 
ということ 
右手に 
五つ 
つながったティッシュの箱が
ゆらゆらと揺れていて 
差し伸べられた踏切に
笑 ....
きょうは朝から春の雨

森の仕事もできないし
畑の仕事もできないし
海草拾いもできないから
カイとふたりで赤いカサさして
てくてく出かける
ききみみ図書館

司書のおじいさんは
て ....
海はすっかり赤ワインで
空はすっかり酔っているのに
うみろばはまだやってこない

ところで
したり顔でカイが言うには
うみろばの役目は
海馬のはんたいなんだって
海馬ってなんだか知らな ....
こんな夢を見た。

月が嘘であることがばれる。
NASAあたりが作ったもので、実在しないのだ。月は。
投影装置か何かが故障して、全世界にばれてしまう。
月のあたりにいろんな機械が ....
秋霖 というのでしょうか 長い雨でした
三年 という歳月は 忍耐の最小単位
きみが家を出て一年ほどは手紙のやりとりが盛んでした
やっと抜けるような青空がひろがり快い
晴天がつづいているのだけれ ....
髪を結い

自分ではなく
     君を
縛っていたのだと
     気づく
思いきって体を展開
次のうち正しく人体となる展開図はどれか選べ




の中に答えはあるのか
さらに思いきって
らせんを分解
写真1のヒトを示す遺伝子の正確な塩基配列はどれか ....
肌を刺す自転車の風アマルコルドままよ抜け切る踏切の溝

満月と見紛うばかりに丸時計ゆくりゆくりと短針の夜

クラクションパパラパパラに道路際過ぎ去る豚の色彩の妙

暗闇に減速する性からから ....
笑っている彼女がいればそれだけでいいと感じたあの寒空に 夏の空には白い雲がながれ
暗い緑色の湖にうつる木々
幼い想いを秘めた草いきれ
揺れて動く昆虫の青い狂気

母と若い二人の姉とぼくを
残して夏の日父親は死んだ
集まった縁者は皆知らん顔
 ....
 この頃 冬といっても
 僕の国や
 何も知らない人達の国では
 ギリシャ世界のアネクメーネのように
 どんなに寒くても
 明日への蓄えがなくても
 火の点し方さえ知らなくても
 飢 ....
ひとりひとりの背に棲むものが
夜更けに互いを呼びあっている
見えないものの通り道に立ち
腕をひろげ 聴いている
夜の光の下 揺るぎないもの
幾つもの影のなか 
ひとりきりのもの

 ....
[さ]


さあ差し向かいで
鯖煮
里芋
さよりの刺身
薩摩焼酎
差しつ差されつ

さわさわさざめき
早苗さみどり


さかなではさかしら
さかねじはさかうらみ
さしず ....
雨 止めば 頬の雫 も 消えるのか
    拭えば広がる 悲しみ は 要らぬ

振り向かぬ背中に 言葉は何も出ず
    冷えたくちびる 押しあててみた

うつむいて 茜にふやけた頬 閉ま ....
  感じない掌の上に
  鳴かない鳥が
  人のように瞼を閉じる

  冷たい雨の降る
  コンクリートの上で
  静かに眠りにつく
  戯れるように
  温度を残して  ....
小さいうさぎ小屋には
にんじんのはし 

きゃべつのしん

まるごとのりんごが
あったよ
まるごとのりんごはよくうれて
とてもおいしそうだったよ
まるごとのりんごには
つめたい ....
秋の{ルビ陽=ひ}を そっくりそのまま はね返す オレンジ色の 宝石ひとつ Aliceと書いてアリサと読むの、
と女は言った。
黒の手袋をベッドサイドに垂らし人工の月明りの中で背中を見せる
のは初めて、
と女は薄く笑う
きしむ音はチークの椅子かチープなベッドかそれと ....
自動販売機に 百円いれて
みんなで同時にボタンを押そうと
あの娘が言った

あの娘はオレンジジュースの前
僕ら8人の小学生は
それぞれ適当なところに立って
いっせいのーで

ミルクセ ....
ボートから転げ落ちて溺れた
一人目の男は
すぐに飛び込みすくい上げてくれた

ボートから転げ落ちて溺れた
二人目の男は
携帯電話で助けを呼んでくれた

ボートから転げ落ちて溺れた
三 ....
雨が降ってばかりの午後の終わりになって
雨が止んでばかりであること、感づいた
数億粒の喪失、愕然として足を止めた
ずぶ濡れのアスファルト踏みしめるゴムタイヤ
が群れ行き
音 ....
ホームワークは日曜日に座ります。
月曜日、ホームワークはまさに脂肪の匂いを持っています。
それって紙の重い本および痔疾、実質、私が知らない答え。
日曜の夜の、ほとんど今終了されたのかも、そうじゃ ....
今まで使ってきた名前と詳細

小坂あや…初めて売春したとき。クラスで一番かわいい女の子の名前を借りた
川崎えみ…二回目以降の売春。なんとなく、かわいいから、3年くらい使う
川崎彩子…悪いことを ....
たもつさんのおすすめリスト(3908)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしは、- みい未詩・独白5*03-12-11
ビー玉- かなりや自由詩603-12-11
まごころ屋- AB(な ...自由詩5*03-12-11
名も無い空と海の真中で- りぃ自由詩203-12-11
はるのうた- 狸亭自由詩203-12-11
煙草- ミサイル ...自由詩2403-12-11
オシラ- 田代深子自由詩703-12-10
ドップラー現象- ふう自由詩703-12-10
ききみみ図書館- 佐々宝砂自由詩403-12-10
うみろば風信- 佐々宝砂自由詩5*03-12-10
ゆめ。くろさわぱくり- いとう未詩・独白5*03-12-9
手紙- 狸亭自由詩303-12-9
- 山内緋呂 ...川柳803-12-9
人が人であることの同一性への試み・思いきって- 岡村明子自由詩603-12-9
午前1時のさざんか泥棒- nm6短歌303-12-9
うぬぼれ。- 千翔短歌203-12-8
五十三回目の夏に- 狸亭自由詩503-12-8
冬越し- AB(な ...自由詩1003-12-8
夜のけだもの- 木立 悟自由詩503-12-7
五十音頭韻ポエムさ〜そ- 佐々宝砂自由詩6*03-12-7
ひねもす- 短歌303-12-7
優しい鳥- つきのい ...自由詩2903-12-7
りんごとうさぎ小屋と- かなりや自由詩203-12-6
- 春日野佐 ...短歌5*03-12-6
『Alice』- 川村 透自由詩6*03-12-6
思い出セーキ- 小太郎自由詩403-12-6
溺れる- 岡村明子自由詩1103-12-6
黄土色- A道化自由詩303-12-6
宿題しようよ- 示唆ウゲ ...自由詩203-12-6
名前- dendrocacali ...未詩・独白203-12-6

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