自転車置き場で
空を見上げるのがいい
そこに風でも吹いてくれれば
なおいい
そんなとき
携帯電話の電池でも切れていて
何か大事なことや
大した事じゃないことや
君にとっては ....
お互いに歳をとったら
春の日の縁側で
あなたの膝枕で
眠るように死にたい
と言ったら
あなたは泣いた

六畳間の安いパイプベッドの上で
まだ社会にでることすら想像できなかった
若かっ ....
男:ねえ、

女:月?
五反田へは
品川まわりの方が早いけど
君を思いだすために
久しぶりの家並みを見ながら
今の僕には池上線が
ちょうどいい速度で
君と出かけた日
洗足池で降りだした雨は
五反田で本降りにな ....
初めて聞いた詩は
多分
私を小脇に抱えた母の
「ほんとに愛してるんだけどねぇ」


そんときの
片手に持っています
足を食べました
明日から,歩いて何処へも行かなくていいように
やっぱり,軟骨が一番美味しかったです

これで,一日,寝ていられると思いました

が,手があるだろうと言われました
手でやれ ....
積み重ねられるものなんだよ
我々は
と,
棚に置かれた網籠の呟きが
聞こえる

そのことに
何かを見出すつもりは
無いと,

店先にあって,
彼らは
無駄ではないが,
添え物 ....
とどまらせようとするかぎり
けしてそこにはとどまらない
手をとり 馳せる
見えない姿
見える意思
ほぐしても ほぐしても
つむぎあうもの


暗い光の
いち ....
ライオンは
その牙とたてがみで
王者の風格と讃えられ

カモシカを食べた後に
カモシカに憧れて涙した
おいしいコーヒーをお家で飲みたかった
だから
豆と、ドリッパーを買った
ミルクスチーマーも欲しかったけど高すぎた
だから
仕方なく手動のを買った

あなたを愛し続ける自信がなくなった
 ....
ラジオから天気予報

東京地方は
雨のち曇り
所によりキャッチャーミット


所によりボールならば
キャッチャーミットでも持って出かけるが

キャッチャーミットの場合は
何をもっ ....
それははちみつのいろ
きんいろにかがやくアスファルト

カーブの手前
かげのように
染みがきえない

きえないでいる

からすの世界はあかむらさきで
いいものだけ光ってる
たとえ ....
アンモナイトを食べたら
夜目が利くものだと思っていた
嵐が近くなればなるほど
私は理科室が怖くなって
階段をスロープした
スロープした

スロープした



手順を間違えて私は嵐 ....
 猫、
 も、
 またいで行く吐瀉物にアーメン。
 ティッシュ配りの余りでデスマスクする
 僕は敬虔にひざまづく、足音。
 渋谷Chikaに嘔吐で乾杯。
 Chika、君の瞳に乾杯するカク ....
暖炉の前で
オレンジの皮を 囓るのはやめてください
指でむけない皮だ と私は言いましたが。

赤いスカートに コーヒーのしみ
娘の頭にオレンジの汁
編み物をしてもあたたかくはならないし
 ....
一本のラインが羊を造形する、その工程は普遍化の道程を離れ手工
業の未分化へと進んでいる。進むことは進歩ではない。進むことは
退化ではない。多様化と呼ばれる分岐信仰がラインを圧迫するポイ
ント ....
子供が突然
図鑑に頬を押しつけて


「宇宙遊園地!」


と しゃべりだした

「電車」の次に
覚えた言葉だった

そうしてみると
確かに 遊園地だった

台所の妻も
 ....
男の料理は色々うるさい
彼の作るカレーは実に凝っているらしく
野菜だの果物だのがどっさりと入っていて
長時間煮込むのだそうだ
それはさぞかし美味いだろう
しかしうるさい

特にすりおろし ....
少し煩かったので首に巻いた鎖を強めに引っ張るとあっけなく死んでしまい仕方なくオブジェにでもと思い立ち鎖を梁に掛けてそのままテコの原理でククッといや本当はズズっという音がして小便やら大便やら .... 涙をぬぐって
窓と枠のわずかなすき間を
テープで何重にもふさぐ
危なかった
もう少しで食い破られるところだった
鳥はどんな小さなすき間も見つけだして
部屋のなかに入ってくるから
声を ....
うねび/くちかげ




うねび
くちかげにささやぐ め(う)み の
床下に落ちた砂浜、
まうむ、あうむ、みむ、
扉で裏側の思惟が
深くふかくきしっている
傾いた百合……
うつ ....
「石になる」
とは 聞いていたけれど今
あなたを探すと
胸が 林檎になります
友よ
ここを埋めるものは,
不確かな確実だ

どれだけ風が吹いたって,
何度,理想が破裂したって,
真実などは見えてこない

毎時,毎分,
何本もの列車が到着し,出発し,
大量の幽 ....
有名かもしれませんが

http://www.bananawani.org/guzen/
なんの特徴もない女が
シャンプーのつめ合わせ持ってやってきて
さっきからうちの風呂場で
シャンプーの中身をつめ替えていて
僕は黙って後ろから性交し
女の中に白い精液をつめ込んだ

 ....
筆を取れば
紙は消え
紙を取れば
筆は消える


身体にあいた小さな穴を
言葉は通りすぎてゆく


灯りの消えた店のガラスに
明るい傘がひしめきあい
水た ....
果実のように眠る蛇が
枯れ木の枝に揺れながら
見知らぬ少女に呑まれる夢を見ている


少女は蛇を知っている
眠ったままの蛇の頭を
深く口に含んだとき
無味の毒が舌を ....
ひょいと持ち上げれば石の下にも
木々の葉の裏にも
川にも、山にも、雲や風の中にも
ニコニコ笑って神々は居る

チョット助けてよ
ほら手伝って
と声をかけても
にっこりわらって
ないな ....
誰だ、窓を塗ったのは!


すりガラスが震えて
ブラインドが
閉まる気配


縁石に腰掛けた老人が
日焼けした手で
顎をなでた
何かつぶやいて


しゃがれ ....


引っ張られたから
振り返ってみたけど誰もいない
左手は引っ張られたまま
そこから伸びる

からんでいる指の先
坂道

たぐってみた
釣り糸みたいだけど
おかしな色してて ....
たもつさんのおすすめリスト(3908)
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