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あなたは、君臨する。おとこの、欲望の筋肉に。旅人の、ではなく。農夫の土地に、金星の種を蒔く。収穫し、貯蔵して。子々孫々まで、支配する。



わたしの偶像、わたしの。ふくよかな、母体よ。あな ....
難破船が、出港する。船であるからには。海が。あるからには。心優しい、友人たちよ。惜しまないでくれ。わたしは。幸福とひきかえに、世界を。手にするのだから。



棒のようなものを、ふりまわす。 ....
あなたは拾う。石を。躓いて、はじめて出血した記念に。いつか青い星の降る夜。額にのせて眠ると、夢のなかで恋が成就する。



空が割れて、水が落ちてくる。あなたはいつも、とつぜん訪れる。ウィザ ....
噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい


 2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
裸の男たちが 松明をかかげ
夜を徹して 雪の上をはしる
燃えさかるのは 暗幕に
連綿とつづく ひとすじの夢  
曙とともに 冬がおわる
ほとぼりがさめるころ 妻子の留守を
みはからって 鬼がかえってくる
おまえもおれの だいじな友だち
からだにめりこんだ 豆をほじくりだし
つまみにして 酒をのみかわす
きよらかな ふゆの
卵を ひとつだけ 
孵らせる ために
些細な じぶんを
しきりに ふりおとす 
癒えるにつれて ひどく
かゆくなる 若いころの
途方もない ゆめをみて
あけがた 目をさますと
指先が 血まみれだった  
金風が ふいている
豪奢な さびしさが
きみの横顔に かげをつくるのを
歌おうとして 韻律の
罠にはまっても 悔やまない 
かぞえられないものばかり
あいした罰に つけられた
おもい影を ひるま
ひきずっていた魂が
夜のベンチに 碇泊している
だれのためでもなく
言葉は うまれ
王国となった あ
きみの ためだけに
歌いたかったのに
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
灰いろの街の つましい
空をめくり やせた銀の鳥を
調達する 雨の歌の
粉をまぶし 油であげて
こりこり 食べる
いきなり
砂から 立ち上がって
わたしの目の前で
復元する ひと
ああ! 
ひたいに 金的を
はりつけた 少年のぼくが
夜明けの 狙撃手みたいな
女の帰りを いまでも
じっと待っている 街角
めざめるには あまりにながく
ねむっている おとこの
みみもとで しんみりと
おんなが うたっている
うしなわれた ことばで
せかいの おわりに
きみとだけは いっしょに
いたくないと いわれたら
がんばって
せかいを すくう
毎年、盆と正月の休みに、妻は子どもたちを連れて新潟の実家へ遊びに行く。その日から私は自炊をはじ
める。結婚以来の習慣である。それにはいくつかの理由があるが、もっとも大きな要因は私の特性を、妻
がよ ....
詩の女神ちゃんに 大晦日と元旦くらい
あなたの くだらない詩は
お休みにしましょうと 言われたので
両日 朝から酒をあびるようにのみ
さっきまで 酔いつぶれていました
ガキの たまり場で
酒をのんではいかん 煙草はやらん
けれども 未熟なものは魅力的だ
とくに夢が好きだ 全力をつくして
やぶれさる きみが好きだ
えっ そんなことで
死んだって なにも
はじまらねえぞ
って かみさまが
のたまってました


関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=83 ....
わたしのなかの 慣用句を
洗いだして おりますが
千手千眼な かみさまに
新しい角度からみる などと
豪語したのは まちがいでした
七人の敵と戦って 今日も無事に
帰ってこられた おかげさまでと
熱燗をつげば ウチのかみさま
ぐいっと飲みほし こてんと倒れ
そのまま 眠ってしまうのである
ながく いきて
みなければ
わからない こともあるさ
かみさま おれに
ほほえみは まぶしいぜ
ほし が でている
こんや は ここで
たおれよう なんの
みかえり も なく
ゆめだけ を みて  
ほしいものは やおら
灰のように くずれる
ためらうな
どうせ後悔するのなら
手をのばせ


BGM→http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/tan ....
きれいごとを
洗いおとして ものすごく
過剰な 現実を
お見せすることが
できるかも です
よっぱらって 詩を
かけなかった
まっさおな いいわけ
色彩論では
まっかな 嘘である
ところで きみたちは
母国語を 愛しているだろうか
もちろん わたしは
愛されているのだが
なんのお返しも できない
あら どなた だったかしら
ずっと まっていたのに
ばか
いますぐ とんでいって
ひっぱたいて やるから
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poetarot(女帝のカード)保存版- みつべえ自由詩511-1-24
poetarot(魔術師のカード)保存版- みつべえ自由詩1410-5-23
poetarot(愚者のカード)保存版- みつべえ自由詩810-4-20
●そろもん(あとがき)- みつべえ散文(批評 ...4608-2-17
そろもん(炎の歌)- みつべえ自由詩208-2-14
そろもん(旬の歌)- みつべえ自由詩608-2-11
そろもん(木の歌)- みつべえ自由詩507-12-13
そろもん(傷の歌)- みつべえ自由詩707-12-11
そろもん(佳人の話)- みつべえ自由詩307-9-2
そろもん(月下の話)- みつべえ自由詩507-6-3
そろもん(焦燥の話)- みつべえ自由詩607-4-17
そろもん(公園のベンチの話)- みつべえ自由詩1007-4-6
そろもん(ワンダーシェフの話)- みつべえ自由詩407-4-2
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