ここが ここだ

はるかな天上は無く 奈落の底もない

ここで 生きているのだ

ここで 死んで

ここで 他の何かの 一部になるのだ

身体も 心も

ここで くる ....
君とはケンカしたね
お互いソッポ向いて怒って…
「もう知らん!」
「ウ〜!」

すると君が唸りながらゲップした
「グボォ」
「変な声〜!」

私、いつのまにか大笑い
君、いつのまにかしっぽユサ ....
ぼくの肩に寄り掛かる君のrealityは電車の揺れにただただ脆い

「マシュマロのお化けを見たの」「恐かった?」「ううん、とっても気持ちよかった」

ぼく以上に何も持たない君はもう溶けてしまっ ....
   なんとなく
   うつむいてしまったのだが
   黒い列
   振りだした右足の
   小暗い瞬きへすべりゆくのを
   間のびしたストライド
   生垣をゆらした
   モンシロ ....
こだま呼び込む窓辺
群れる空の白魚たち

過去と迷走の影なら
銀のクリップで重ねて

浮かれるまま
浮かべばいい


望み通りの風
手のひらで創ったなら

さあ ....
   ある日友人が呟いた

  「鷺て、ポキておれそうね」

   白く細かった鷺が水しぶきの中
   静かに足を上げていた

   自転車で走っていると、いつも
   ポケットに ....
食欲と性欲はよく似てる
お腹いっぱい食べても
違うタイプは別腹
だったりする

美形もいいが
知性も捨てがたい
体がいいのも魅力ですね
たまには若くてかわいいのもいいし
もちろんオヤ ....
 河川をまたぎ、田んぼを抜くように鉄塔の並ぶ、その先には落陽。送電線に断ち切られた風、その名残がマリンスノーのように降り積もる。
 十五で姉やは嫁に行き。橋げたに腰かけ、口ずさむ童謡の一節の続く歌詞 ....
あまりの暑さとくちなしが溶けて。

胃の中の空気を誘い出そうとする。

あまりの暑さがくちなしに溶けて。

色はいつのまにか番茶になっていた。

あまりの暑さにくちなしが溶けて。

 ....
おまえ

いっつも

かみのけいっぽん

にえきらないんだよ
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
のーずそーすのナムはスカートを知らない
わーずぐーすの到来にアラートの鳴り響き

さいろ さいろ 
るっく らっく

うーかむーたの時 手を休め ひらひら
さーくみーとの夢 ナム ....
無邪気にテストする
くちびるのように
やわらかく指をあてがわれ

そのアンプルは甘いですか?
呼吸困難になりませんか?

シーツの色は
私が決めてもいいですか?
葉の雨 音の雨 風の雨
低く蒼い夜の連なり
月にいちばん近い星
吸い込まれるようにかがやいている



ついさっきまではっきりしていた
よろこびをふちどる線たちが
おぼろ ....
飛行機の描く曲線が世界で
僕等はそれをなぞるように

思い出したようにつぶやく言葉と
ため息とを
窓から投げ捨てるようにしながら
空の曲線を
眺める
晴天

歓声の子供達
夏の日 ....
--僕の、美しい人の話をしよう。

さっきまで、おしっこみたいな雨が降っていたのに
太陽の奴ったら
まるで君の妹のように、甘酸っぱい笑みをうかべて
うそみたいにけろっと晴れちまう、
なんて ....
ストーン・サークルで君が
ウチューと繋がった夢を見る時
僕は君のために
何が出来るか考えた。
煌めく星座の下で
丘に萌える草の息吹と
立ち並ぶ石の冷たさを感じながら
僕は君のために
何 ....
世界は細さだった
世界は火の粉だった
隙間から見える声にあふれる
限りなく「はず」の少ない湖だった


飛び交う光の波の下に荒地があり
ぶつかりあう音のむこうに矢があった
世 ....
逮捕される前に
一緒に暮らして
外で
立っても歩いても


電車を降りると
豊島園駅は広い
花りが走りまわる
「くるくるまわるー」って
急行所沢特急所沢普通西所沢
改札を出ると
 ....
七日目を待たずに
未完成の球体をもてあそぶ少女が
白の断片を拾い
主体を隠す
まもなく
発火するだろうパンドラの箱
遂に
僕らの目醒めを待たぬまま
黒板の歴史について
君と議論する放課後
誰もいない教室の花瓶から花びらが落ちるしづかに
いつの間にか
窓から忍び寄る夜の気配
僕と君だらけの教室に
天使たちの無音のやりとり
聞きながら
 ....
・・・目がさめた。深夜らしい。壁の向こうに冷たい空気の対流。カーテンのない窓に星屑をちりばめ、足早に立ち去っていった者の気配がまだ感じられる。耳鳴り? ちがう。これは地球が自転する音だ。わたしの感覚の .... おにぎりのかどが

とがった。



ごぜん2じ
空や海の碧に染まず
ただよう白鳥のように
かっこよくもなく
蝶々のように
ダッタン海峡もとべず
かといって
酔いどれ船に乗る勇気もなく
まして
悪魔の風船をとばしたり
大地の商人にな ....
「ほんとはね」
爆弾を仕掛けてるの

あなたの急所を
探り当てたよ

遠まわしに少しずつ
見えないように
わからないように
気づかれないように

ねえあなた燃えちゃうよ
燃えち ....
みんな石になる
みんなみんな石になる
おやきょうだいしんせき
ともだちだんなおくさんこども
ただのしりあいそしてしらないひとたち
いつかいつかみんな石になる

何色のお墓にしようか
変 ....
格子の影が降りてきて
まわりつづけるものたちは
みな止まっているかのように見える



ひたひたと
姿のないものの足音が
午後の後を尾けている



空と地の端
 ....
せんせい、あのね。
せんせいのすたんぷかわいいね。

あのね。
ぴかちゅうのえがついてるの。

「がんばりましょう」

って、
ままよんでくれたよ。

すごいって、「しょう」って ....
木々から 溶けていく
生命線 の から傘

涼しげ な 場所で
やけている 氷は

春 のすべてを 呪い
遙 だけに 往きたくて

のばされた風に 溶けて
みつめる ....
さかさまに立って泳げば
ほら
世の中も見えてくるだろう
金魚よ
大食漢のろくでなしよ
のうのうと管理された水槽でしか
生きる術を知らぬ阿呆よ

ぼろぼろになりながら
風をさがしている
たもつさんのおすすめリスト(3890)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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