脛に向かって
鮮血はほとばしる
痛みについて
想い始めていた
小学2年生のころ
遠足のお弁当は置かれていた
蒸気したアイロンのかたわらに
星型のニンジンに見とれてしまって
二の腕に三角 ....
うちには
おとなと
こどもと
インドホシガメと
魚がたくさんと
植物が
住んでる

あと、死んだものが
たくさん

死んだものはわたしが
清潔で明るいキッチンで
ばしばし料理 ....
ずいぶんとひどい事になったね

ウロコも剥れて綺麗だった姿が

まったく分からなくなる程

それほど必死で泳いだこの鯉に

私は目からウロコが出て仕方が無いのに

このウロコはどう ....
気が遠くなるほど
恋をしてしまったとき
いや
言い換えよう
特定の
誰かに
欲情してしまったとき

わざと
自分を
隠す
何処にも
いないかのように

いないところから
 ....
どうしても
寂しい夜

浴びるように
飲む
打つ
買う

内容は


キー
ネットショッピング

だったりする

それも買うのは

子供のおむつだったりする
何年ぶりかに訪れた町は
道路が広げられ
いくつもの大きな店が並び
駅ビルもすっかりきれいなホテルになって
僕の中の地図はすっかり
すっかり塗りつぶさなきゃ
いけないのだろうか
塗りつぶし ....
良いものは
良いものだろう
良いからな

ズッタずたダズン

コーヒーの夜

カモン

ぺけぺけは
ぺけまる
ぺけ印

ズッタずたダズン

それが無料なら
どうなって ....
ひとり、空を仰いで佇んでいると
菜の花畑が、ざわざわと這いずるように分かれて
モンシロチョウを追い散らしながら、跳び込んで来る
これでもか、っていうくらいの
満面の笑みを担いで
息を切ら ....
使っていない電話器が時々鳴る
コードは何処にも差してない
その受話器が持っていた番号は
もう何処にもないんだよ
遠い昔つながっていた
あなたの電話番号も
もう何処にもないんだよ

あな ....
死んだ。


言葉は死んだ。


今、私が射精した言葉は死んだ。
これは言葉の死骸の羅列である。

作家は言語 ....
遠い国で鳥があの娘を
拾って育てる
鳥はあの娘に名前をつける
あの娘は鳥に名前をつけることを考えている

鳥はあの娘に
おいしいお粥を作らせる
あの娘は庭のいちじくを
鳥にもいで来させ ....
またやってしまった
ガチャガチャするチャンネルを
音のないようこっそりひねる

母の目を盗むということ
初めての
番組で

時折なまめかしく
じゅうたんに目配せしながら
やっぱり見 ....
「結婚しないの?山内さん」
とは セクハラなんやけども
小さい都市なのでまあ
お茶菓子とともに 語り合い
娘がおりますけど あんたら 話したらひきますやんかあ
アチラが立っても こちらは立た ....
つむじがふたつある頭を
持ち運びながらぼくは午後を生きはじめる
彼女が泣いていたよ
きみの顔がおもいだせないぼく

きみが縄に手をかけたとき
世界は曇りすぎていたかい
ねえ彼女も彼女とき ....
TVを付ければ、
新聞をめくれば、
今日も、また幼児虐待事件。

この種の事件が起こると、
いつも僕は不思議な・・
簡単な言葉では表現のしようがない「感覚」に取り憑かれる。

それ ....
今日、引越し前の最後の学校訪問をしてきました。
朝の10時に学校について、後輩とおしゃべりをして、そのまま川西へ。
後輩とほんの少しの間お茶をして、彼女は塾へ、ボクはまた学校へと戻った。
友達と ....
俺があなたに惹かれたのに

訳なんて無いさ

あなたは

そっと

俺の背中を押してくれた

その時

俺が羽ばたくことが出来れば

こんなに辛くなかった

あなたも俺 ....
カラフルメリーは自分の名前が大嫌い
カラフルメリーを本当の名前と信じたがってる
唐辛子よりブラックペパー
胡麻油よりオリーブオイル
テーブルの上の醤油が死ぬほど恥ずかしい
天国のパ ....
きみはきまぐれ
洗顔料をはぶらしに塗りつけて
靴を磨いている
それはちがうと虫はささやき
猫はその虫をくわえて去った
葉の落ちた柿の木がゆれる
ほりかえされた桑が叫ぶ

ハンドクリーム ....
風の強い夜だ
下弦の月のまわりに
虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる
窓辺に焼きついた油色の日々が
ガラス板から流れ落ちる

星々がさわさわ震えている

明滅する交通誘導棒を持ち ....
母さん、明後日のゆうはんはなんにしようか
夕べはほうれん草のおひたしだったし、
今朝はやわらかなチョコレートパンだった
昼もやわらかなチョコレートパンで
夜はまだなんにしようかきまっていない
 ....
わたしが歌っていても
お魚に私の歌は聞こえない

お魚は水の中で泳ぐだけ
ただひたすら泳ぐだけ
止まらずに

わたしは歌い続けることはできない
踊り続けることも
楽しいことは
長く ....
異なる季節の雪に埋もれて
じっと静かに咲いている花


かたちは声を待っている
すがたは声を知っている
知りもせず、癒すと云うな、バカタレが。 眠っている
こいびとの背中に
字を書く
油性マジックで
大きく書く

わたしの名前を書く
そっと書く

忘れられてもいい
あした
もう
ここへ
帰ってこなくても

背中に ....
    今日はとてもひどく雨が降っているので
    透明人間について考えることにした

    つまり
    自分の器官を透明にすることは
    どうやっても不可能なのだけれど
   ....
リバーサイドは
駆け抜ける5歳児の髪にからまる花吹雪です


遠くを
視線が地平に出し抜けてカーブする先を
指折り数えている ものおもいする午後は
集合が いつか知ったことのように繰り返 ....
不意に降り出した雨の、流れていく先が
足の裏に
張り付いて
ぐしゃぐしゃいいながら
それでも、ついてきた靴でした
枝ばかりの桜の枝が、葉をつけることを忘れながら
どこか、遠くを見ていました ....
視界にて
生成される
着色料と甘味料


そこから逃れるようにして
ぽとり、と、うつ伏せるしかない
あなたとわたし
春に間に合わない体



ああ
お砂糖の誇 ....
ノート2002.7.29

工事車両の下によもぎ色の猫が一匹入りこんだ
知っているかい?
猫はエンジンオイルのこげた匂いなんかが好きなんだ
ときどき思うんだ
トラックの下にもぐりこんだまま ....
たもつさんのおすすめリスト(3908)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
痛み- バンブー ...自由詩404-4-8
清潔で明るいところ- チアーヌ未詩・独白804-4-8
- 長谷伸太自由詩304-4-8
透明人間- チアーヌ自由詩24*04-4-8
寂しい夜- チアーヌ未詩・独白504-4-8
夕焼けのコロットさん- AB(な ...自由詩404-4-8
ロールロールロール- たけ い ...自由詩804-4-8
寺嶋さん- 自由詩304-4-7
風が唄っていた- ダーザイ ...自由詩33*04-4-7
「言葉の死。_-_Making_Words_-_」- PULL.自由詩5*04-4-7
メルヒェン- 鏡文字自由詩23*04-4-7
春だから全員集合- バンブー ...自由詩7*04-4-6
OL- 山内緋呂 ...自由詩37*04-4-6
ぼくはきみをしらなかった- 船田 仰自由詩504-4-6
「きょうも、また・・・」- PULL.散文(批評 ...8*04-4-6
最初で最後の握手。。。(改訂版)- Lily of the ...散文(批評 ...3*04-4-6
☆102_ハバタク- 貴水 水 ...自由詩7*04-4-6
カラフルメリーダイヤモンド- いとう自由詩1704-4-6
きまぐれ- 竹節一二 ...自由詩404-4-5
夜警- ダーザイ ...自由詩24*04-4-5
ゆうはんのしたく- 竹節一二 ...自由詩404-4-5
泳ぐ魚- チアーヌ未詩・独白304-4-5
ノート(白息)- 木立 悟未詩・独白304-4-5
「癒すな!」- PULL.俳句8*04-4-4
油性マジックで- チアーヌ未詩・独白8*04-4-4
羽化- umineko自由詩2*04-4-4
リバーサイド- nm6自由詩804-4-3
私に名前を授けてください- クローバ ...未詩・独白3*04-4-3
間に合わない体- A道化自由詩904-4-3
七月のノート- ダーザイ ...自由詩1704-4-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131