ねぇスニーカー
 ぼくはどこにいけばいいんだろう?
 
 運動不足という言葉に現実味はない
 なにかが足りないんじゃなくて
 消費されずにあまりまくっていることが
 耐えられないんじ ....
ぱちん

がまぐちをひらくと
ごえんだまが三つと
ごじゅうえんだまが二つ
それから ひゃくえんだまがひとつ
奨学金のはいるまえは
それでいっしゅうかんを過ごす

こむぎこと
おこめ ....
  

  つめたいもの
  扉からながれた
  こめかみのしずくはながれる
  行き先はおぼえているのに
  切符はしらないところへ
  白線をまたぐ
  パンダグラフたたまれてゆく ....
空が紫色になった
雲がきらきら光っている
そうしてようやく僕だが
ポートレイトを撮りたい
あなたのポートレイトを
撮りたいのである

そうでなかったら

平凡なルックスのサックスには ....
ながめるほど
とおくもなく

ふれるほど
ちかくもなく

るるりりらと
ボクのいしきが

きゅうじつを
あるいている
ほんのちいさな
おもいがけないよいことがあったときの
きみのひょうじょうがすきで
そんなふうにかんじるきもちがたいせつで
きがつくと
きみがよろこびそうなことを
せっせとひろいあつめては
 ....
風景の古時計
明日は蓮を
刺す貴様を斜交いに
時雨足す慕情が
グラスに増すと
船が一艘耳鳴りを消す
ケースの中で
キャンディが笑う
溺れたら藁を
乾いたらネス湖の草を
錠剤がレス
 ....
鳴り止まない犬吠埼
海の声を聞いているのは少女、麦藁帽子
岩に砕ける波の飛沫を数えながら
降りていくのは
坂道

道はいつまでも道で
道は今までも道だった
通り過ぎる国道409号線
 ....
となりのとなりのとなりのへやの
めざましどけいがなりやまないので
ゆうがた六時半にそとにでた
まだ日はしずまず
ふだんよりずっと赤いかおで
西のやまの端にキスするようだった

あんがいあ ....
地に埋まった男は
逆さの姿勢で固まっている


そのまま足を伸ばし続けて

彼は、いつしか
木、と呼ばれるようになった。
女と出会ったことがない
こんなに生きているのに
私まだ女に出会ったことがない
履歴は白紙のままで
底知れぬ充足を感じるように
女だぁと我が身を抱きしめたこともない
子の母であり
妻で ....
知りもしないのにトレイン
束縛がなんだってゆーの走るなら思うままに
顔崩さない技ばっか身に付けてんね
そりゃクールだけど、だから?
ルート決めてたワケじゃないの思い出してよ
今なら間にあうし ....
 
 
 
 
喉の奥の、肺の先の、それでも呼吸器とは歴然と違う部分です。詰まるものを、イマジン。そんなようなしびれを指先に集めます。午後の窓の外に体を拭く記憶が放置されて、ユラる洗濯機の渦か ....
赤茶けた街のほとりに
くぐもった電飾が舞い
砂めいた波の{ルビ間=ま}の{ルビ音=ね}に
荒れた手の女が遊ぶ

草臥れた解体現場
風の吹く
干物の匂い

上り行く老若の唄に
焼き魚 ....
覗き込むと
少年時代だった
手頃な石を落としてみても
いつまでも帰着しない
頭上では飛行機雲と交差する記憶
不意に飛んできた雲から雨粒が落ちていくと
からーん、からんと
遠くで跳ね返る音 ....
チョコリットも積んだし
燃料も じゅうぶんだ


さて。
火星へ行くことにしたよ


彼女があんまりうるさく
ぼくをがんじがらめにするから
もう、ぼくは

火星ならタコ(みたい ....
日差しが嫌いなわけじゃない
空の青さも胸が痛むほど好きだ
解放された風が窓枠蹴飛ばして入ってくると
愛おしくって笑ってしまう
私には嫌いなものなんてない
ポジティブな思考にリアルは寛大だ ....
高慢娘のおまえが

夏の光にパラソルさして

これはまたなんと恥ずかしそうな!

小指の先まで恥ずかしそうな!
深々と 静寂な
海にたゆとっていたいんだ
言葉の羅列の大通り
耳を塞ぎたいときもある
その合間にも
世界は回転している


触れるのは少し痛そうだから
ベンチに深く沈みこんで
とり ....
縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる


夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄


鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ


鏡台に映る妹べにを ....
錆びれた雨が
まとわりついて

カサの中まで
ぼくの中まで



薄情なまなざしで
憧憬の隙間に入り込んで
ぼくを湿らせる



だけどね
これも通り過ぎるよ
 ....
光りに触ってみたいな

カラダ中がココロ中が
透けるくらい照らされる

光りに触ってみたいな



音になってみたいな

ナミダが零れるくらい
胸の弦を震わせる

音に ....
男の昼はネギで始まると信じているわけでもなかろうに
君は駅のホームでネギを振り回している
君が普段ネギを買えるほどの暮らしをしていないのは
君のその身なりからすぐに推察できるけれど
駅 ....
風を見た朝のこと、時の子は過ぎてゆくことを拒み、羽根のある少年のように、中空を浮遊していました。誰かが風をイルカと呼んでいます。そして風に青い月の名を持つ花を贈りました。
 ―あのこが好きな ....
風が見たいの、と
きみが言ったから
縁側に座っててごらん、と
言ったんだよ
本当はそこじゃなくたって
いいんだ

吊るされた青銅は
お寺の鐘にも似て
思わずぼくは
しあわせ、とかを ....
街にはビーズが散らばっていて
きらきら きらきら
あちこちに染み渡っている
信号待ちの隙間に
自分の色を
みんな拾い集めている

窓には夏がはめ込まれていて
静かに 静かに
深い青を ....
りんは河原で泣きました

自分なんて居なくても
地球は回るのだと

石ころを蹴飛ばそうとして
空振り すってんころ


---------------------


【 問1 ....
くちびるから突然漏れる息があって
今ぼくがそれを名づけるから
太陽
坂道を自転車で繰り上げてゆく
いつまでもうしろをからっぽにするために

風が残ってしまいそうな零時に
目が乾いて仕方な ....
バナナの河が
するする、流れていくから
滑って転んで
黒い斑点も良く見ると茶色っぽくて
一匹一匹
願うことが積もっていく
そういえば
今年は会えたかなぁ、などと
空を眺めてみ ....
 黒というよりかは藍色の夜空を羽虫が通過した。深夜のコンビニエンスストアー。壁面ガラスには黒い点が、わさわさしている。ため息をつきながら、私はキンチョールの煙をその点々に振りかけていく、そうして落ちて ....
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