114時 @ハト通信

ノートの
どのページをめくっても
もういいや
ってかいてあって
そのうえから
ぐりぐり ぐりぐり
ぬりつぶしてある
 ....
 
空腹だけは真実だ 
R246、クラウンのシートにてやや傾く 
高架下の信号待ちでスパイラルカフェの 
ランチについて考えている 
急発進がサイドブレーキを促す 
再び加速 
する、欲 ....
きょう、は
明るめの服を着て
ほのかに染まっていく
午後に立っています
炭酸飲料のはじけるビンの底
向こう側が、揺らいで
私の午後も揺れます


クロール、ビンの中を


眠り ....
拍手
ぱちぱちぱち

拍手
ぱちぱちぱち

拍手 拍手
ぱちぱチパチ ぱチパチパち

昨日初めて好きな子と飲んだ
キンニク りゅうりゅう
毛がまっし
ろォー



僕 ....
もともと何もないところへ
いれものを置いても
いれるものはないので
からっぽのまま
でもせめていれものを置こうと
必死に壁を破り
ドアをこじ開け
トンネルを掘る
そこになにかがあるのだ ....
                    132時 @ハト通信

とてもねむかったので
ぐっすりねむった
おなかがすいたので
おなかいっぱいたべた
なにか
しなければいけないことがあっ ....
どうにもこうにも
犬の糞をふんずけてしまった時みたいに
マヌケだ
きれいにかしこまった感じで
「どうでもいいよ」と
受話器からのご返事
ああ
がぶがぶとポカリでも飲んで
その後ティラミ ....
ステンレスキッチンに置かれた
一枚の紙切れ
強烈に窓からそそがれる
陽射しにめまいしながら
水をのんだ
昼の電波網では
とにかく男と女が終止
運命の出会いをくり返している
のに中庭には ....
日曜日の朝は理由も無いのに朝9時に眼が覚める
ようになっていてTVをつければ金色のガッシュ
君が愛らしい顔をしてがんばっている

理由があるほうが
君に逢う確率が低くなる
不法ビルがくっき ....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか

いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
割れてしまった小指の爪が剥がれている
転調の兆しとしての赤黒い血が、一滴
卵黄のように盛り上がったまま凝固している
そして今夜も
別れの言葉はさよならです
別れの言葉は
こんにちはではない ....
                    124時 @ハト通信

だあれも
とおらないみちを
ひとばんじゅう
てらして
なんにちも
なんかげつも
てらしつづけて
きれてしまった
 ....
たったひとつも
あなたを連想させるもの

のこさないまま
あなたは
去っていった


流砂にかざす
わたしの左手
の皮膚に
規則正しい、起伏
風、止んでなお
砂は散り
水 ....
詩集が100万部売れて

60億円たまったら

全世界の人々に

1円ずつ配りたい。


そういうぽえむを、

わたしはかきたい。
祭りのごとく花を蒔き
塩を蒔き
くうとなき空飛ぶ鳥に
豆を蒔き米を蒔き
菓子を蒔き食うや食わずの
子らには餅を蒔き
子らは走りきて掴みあい
奪いあい
わらうか
視子は
 ....
 
 
 

 
クッキーは必ず焦げる運命にある 
物理学者はそう言うと、私の胸元を開いた  
その数秒が要因だ 
窓辺の水槽の 
全く意味の無い構造をして 
浮かぶ魚 
あれも ....
飛び出した街で
晴れない空が
灰色の夢に朝を待っている
電信柱の下の窓辺では
気象予報士が雨だというので
ブラウン管は沈黙したまま
喋らない

ここでは僕等の関係が希薄だというので
 ....
陰影を帯びた岩石の暗い夕刻
雨の降りしきる海辺で
傘をさして立っている
巨大な夜の蛇のようにうねる
真っ黒な海の彼方へと
泳いでゆくきみ
疲れたら、帰っておいで
いつでも どんな ....
西武新宿線の下り各駅先頭車両の一番前っていうか
その、つまり運転手さんからとびら一枚隔てたすぐ後ろで
ぼくは黒人と並んで窓のそとをみていた
正午過ぎでさわやかな気持ちだった
俺たちはもう猛獣を ....
                    127時 @ハト通信

はんぶんにわって
かたほうを
わたし
となづけました
もうかたほうを
こまかくくだくと
おかねやじかんになりました
 ....
                    116時 @ハト通信

めそめそ
やぎがないています
またやってしまったんですか
めそめそ
おてがみなら
きっとまた
とどきますよ
めそめ ....
アッパー一発良いですか?

ストレートじゃダメなんです
キックでもダメですよ
アッパーじゃないと
「殴ったなぁ」って感覚が無いじゃないですか

え? なんで俺を殴る必要があるんだって?
 ....
    ぼくの20歳年上の友達は
    ぼくによく似てる
    独りぼっちで、愛を知らない



    彼はぼくとは違う
    中身じゃなくてね、見た目
    彼の両 ....
 
刹那の色が大地を紅に染める
遙かな夕陽は影を引きずり
生きる者も死者のように佇んで
木下の草亀も石のふりして
影の谷間で木の実を拾う

120円で電車に乗るためには
何十個木の実を ....
     結局ぼくはぼくにしかなれない
     誰も、そう
     自分自身にしかなれないんだ
     おなじ感情を共有することも、
     ひとつのからだになることもできやし ....
立ち込める黒い雲の下で
ずっと穴を掘っている
解体されたぼくらの恋の死体を
埋める為
街は夜の鏡のように静かで
鳥たちはみな盲目の眠りのなか
指は、もはや僕の指ではない
きみと何年もの間 ....
私の小指は、
外側にすこし反れている。

あなたの小指は、
内側にすこし反れている。

くっつけると
ピタッとはまる。

私たちは
照れて笑う。
カチャ
と音がして
鍵が開いた
開けちゃった
バカだね
バカです
だからなに
タバコの煙もくもく
さっぱり前が見えないよ
見えない
ひたすら
笑いっぱなし
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
うち転校するんよ明日
ひぐらし鳴く森の
高いニレの樹に
お別れしにきたんよ今日
明日になったら
あのおっきな船みたいな雲に乗って
転校するんよ
たもつさんのおすすめリスト(3890)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しろいページ- アンテ未詩・独白7*04-12-7
球形の、- ふう自由詩6*04-12-6
きょう- 霜天自由詩804-12-6
拍手_拍手- 不老産兄 ...未詩・独白504-12-5
からっぽ- チアーヌ自由詩804-12-5
まあいいや- アンテ未詩・独白504-12-5
鼻でわらえ- ミネ自由詩9*04-12-4
「大目に_二合水」- ミネ自由詩8*04-12-4
ガッシュ君- りっと( ...自由詩604-12-4
レム睡眠- チアーヌ自由詩1604-12-3
化石- 本木はじ ...自由詩304-12-3
しょうもう- アンテ未詩・独白8*04-12-3
砂紋- 望月 ゆ ...自由詩6*04-12-3
ぽえむ論- 馬野ミキ散文(批評 ...404-12-3
花蒔き- 田代深子自由詩904-12-3
心中- ふう未詩・独白3*04-12-2
ジオラマ- 霜天自由詩504-12-2
黒い海辺- 本木はじ ...自由詩304-12-1
西武新宿線_沼袋〜野方間- 馬野ミキ自由詩8*04-12-1
はんぶん- アンテ未詩・独白6*04-12-1
めそめそ- アンテ未詩・独白16*04-11-30
アッパー一発良いですか?- ふじわら自由詩6*04-11-29
彼とぼく- アルビノ未詩・独白204-11-28
バラ色- あおば自由詩1*04-11-28
010- アルビノ自由詩104-11-28
空葬- 本木はじ ...自由詩904-11-28
小指- 月山一天自由詩9*04-11-27
- チアーヌ自由詩704-11-26
大きなケヤキのある公園へ- 霜天自由詩1204-11-26
船の雲- 青色銀河 ...未詩・独白3*04-11-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130