いつからか
いつだって

夕暮れにはどうしたって寒さを感じてしまうので
羽織るものを探して
溶けるようにして逃げ込む家並み
指先の冷たさで、触れると
いつだって君は飛び上がって
降りて ....
               
               
               
     〜 〜 〜     
     〜 〜 〜     
     〜 〜 〜      ....
頬に刻まれた皺、真っ黒な白髪染、おそらくは更年期障害後半、で態度も言動も女であることが、いや人間であることも微妙に疑わしい女占い師がとつとつと、スタジオのギャラリーに、カメラの向こうのお茶の間の人々に .... 私は間違いなく私で
私があなたでないことは確かなこと
私はあなたが間違っていても
何にも意見なんかしないでしょう

外は
今日は雨です
雨は
私が求めたのでもなければ
ましてや
私 ....
ものほしざおに
おばあちゃんがおふとんをほしてくれた
ぺしぺし ぺし
いきおいよくたたいていると
だめだよーおって
おばあちゃんは
ひょうめんをぱたぱたはらった
でも だって
こん ....
いい加減教えて下さい、おかあさん
わたしは本当にあなたから生まれてきたのでしょうか?
わたしは本当にあなたとおとうさんの子供なのでしょうか?

いい加減本当のことを言って下さい、おかあさん ....
日参6000人の大型サイトに、1人のサイト荒らしが訪れた。
5999人がそのサイトを好きだったが、その1人はそのサイトを憎んでいた。
3年前、現在のサイトの前身サイトでそいつと話したことがあった気 ....
もうずいぶん昔のことなのに
最近になってもあけみは
僕の前に現れてきて
彼女はまだ
忘れていないらしい


        僕が彼女を忘れていないように
           それ ....
「あけみ」という女の子の話。
違うかもしれない。もしかしたら僕の話かもしれない。

あけみが僕のそばにいることに気づいたのは彼女の一周忌の夜
彼女にはとても好きなカクテルがあって
僕は供養の ....
他の女と遊んでるとすぐに怒って
そのくせ
中指を突っ込んでやると
悲しそうな声をあげながら
すぐに抱きついてきた
寄ってくる女を全部食ってた頃の話
たぶん好きじゃなかったと思う

包丁 ....
それは どこですか
滑り込むような夕凪ですか


平坦な気持ちを
乗り継ぐようにして目覚める朝には
透明なコーヒーの
一番底にある苦味を
噛み締めるようにして始まりになる
遠くない窓 ....
「缶ビール飲みながら
 つけっぱなしの深夜番組を
 BGM代わりに読む
 免疫学入門」

「ねぇ読んで
 読んでほしいの
 あなたに
 免疫学入門」

「病院のベッドで
 吐いて ....
もちろん玄関は話はしない 耳がないというのは別だが
セールスマンと犯罪者をごっちゃにしたてる女の
手には 誰かが描いた オモチャの指揮棒が握られている 
彼女がそれをふるえば 世界は一斉に晩餐を ....
なぞる
ことしかできないんじゃないかな
あなたの窪みに合わせて
指先でゆっくりと
なぞる
あなたの言葉の輪郭を
胸の中の悲しみを
胃の腑を
なぞる
すると
何かが
うつってくる
 ....
浅い眠りから目覚めると
滑走路で
ビデオデッキは燃えていて
ビデオテープの挿入口から
火炎放射器みたいに炎を噴き出している
燃えるビデオデッキ
燃え上がるビデオデッキ
こんなにカッコいい ....
熊髭bさんの「詩を書くのを忘れてしまうススメ」を読んで感じたこと

http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34372

 やはり、「詩を書くのを忘れ ....
ある方から、俺の詩の内容について、私信を頂いた。
滅多に無い、と言うより俺の詩についての私信はほぼ始めてだったので、
非常に嬉しい。ついつい喜んで、七味唐辛子を舐めてしまう。

さて。ご存じの ....
なに?デカよ
「眠れないし便秘」
ナイス ナイスな憂鬱さ加減だ
オマエはいつだって面白い
オー おまけに目の焦点が合ってないぞ
そしてここはスクランブル交差点だ
斜め横断OKだ


 ....
おっさんのニオイを嫌がるのは女の子だけじゃない
オレだって嫌だ
終電でおっさん三人に囲まれた (マエちゃんが寂しがり過ぎるせいだ 今生の別れじゃないっつーの ☆コンチキショウ☆)
かなり強烈だ
 ....
ふけよふけ風よふけふらふらとふらつきなが
ら歩く背中を笑うように風よふけふきげんな
女のみにすかあとをひるがえしふせいみゃく
にくるしむ老人ののこりすくない頭髪をおび
やかしふるいぺえじをめく ....
海を見ると抱くあのときめきは
回帰してしまう恐怖と隣り合っているのかな
曇天のもと じっと目を凝らしていると
今にもゴルゴ13の顔をしたペンギンたちが
水平線までマトリックス状に押し合いへし合 ....
おまえの右の手のひらには小さなほくろがある
小指の根元のふくらみのちょうど麓のあたりにある
おまえの手には悲しみが五つ
行き場のない方向へ伸びていて
細い消え入りそうな悲しみで
おまえは僕の ....
鉛筆をカッターナイフでうまく削る練習をしています
すこし肥大していた右足の親指がつっぱったようになる夜です

叔父さんはわたしの動物や建物のスケッチをよくほめてくれました
重なり合った線を指の ....
きらめく
というのは
煌く
と書くらしい
煌くといわれても
どうにも
煙い
くらいにしか見えないんです私には

あるいは
火皇く
どこかの
国の王様が
焚き火遊びの
退屈な ....
捨てられて歩く午後
日陰のない歩道には
誰かが乗り捨てた自転車が
撃ち殺された牡鹿のように
無残に横たわっていて
捨てられたおれと
捨てられた自転車を結ぶ
透明な線の上を
巧みに跨いで ....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
空のなかにひとりいる
ひとりいて 少し笑っている
笑っているがひとりきり
空のなかで 笑っている

空のなかにひとりいる
ひとりのために 少し笑っている
涙がでるほど笑っているが
それ ....
分からない回転木馬黒い陰アイダホポテト ツッコミ損なう

誘うかな誘わないかな日曜日 迷う間に 口が勝手に

コチュジャンの名前に惹かれ買いながら 肉蛸胡瓜分の金無し

メガンテと唱えられ ....
わたしは大きな空を飛ぶ
見えているものは何も無くもしもぶつかれば死ぬ
背の高い草は鋭い葉先を持ちわたしの肉を突き刺す
この程度では死なないけどまもなく卵がわたしの胎内で増殖するから
うええええ ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている


使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
たもつさんのおすすめリスト(3908)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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八分の五拍子- 太郎本人自由詩3*05-4-13
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トゥルース- 太郎本人自由詩14*05-4-9
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すべての世界はつながっているというのに- いとう未詩・独白1105-4-8
- いとう未詩・独白17+05-4-8
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波浪- 霜天自由詩805-4-8
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滑走路で- 大覚アキ ...自由詩105-4-3
【詩を書くのを忘れてしまわないススメ】- 043BLUE散文(批評 ...14*05-4-3
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風のための散文詩- 岡部淳太 ...自由詩6*05-3-30
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美しい夜に- いとう未詩・独白18*05-3-30
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