146時 @ハト通信

おおきくてふとい
うでが
ぼくをずっとみはっていて
なにかあるたび
ばかすか
ぼくをなぐる
ちがだらだらながれる
 ....
当時
虫の標本をしたので、地獄に落ちると思っていた。

小学校1年とか2年とかの時に、藤田組通りにあった銭湯の裏に
小さな指圧のお店があり、母親が行く時に一緒に行くんだけれど

その店(と ....
一つではない音が
低空で飛行して
私まで押し上げていく
地面すれすれの
振り返れない朝は
きっと、昨日の
覚めない夢を残したまま


ここは水の集まる
ような、そんな場所
沈んで ....
                    128時 @ハト通信

しとしと
あめがふってきました
ちゃんとかさをもってきたので
へいきです
へいきだよって
つぶやきました
ほんとは
 ....
酔った勢いでマンホールの蓋を開けた
深い井戸の底のように停止している水

薄暗い中で理不尽な差別にじっと耐え
黙って光を貯めている馬鹿野郎め
 と
思い切り悪態を付いてから
 ....
                    147時 @ハト通信

ここはさむくて
とても
ふゆをこせそうにありません
ひざをかかえたまま
うごけないのは
もう
ぼくのからだが
こお ....
北海道みたいにきれいなきみの街 迷彩服で匍匐前進


堤防にきみと二人で座り込む恋と平和を浪費するため


溶けてゆく定めを今は忘れつつささやくように降り積もるきみ


よみがえる王 ....
あなたが
ほんとうに
マヨネーズを
好きだとしたら

貴女が明日
迷い込むのは
迷子の世話する
児童相談所ですね

あなたは
可愛い子を
相談なんぼで
空売するなんて ....
                    144時 @ハト通信

ぼくのなかには
まだまだたくさん
つまっている
って
じぶんに
いいきかせるだけじゃ
ふあんだった
ひとこいしい
 ....
無職のくせに
街を歩き回ると
警官に職務質問され
無職と答えると
「おれも」と答える
言葉は引き金
テキサスの銃撃戦
サボテンは乾いている
ぼくたちはとげとげして
ただひきこもり
 ....
とっぷりとくれる
きょうのよるはきまえがいい

なのにぼくはねむれない


るるる と


{引用=初恋の頃の歌が聞こえてきました
耳を澄ますつもりはないのですが
それはもう
 ....
みつべえさんの「そろもん」シリーズについて、書きたい。このシリーズは、「噴水の話」からはじまり現時点で「王の話」まで、30作品以上が投稿されている。すべての作品にリンクを貼るのはめんどいので、みつべえ .... 決めた

今日
君以外の事
しない

君の名前を呼吸して
君の笑顔で働いて
君の鎖骨をおつまみに
君の言葉を食べて
寝る

今日

君以外の事
しない
遠い昔
父さんはマネキン
母さんはトルソ
小さかった僕は
マリコ、と
そう呼んでいた
一体のボディがあった

スタンドに立てられた彼女は
母親のくたびれたドレスを着せられて
部屋の ....
                    123時 @ハト通信

とてもよい
いれものをひろったので
さっそく
なかみをつめかえた
まえのいれものよりも
すこしちいさかったので
はい ....
たとえば「赤」という色を、すべての他者が、自分の感じる「赤」
と同一の「赤」として認識しているのだろうか。感じる「赤」が異
なっていても、赤という「言葉」でそれが統一・集約されている限
り、その ....
トボトボと
T-FAL の口から黒いマグカップに
安堵が注がれ
煎ったヘーゼルナッツの香が広がり
OA 椅子をクルクルと回すと
北窓から
向かいのブリック貼りの壁に映える陽射し


 ....
夕、の
色褪せた


暮らし術が浮遊する書店をあとに
ネクタイが黒光る昆虫にもたれかかられ
車内から逃亡する方法を探し
散在する吐露をいぶかしがりながら
圧し焼ける空がつぶれ落ちる坂道 ....
                    141時 @ハト通信

へっぽこな
かみさまが
かれこれずっと
うしろからついてくる
へっぽこな
かみさまだけあって
なんにも
できないけ ....
夕暮れになると
ばくは星間に漂いはじめるのだった。

追いつめられてすきとおっていた
声なき声は銀河の構造
肉体を失って誘いを待つあなたは光の粒子
粒子は崩れぼくは光速で見えないあなたを通 ....
近年、ネット環境の普及にともない、ネットでバルクメールを送信する人が増えてきました。
そこで、出会い系サイト協賛によるネット上でのバルクメール・コンクールを行い、それにより技術の向上、感性の広が ....
絵を描くのが好きな姉でした
葱の絵を描いていました
うずくまる猫のように
ときどき鰹節も描きました

弟と仲が良くて
いろいろな物を交換していました
いろいろな物の中には
巷にある ....
                    115時 @ハト通信

ほんにかいてあるとおり
クッキーをやいた
すごく
おいしかった
榊が揺れて鳥が鳴いた
庭の隅
雨粒が降りてきた気がする
雨音が聞こえた気がする
冬模様の服を着ようとする頃
紙の上を走らないペンの先で
言葉にならない
遠くの音を待っていた


本 ....
   駅は谷になっていて
   陽射しが差し込まないで寒い
   何を考えるのでもなく
   電車を待っている
   やがて電車はうなぎになってあらわれる
   だれも驚くやつはいない
  ....
 なんだか祭りが始まっている。といってもなんて言うか、たいしたものは書けやしないのだが、要するに「鑑賞文」の断片を私的メモを公開するようにひとまとめにしておけば、僕が好きだなあと思ったり、もっと触れて .... 1.敬称略です。
2.あまり読めてなくても、笑い飛ばして下さい。
3.責任は持ちますが、プライドは持ちません。
4.「どーしてもヤダ」という時は、私信ください。その方の評は人知れず削除します ....
                    137時 @ハト通信

ただひたすら
ひとつのことばとむきあって
なんどもかきなおして
それでもまだ
かきなおす
あともうすこし
すぐそこに ....
 
だれも起きていないリビング
ガラス戸の光
外の空気
となりの墓地から
鉦の音が聞こえてきます


いぬがしんで
しずかです


百科事典をひらきます


わたしもいつ ....
                    134時 @ハト通信

おおきないどがあった
みみをすませると
ふかいところで
たくさんのこえが
ゆらゆらゆれていた
おおい
よびかけても
 ....
たもつさんのおすすめリスト(3890)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ばかすか- アンテ未詩・独白504-12-28
ホークウォリアーとシンプルな約束事- 瓜田タカ ...散文(批評 ...2*04-12-27
上昇水流- 霜天自由詩404-12-27
あめ- アンテ未詩・独白5*04-12-25
返さなくていい- あおば自由詩2*04-12-23
ふゆ- アンテ未詩・独白304-12-23
千年浮遊- 本木はじ ...短歌504-12-22
マヨラー- あおば自由詩3*04-12-22
ふあん- アンテ未詩・独白404-12-21
冒険- 黒川排除 ...自由詩404-12-21
とっぷり- AB(な ...自由詩304-12-20
【批評祭参加作品】おーい、そろもん!- 佐々宝砂散文(批評 ...604-12-19
贅沢な宣言- 月山一天自由詩11*04-12-19
マリコ- サカナ自由詩704-12-19
いたみ- アンテ未詩・独白7*04-12-19
(批評祭参加作品)原口昇平という名の色- いとう散文(批評 ...1404-12-18
UNION_Bldg.への歩道- AB(な ...自由詩104-12-18
最前線、- nm6自由詩604-12-17
へっぽこ- アンテ未詩・独白6*04-12-17
我がうちなる銀河を低空飛行する- 五十嵐  ...自由詩3004-12-16
第一回バルクメール選手権- がらんど ...散文(批評 ...6*04-12-15
- いとう未詩・独白904-12-15
クッキー- アンテ未詩・独白6*04-12-15
言葉にならない- 霜天自由詩704-12-15
うなぎ電車- 天野茂典未詩・独白304-12-14
【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)- 川村 透散文(批評 ...1004-12-13
批評寺三十六房:百人木人拳(批評祭参加作品)- 角田寿星散文(批評 ...804-12-12
なにかが- アンテ未詩・独白404-12-11
アクアリウム- 渡邉建志自由詩13*04-12-10
いど- アンテ未詩・独白304-12-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130