「ベティ どこへ?」
「仕事よ 父さん」
「気をつけてお行きよ」
「わかったわ 父さん」

「嬢や どちらへ?」
「散歩よ お爺さん」
「気をつけてお行きよ」
「わかったわ お爺さん」 ....
目、ぬれてる
ポケットにひばな、突っ込んで
夜が死ぬのを待ちました
ワルツされる 砂の中で
心底待っていました
(水溜りで溺れます)
(水溜りで喜びます)
林立した子供の列はファ ....
混ざり合った夏と秋
蝉の声は草の裏
公園に砂場
さらさらに乾いて
吹き飛ぶ
子供の目線

詰まっている

風化もしない
流れもしない
とどまった
ままで
混ざり合っている今 ....
なんだろう、風がすずしいのは
どこまでも突き抜けていくんだ
水色のベールに覆われているということを
空は気づかせない
視界良好
闇はまとわりつくが
空は遠くにあるだけだ
どんな風にあるの ....
夏の終わりを待つ
私の耳には
波の音も
大きな地面を渡る水の音とはついに聞こえない
砂浜を歩きながら
光がどこから来るのかもわからなくなっていた
手を伸ばすと空間がななめになって
空がぐ ....
遊園地から帰るときは

必要以上に淋しいものだ


また
いつでも
来られるから

                  「メリーゴーラウンド」 7

  距離

星には決して手がとどかないって
知ったのはいつだっただろう
夜空のした
はじめて自分で立って見あげたあの ....
そうですね

風は ただの風です

誰の声も

運んできたりしません

ここにあるのは

なにもかも 

ただの全て です

ひかりも 雨も 空も

単なる不在を

 ....
抜け殻のC2ボトルでいっぱいのダストボックス夜を濾過せよ


飛びかかる野生本能むき出すがBGMが気に入らない彼


シーツ上DNAの僕たちの 不安 恍惚 小さな心中


冷蔵庫なん ....
お馬はみんなぱっかぱっか走る
って唄うだけでしあわせなんだなこれが

僕らはみんなかっつかっつ歩く
って唄っても楽しくないんだなこれが

どうしてなーのかー
なんて考えちゃったら
ます ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
せいかつ なのですから

やっぱり ねこがいなくちゃ と

おもいます

ふわふわで

にゃあとなく ねこです

しらんぷりしてるくせに

なんか いっしょにいる ねこです
 ....
i

どこにでも空はある
この手元の
ガラス瓶のなかにも
耳を近づけると
かすかな雲雀の声が聞こえた
            (sky in the bottle)
 

ii
 ....
ほの暗い世界に浮かぶ首筋に沿われる指がナイフに変わる



地図にも載らない楽園を住民票にも載らない妹の兄一方通行



百回目姉と知りつつ背徳を覚えて二人鉄柵越える


 ....
懐かしいお風呂屋さんのフルーツ牛乳をコンクリに撒いて  滑りたい



群青色でよかったのに誕生日プレゼントの革ジャンなんて

グミチョコレートパイン味の千円札なので釣銭は結構です
 ....
しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛し ....
生まれたての
手の平で つかんだもの すべて。
鎖骨の窪みから とくりと こぼれだし。
山や丘の傾斜地を ゆっくり流れる。
スペイン産の白ぶどう酒の
甘やかな匂い。
車輪のスポークが散らす ....
ここ数年でどれくらいが息絶えたんだろう。
誰にも聞こえないように呟いてみる
すごく酷いことした気分になる

瞬く街並をただの風景に見下ろしている
最近はドキュメンタリーばかりチクチクと胸を刺 ....
漫才で爆笑しているときのように
海に浸かっているときのように
新聞を破るときのように
ダンスを踊っている彼らのように
なんやワレっつってガン飛ばしてくる不良のように
コギャルが息をはくのと一 ....
八月、うずくまっている

土のうえに手を置いて
雨がその地面を濡らさないかどうか、君と賭けをする
そうして動けないものだから
悪いものたちがやってきて
首の後ろあたりに留まっていく

 ....
遊星の昇る日
空の縁
半円を描いたら
落ちていく


時々振り返ってみたり、見上げてみたり
大通りの騒音がすっかり馴染んでしまったせいか
空の動きのほんの少しなら、気にならなくなってい ....
  {ルビ暮=ボ}

   {ルビ雨=う}が

  サ、
    いぼうが

       
     さ



      細胞が



       ボ、

 ....
夕暮れの 長い長い影と一緒に

今日も 黄昏の魔法使いが

帰って行きます


山高帽子の上に 

星を 2つ 3つ 浮かばせて

こつり こつりと 

ステッキの音を 響か ....
先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。


ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない


触れてとは言わない言えないでも触れな ....
気づかれないように
水面を そそ、と
歩いていたのに
さっき拾った
オシロイバナのたね、を
うっかり落としてしまった


ひろがる波紋
幾重もの水輪の先、に
あなた


   ....
きょういちにちだけは
あらゆることを
いとおしいとおもうことになった
まちへでると
いつもならいやでたまらないことが
むしょうにいとおしくて
そのたびたちどまってひろいあつめるうち
 ....
ふ、
と、きづくと腕やら腹やら裸足のあしのうらやらに、
うっすらと血のにじむ傷がむすうに
花の咲く木のしたに裸足の幽霊がつまさきをそろえて
べつになんでもかまわへん、とゆうような顔をしてたって ....
いまそこにピアノ教室があったの、って
水銀のけむりのようなわらいかた

こどものバイエル 残酷な風景に寄り添う
音楽
あなたが舌のうえのやわらかいスイッチを押す

(どんどんだめになる) ....
眩しい空を 眺め過ぎた僕は
涙のように 暖かい 目薬を差しながら
 「タマを探しています。」の
張り紙を 貼った
3丁目の電信柱の 角を曲がる

湿った目に もうすぐ気持ち良い刺激が
訪 ....
電車
に、轢かれた。

踏んだら、噛まれて逃げてった
草むらの中に逃げてった
ら、モグラの穴に落ちて別世界
そこでは裸の男女が夜通し踊り明かしていた
暗闇なのに、ぶつからずに踊ってる
 ....
たもつさんのおすすめリスト(3915)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
epissode- 鏡文字自由詩2*04-9-17
ファンファーレ- 嘉村奈緒未詩・独白904-9-17
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- 岡村明子自由詩204-9-17
八月三十一日- 岡村明子自由詩304-9-16
夕暮れ- 吉原 麻携帯写真+ ...4*04-9-16
距離- アンテ自由詩5*04-9-15
- こむ自由詩204-9-15
小さな心中(Originalsongs『小さな死』byピッピ ...- 本木はじ ...短歌10*04-9-15
ぱかぱかかつかつ- ミサイル ...自由詩304-9-15
けだもの- いとう未詩・独白29*04-9-15
ねこ- こむ自由詩6*04-9-14
Sky_in_the_Bottle- 青色銀河 ...自由詩304-9-14
月光欲_(本木はじめ「夜光中」に寄せて)- ピッピ短歌5*04-9-14
白線ないがしろ感- 喫煙変拍 ...自由詩304-9-14
- AB(な ...自由詩1404-9-14
鎖骨の窪み- 青色銀河 ...未詩・独白204-9-14
ひそかに夜は- yozo未詩・独白204-9-13
こえ- 捨て彦自由詩404-9-13
悪いもの- キキ自由詩904-9-13
遊星- 霜天自由詩804-9-13
- 高橋正英自由詩204-9-13
黄昏の魔法使い- こむ自由詩104-9-12
破壊活動- ピッピ短歌45*04-9-12
- 望月 ゆ ...自由詩3*04-9-12
いとおしいきもち- アンテ自由詩304-9-11
埋葬幽霊- なを自由詩504-9-11
こどものバイエル- なを自由詩1204-9-11
タマ、秋に出会う。- 千月 話 ...自由詩3*04-9-11
ねこ、そしてふっかつ- Aye-Shaluga自由詩4*04-9-9

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