前回私の足の話をしたので、今度は私の夫の足について話してみる。

私の夫は肉体労働従事者で、趣味が山歩き渓流釣り山菜採り茸狩り、毎週二回バレーボールとインディアカの練習に出かけ、日曜日にはソフトボ ....
夜が呼んでいるような気がしたので
誰かが待っているような気がしたので
自転車のかごにウイスキーボトル入れて
僕はさんぽに出たのです

どこか遠いところで
凪いだ海のおなかの中
呼び交わす ....
    ひとさらい
    なら
    まだいいのだ
    身体ごと
    根こそぎ
    さらってくれたら
    よかったのだ
    安心して
    甘えられる
   ....
夜を

数え上げたらきりがないし
眠れない夜は全てそうだったのかもしれない
と思うぐらいなのだけど

右の握りとそっくりな人に出会って驚き
その日のうちに確かめた朝
ほどに ....
真夜中のアイス・ココアは
可笑しい程
ひとり

カーテンの隙き間から
誰かが覗いたら

やあ
ひさしぶり

いない人とパーティーをする

君は
許してくれるかい?

ゆる ....
小学三年のとき、図画工作で足の彫刻(といっても粘土細工)を作った。手首から先の手か、足首から先の足をつくれといわれ、私は足にした。足の方が単純構造で指も短く、簡単そうに思えたのだ。基本的に、全員が自分 .... 夜は、乾く、ので、ふらりと。


ここは、暖かいです
どこか、銀色の日々です
おだやかな、アラシが、ココにあります
やせたりは、しません
コトバがキンゾクのようです
ひとりごと、です
 ....
それは
たとえば
売られていく
ときの
球根の感情に
似て

ぬるい
コーンスープを
飲む

今日の予定
守らなきゃ
ダメ?

いつまでも
終らない
日付

そし ....
甘い甘い時間
向かい逢う鶴の羽

今夜もう少しで
叶えられるところだったのに

テレビをつけよう
誰かに
笑ってもらいたいから
大きな声で

背丈ほどある
鶴が
ベランダに
 ....
鳥は自由に飛ぶ
一本の線によってへだてられた空間を
風つかいのグライダーのように滑空し
大気をはらんだ凧のように静止し
熊蜂のように羽ばたいて流れの外に飛跡を残したりして
そして時には それ ....
冷蔵庫が低く泣く

あなたを
確かめる右手

世界を割り算で
書きとめられたら

なんてね

何も言わないし
何も聞かない

ただ
さみしさを受け止める  ....
さよなら国は
朝でも 夜でも
「さよなら」とあいさつします。


みんな みんな
笑顔で「さよなら」をかわします。


時には おじぎまで
時には なみだまで


ボクがいる ....
                       きゃらめる 7


  ことば

  1

とてもさむいあさはやく
よぶこえでめがさめた
もうふにくるまったまま
ずるずる
ゆかをは ....
僕は

雪の降る

寒い寒い日に生まれた

生まれてきたことを

嫌だと思ったこともあったよ

生まれてきたことを

幸せだと思ったこともあるよ

僕は今

淡々と生き ....
抱き締めると
温かい
生臭い
小さい
にこにこ
作るのは
とてもかんたん

目をとじて
受け入れる
いろんなこと

目をあけていては
だめ

明るい朝に
プリン食べてね ....
このうえなく暑くてかったるかったその年の夏
あたしは牛糞くさい風が漂ってくるベランダに
布団まで敷いて寝転がって
あたしにとっていちばん大切なものはSFで
ラジオから漠然と流れてくる音楽という ....
さくら さくら さくら
さくら 咲く
サ 暗さ 苦。

年年歳歳花相似たり というけれど
さくら の 花の色 の
なんという まばゆさ。

還暦を過ぎて二年
さくらを見なかった。 ....
きっとこれはライグレと煙草で
味とも匂いともつかない艶めきが乗りかかる部屋に
トタンに雨が踊り狂ってしまって 音楽のほうが薄っぺらで

勢いあまって気が違ったか なだれかかり
この季節の 凡 ....
錆びた鉄柱が立っている
裂けめは花に覆われている
雲ひとつない空
掴むところのない空


川沿いの砂利道は
小刻みな縦揺れ
見向きもしない水鳥


呼ぶ声に顔を上げ ....
モザイクタイルを張り合わせて
作ったような樹木の下に

ぷっくり膨れ袋に入った
ピーナッツキャンディが
まあるく 敷かれて

あっちの
あっちのほーぅにも

根っこん所に
ま ....
あたりまえの生活というものがよくわからない

平日のお昼時に街に立つ
オフィスから吐き出された人々は
中也の作品に、嗚呼サイレンだサイレンだ、といったのが
あった気がするそれに近い  ....
なぜそれを今 思い出すのか
さんさんとふりそそぐ初夏の光
零れる野道を駆け抜けて
ジョギングシューズ
大地の凹凸をハミング
そこには 何かが
透けてゆく 
何かの
なまなましい瞬間が
 ....
きみの涙は

ぽろぽろこぼれて

真珠になった

ダイヤモンドみたいに輝かないし

エメラルドみたいに色鮮やかじゃないけど

とても

きれいだ

きみにとっては

良 ....
      ぼくたちは肉体をなくして意志だけで生きている
         −吉本隆明詩集『転位のための十篇』収録
                 『絶望から過酷へ』より−

けさは
かる ....
みかんの花が咲いている島から
瀬戸内海が見えるというのは
あの有名な唱歌のせいだ
などと想いながら
コンビニ弁当を食べ
入り江の澄んだ水の色や
水平線に浮かぶ
白い雲のような櫻を
見て ....
ここにバスケットボールのゴールがあった。

|-○           ○-|

どちらかにポイントが入るとポイントを返されるらしい。
相手は強豪だ。
KOICHI

こういち

浩一

こうちゃん

色んな呼ばれかた、

君は順番どおりに呼んでくれた。

わかれるときも哀しく

こうちゃん、、、、
           ナツ、おばぁちゃんに聞いたんだけどぉ
           ほんとはもっと暑いかったらしぃのよぉ

 何が。

 かというと
 久しぶりに過ぎ去った台 ....
視界に広がるこれまでが
あまりに深いので
私たちはすくみながら頂に立ち
いつの間にか手を繋いでいた


あの層を一枚一枚剥がしてゆけば
私たちがいつか手放した大切なものに
また会え ....
左側のはたちが痛い
咀嚼するたびに じいんと痛む
甘いものばかり食べていて
気づかなかったけど
上も下も上も下も
みんな
中も外も中も外も
すべてが
ほかには何にも食べれない
二十歳 ....
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