ルーシー
背骨の
ちいさな
口笛
小雨降りしきる
午後
ホリー、ヴァレンス、ボッパー
冷笑を
土曜日は
トウモロコシ畑
ジャケットに
52人
なにもかもが
飛行機事故
45 ....
ビタミンB

カミキリむしのC

ジャイアンのA

目玉焼きのK
に殺されるので
メガー!!

爆発するメガー
爆発印の常識米
食べ過ぎて
腹が膨れて
爆裂弾 ....
そうだった
雪融けだってつららになる
不意に落下するかもしれない
雪下ろしだって命がけさ
ぼくらはどうしたらいいんだい
大雪だっていうじゃないか
天気予報の雪だるまは
幸せすぎる、たしか ....
おれの飼ってる猿が死んだから
おれは公園の隅に穴を掘る
猿の大好物だったジェリービーンズと一緒に
冷たくなった猿の小さな身体を埋めてやるんだ

かわいそうな猿
コロンビアのジャングルで密猟 ....
水も飲まず
GAMEに耽って
夕方
肩の痙攣が止まらなくなったら
世界の肉をしゃぶりに行く
丸めた汗臭い服を構わず羽織って
液晶に浸かった神経を
引っこぬいて


ものも言わず ....
モスバーガーのドライブスルーで、レモンティーを買って、車内で飲みながら
夜中、またしても東北電力へ電気料金を払いに車を走らせる。

レモンティーを注文する時というものは、32歳の駄目男にとっては ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます


あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、

ふい ....
ダヒテ。



ダヒテの発音は砂のようで
ダヒテの腕はいつもきみどりいろな気がする。
 僕の魂は重みにつぶされたりはしない
 青梅線を走る送電線に巻き込まれたりしない
 そうなったら
 ....
じーちゃんは 耳が遠い
ばーちゃんは 歯がなくて発音が悪い

二人の会話は
何度も聞き直し
何度も言い直し
互いの顔を
くっつけるように近づいて
可愛らしくて
仲がいい

ばーち ....
「少女の名前」

ちょんちょんと
ケンケンを
庭石でしている
突然かがみこむと
名も知らぬ花に
手を伸ばす
摘みゆかれる花
かわいそうなお花さん
お花はきっと痛いから
摘まないよ ....
窓辺のてーぶる
並んだふたつの影を朝日に落とす
じゃがいも・いちご
似ても似つかぬ後姿の影を背に
似た たましいの まなざしそろえ
窓の外に光のたまる
明るいほうへ   *

 

 ....
どうして
しかられたの
まちがってることを
しちゃったから
なの

どうして
ほめてくれたの
できなかったことが
できたから
なの

なにかのためだとか
きまったことだと ....
水力発電所の前で
一休みした
谷川に丸木橋が掛かり
女子大生が恐々渡る
写真に撮る
若い男が怖そうに渡る
男なら走って渡れ
近くに来たので見たら
いつも世 ....
昭和麓拾年に第一詩を叫んだ
涙と共に溢れ出た其れは
母親を始めとする数人の中での
第一詩だった

昭和奈奈拾麓年に童貞詩を読んだ
熱い感情で紡がれた其れは
拾麓年目の人生の中に於いての
 ....
うどん粉って、耳たぶを噛む感触、照れ隠しのひらがなの発音

うどん玉ぶつけて君を差別する鼻だけ長い蛋白の僕

夕焼けに喉を詰まらせ思い知る逢えない夜のうどんの長さ

うどんにはあまり興味が ....
あなたの子供は駈けていきました
あなたの急を知らせに
道の向こうの
そのまた向こうまで
私が知らない間に
他の多くの大人たちが
それぞれの世界の片隅で
何も変えられないでいる間に
あな ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
 ヘッドフォンはあたしを救ってくれない
 次第に締め付けられる頭
 バロメーター
 あてにならない
 不可能に蛍光ペン
 それから
 食卓

 世迷言 垂れ流す 毎日
 途切れない  ....
救う

掬う

なぜ同音なのでしょう

溺れかけの金魚を
掬い上げて
救いました

いやいや
待てよ
金魚が溺れるわけがない

慌てて水に戻したら
金魚は一目散に逃げ ....
さびついた
すいどうのじゃぐちを
ひろってきてくれたひと
さぁて きせきとやらを
おこしてみようか
ぐるぐるうでをまわしながら
ほんとなんにもないなあ
おしいれやどうぐばこをぶっしょ ....
ワリカンで飛んでったビールが
水族館で破裂した

目の前真っ暗
お先真っ暗

手さぐりで見つけたイカが
実は海に住んでいたらしくて
私は溺れた

コレくらい沈んだ
すこしだけ、遠くを考ることにして
足元の言葉など
深めの空へ向けて投げる
そこまで
届いた音を見届けてから
ぼくの窓からロケットを打ち上げる


高いところ
見渡せる、空が近い
た ....
歌が聴こえない。
碁盤の目の街角で、
うなぎの寝床のその奥で、

紋屋町に紋はない。
糸屋町に糸はない。
今織町に今はない。

上七軒の花が枯れている。
織機の歌が聴こえ ....
たくさんの紙片が撒かれて散って落ちてきます
これは誰かのカーテンコールなんでしょうか

私はそれを静かな病院の採血待合室、
大きな等身大以上のガラスから見ていました

降り積もる紙片
溶 ....
きり きりり
ねじさえまけば
なけるんだと
おもってた
りゆうがいるなんて
しらなかった

ふりこが
ゆれるのは
あれは
じゅうりょくのせい
なんだってね
こつこつ こつ
 ....
   
   雪が降る
   ぼくの心の河に

   丘の上の
   立ち枯れた一本の木にも

   雪は送電線のように
   誰にも話しかけないで

   綿帽子になっている
 ....
その頃
ぼくらといえば
美しい霜のうえを
自転車で完璧な曲線を
描きながら
ふるえる独奏者としての
ふるえるりんごの夕陽のことばを
所有してました
複雑なぼくらのようなわたしたちの
 ....
                    159時 @ハト通信

あれちで
あなをほっているおとこがいました
とてもふかいあなでした
ちしつがくしゃがやってきて
ここのちかすいはかれてし ....
これは1618年にロバート・フラッドという名の錬金術師が発明した永久機関です。さしずめ「アルキメデスの螺旋」の応用といったところでしょうか。この螺旋の管が水車の力でまわると水は上方へ運ばれそこにある枡 .... 改札口で君のこといつも待っていたのは
ノグチゴロウだったけど
実はぼくもノグチゴロウと同じように
君のことを待っていたんだ
あの頃はまだ改札口に駅員さんがいて
切符を切ったり回収したりしてい ....
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