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放課後
勇気を出してあの子を祭りに誘った

こっちの気も知らないで
僕を射抜いた満面の笑顔で
また、追い討ちをかけられる
くそっ、かわいいな
いっその事、断ってくれれば
今年も友達と馬 ....
この眠れない夜
少し開いた窓の隙間から
カーテンの裾を揺らすのは
頬を掠めるひやりとした夜風
紛れ込んできた露の雨音に
畳の匂いが、一層、濃くなる

月があるわけでもないのに
外は仄か ....
宝探しをしようか
長い影の伸びる帰り道
長い髪を夏風に遊ばせて君は
少し目を細める微笑みで
子供みたいな提案をした
その話の続きはなく
会話はぷつりと途切れて
また君は楽しそうに風の中を ....
ちょっとポイント制について言わしてくれ。

気を緩めると、ついつい説明的になりすぎるので、あくまでアグレッシブに行こう。

えっと、ポイント制に不満を持って退会したり、問題を提起したりする人が ....
難しいことは
良く分からないけど
君と僕には
同じ血が通っている
それだけで優しい痛み
いつでも白詰草の匂いが
シャツに染み付いていたっけ
町が見下ろせる丘で
毎日飽きもせずに追いかけっこ
明日が来ないなんて
想像も出来ない夕焼けに
僕ら、ちっぽけな勇気を
掲げて胸を張った ....
ささめきが聴こえる
つうと伝った清水の中に
岩陰に隠れる魚の中に
{ルビ禊=みそ}ぎを終えた頃
迫り来る闇はただ、ぼうとするばかりで
何か計り知れない畏怖を漂わせている
土気色をした私は
 ....
1.

美人薄命
という言葉を知っているが
私の母は、けして
美人ではなかった。
そして、私もそうではない。
人の死はそう易々と
語れるものではないことを
私は知っている。


 ....
折角
あなたの好きそうな
マリモを持って帰ったのに
返してきなさい
とあなたは怒ります
何故なのでしょう
家で飼うには大きすぎたのでしょうか
残念です

折角
あなたの好みそうな
 ....
朝、
目が覚めると紙幣のベッドで寝ていた
床も壁も全て紙幣になっていた

洗面所も紙幣で出来ていたので
もったいなくて水を流せなかった

福沢諭吉に囲まれて取る朝食は食べにくかったが
 ....
二つの空に二つの雲があった
風が吹けば波打って
雲に霞が立ち込めた

二つの空に二つの月があった
大気の澄み渡る晩には
無限の星屑が月を囲んだ

二つの空に二つの陽があった
全ては朱 ....
千波 一也さんの美味さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かるめやき- 美味自由詩4*06-9-14
梅雨、列車は停滞する- 美味自由詩11*06-7-22
君と夏風- 美味自由詩10*06-6-29
ちょっとポイント制について言わしてくれ- 美味散文(批評 ...9*06-6-2
それは家族という- 美味自由詩3*06-4-16
にわか雨、虹が架かった- 美味自由詩3*06-4-9
静かなるささめき- 美味自由詩3*06-4-6
戯れ言2- 美味自由詩3*06-3-31
ごめんなさいの理由- 美味自由詩3*06-3-17
インフレーションショック- 美味自由詩4+*06-2-23
空に空似- 美味自由詩6*06-2-21

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