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スーパーマーケットの入口で
マンゴウを手にした瞬間、
子宮が微かに痙攣したのを
見逃すことができなかった
雨の、せいかもしれない
外からは背すじを正すような
水しぶきが響いている


 ....
 1

もう、
ふりかえらないのだ
髪をゆらしていった風は
束ねることはせず

つまさきは
後ろに広がる汀を
走れない世界にいて
こころだけがいつまでも
波になりたがっている
 ....
さよならは青い背もたれ始発にて四月の夢を温めにいく



アンニュイな晴間が秘める春雷に片目をとじて君を待つ午後



ないしょです。星くず燃える屋根裏で子猫と愛し合った日々など

 ....
 いい子ねえ、って
 大人からいつも
 あたまをなでられていたから
 ぼくはおおきくなれなかったんだ


と、いって
そらちゃんは笑う


海のみえるブランコが
そらちゃんのなき ....
おんなとして
うまれたわたしが
わたしをうもうと
はらをきめたせつなに
あなたはけっしてふれえぬでしょう
このはらのおくにはいりこめたとしても
あなたのなかでわたしはきえて
いろづいたこ ....
「明けましておめでとう 
今年もよろしく」

と キーボードに打ち込んだつもりが

「小鳥もよろしく」

と 打ち間違えてしまった。


何回やっても
小鳥、小鳥と、小 ....
ドアをあけたら
新年はじめての
ひんやりした外気が
メントールのリップをぬった
くちびるに染みて
まだ夜も明けきらない街灯りへ
飛び出していく


銀河鉄道のように
走っていって
 ....
あ、
あさごはんが
きょうもやわらかい


そしゃくされた
いのちが
おなかに熱くしみとおる


やわらかくなって
この手に
とどくまで
いったいどれほど
かみくだかれたの ....
放課後の淡い窓から金管の音よ羽ばたけ青のたかみへ




とおせんぼされてる明日に手を伸ばすように螺旋階段のぼる




コピー機が光をシャッフルする影でちがう切札のぞむ我がまま
 ....
今日より、明日、明後日
舟が古びようと
櫂で水しぶきを描かずにいられない
来週より、来月、来年
からだの影が深まろうと
羅針盤の先を指差さずにいられない
蜃気楼を揺らして
永遠に届かない ....
その歌のはじまりとおわりを
わたしは知らない


空を見上げたとき
耳元で起きた風が
どこから来て どこへ行くのか
わからないまま
歩き出してしまったように


そ ....
砂糖黍畑を走るおさな子はいつかのわたし汗まで甘い




エメラルドグリーンは父がちゅら海を恋うる口ぐせ目じり細めて




「白百合は雑草だった」と言う父の故郷奄美は千キロ先に
 ....
<あきらめ>の四文字にアキとメと見つけ秋に芽生える草木を想う



片翼では飛べない空よすすき野は背中の地平線に波打つ



君の手に止まるとんぼを接写する今この時よ{ルビ ....
洗面器に金魚を二匹放したら波紋にひかる新月の影



告白に一瞬ときがとどまって乱反射する川が痛いよ



自転車に初めて乗れた日の風を呼びおこしてる恋のはじまり



まひる ....
ごめんね
今まで気づかなかったよ


赤や黄色の季節の絵の具で
みずみずしく重ね塗りされた
桜の木の葉っぱの影に
ちいさなちいさな
土色の蕾


今までずっと蕾は  ....
耳奥で焼き増しされたセミの音が我を迷宮入りにしている




デフレーション起こす八月森の血は居眠り空は高く冷えゆく




ヒグラシのサイレン、夜の上澄みに震えて詩集をよむ手も止 ....
ああ旅はわれと列車の脈拍をクレシェンドして空へみちびく


山走る車窓をよぎる飛魚のキラリ跳ねるような木漏れ日


つり革のとなりでうかぶたんぽぽの綿毛もうみをめざしているの?


 ....
夕やけを食べたいという君のため買い物かご手に西日へダッシュ


ハミングでハンバーグ焼くママを見てままごとセットで真似するムスメ


お日さまに愛でられコロナより赤いトマトを煮こんで子の皿 ....
絵葉書の端からおしゃべり零れ出す「暑中お見舞い申し上げます」



目標は銀河で泳ぐことだからヒマワリ君とは背比べしない



窓辺にて涼む巻貝ひとさじの碧い潮鳴りおみやげにした 
 ....
夜空に、ひしゃく星


 くらやみは
   すくわれることなく
     すりぬける


あなたとわたし、
街灯りを遠くに眺めながら
水を打ったように静かな公園を歩いていると
一 ....
あなたが、水かさを増す

「では、また 」
と 言って
あなたが身を反らして
木立から、わたしから
離れていった
その刹那から

あなたが、視界でいっぱいになる

あなたが、
 ....
空が欲しい・・・・って
ずっと想ってた
 

薄暗い部屋に
頑なに独りいる時も
 

さらに殻にこもって
傷ついた翼を
縫いつくろっている時も

 
空 空 空
歌うように ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
コントラバスは 宇宙からできている


共鳴胴は スプルースやメイプルなど森の木々から、
弓は 草原を走る馬の尾の毛から
成り立っていて、
弓に琥珀色の松脂を塗り 弦に滑らせることによって ....
荷物が重くて
帰り道が遠い夜も
星が しゃん、と
鈴を鳴らすことがある

鞄で傾いた右肩を
白銀色の響きが
そよ風となって撫ぜるから
もう少しだけ進んで行ける

余韻の尻尾
 ....
この子 大きや


まろき頬を
背なにのせて
まどろむ 吾が子


金魚の べべ着て
へご帯
締めて



から ん  ころ ん

赤い つまさき
鼻緒で
すれて
 ....
そしてあなたは走るのでしょう

今日の扉を次々と開いて

明日へ逃げる光を追いかけるのでしょう

わたしは 息吹き

わたしは 芽生え

あなたが扉に手をかけた瞬間、指先で静かに光 ....
歯がしくしく痛む夜にミントを、
初夏の風と小さな葉っぱを
コップの水に
くるくる溶かして
蛍光灯の下で、うがいする


クールグリーンの麻酔をかけられて
小骨のように引っかかっている、 ....
あいされたい
きれいに見られたいと思って
心を宝石で飾り立てても
光の底に泥沼がよどむでしょう


あいされたい
つよく見られたいと思って
心を諸刃の剣で守っても
自らも世界も黒い血 ....
もしも願いが叶うなら
風のカナリアになりましょう


綺麗と誉れる籠を出て
道なき森を羽ばたいて
君の行方を輝かす
名もなき唄になりましょう


家を飛び出し幻の
故郷求めてがむ ....
千波 一也さんのまほしさんおすすめリスト(46)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マンゴウ- まほし自由詩15*07-5-31
海と声- まほし自由詩36*07-5-20
さくらさくら- まほし短歌17*07-5-17
そらちゃんのそら- まほし自由詩26*07-5-12
おんな- まほし自由詩11*07-5-3
小鳥もよろしく- まほし自由詩22*07-1-3
あの丘へ- まほし自由詩17*07-1-2
やわらかなあさ- まほし自由詩19*06-12-31
Line- まほし短歌21*06-12-3
十三月のヴァルカローレ- まほし自由詩24*06-11-18
秋から冬へ- まほし自由詩25*06-11-7
父と奄美と追憶と- まほし短歌18*06-11-4
千秋_(side_B)- まほし短歌15*06-10-30
一夏_(side_A)- まほし短歌13*06-10-30
桜輪廻- まほし自由詩17*06-10-15
サイレンス・サイレン- まほし短歌16*06-9-9
Like_a_rolling_stone…Go!_Go!- まほし短歌14*06-8-29
夕やけ母さん- まほし短歌12*06-8-17
消印のない空- まほし短歌19*06-8-6
ひしゃく星- まほし自由詩13*06-8-2
後朝—きぬぎぬ—- まほし自由詩17*06-7-17
目覚め- まほし自由詩14*06-7-1
なにもないうた。- まほし自由詩48*06-6-14
コントラバスは宇宙からできている- まほし自由詩18*06-6-11
星の馨り- まほし自由詩16*06-6-8
この子_大きや- まほし自由詩10*06-5-30
未完詩- まほし未詩・独白10*06-5-17
mint_fish- まほし自由詩10*06-5-5
心からはじまり、心におわろう。- まほし自由詩8*06-4-26
風のカナリア- まほし自由詩13*06-3-28

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