「お兄ちゃんなに書いてんの?」
 「小説」
 凛が俺の肩に体重をかけてパソコンを覗き込む。凛は小学6年生の高野山生まれの少年だ。
 「これ、どういう意味?」
 
 青春を肌に感じ ....
正義感溢れる言葉裏腹に弱い心を覆う隠れ蓑

風となりポストに届く封筒の雪の切手は夏に一目惚れ

広島の奥座敷だと言われてる湯来温泉の湯は恋に効く

空耳のような気がする君の声魂同士密談交わ ....
はっきりとした目的もないと

矢印が他人事のように見えてくることがある

この矢印はじぶんにとっての矢印なのか

ぼくはどこへゆこうとしているのか

矢印はなにも知らないだろう

そんなことぼくが決め ....
幸せなら屁をならそう
幸せなら屁をならそう
できるかぎり
大きな音の
強烈な臭いの
幸せ感たっぷりの屁をならそう
そして
みんなに屁を嗅がそう
不幸せなら屁はやめよう
不幸せなら屁は ....
{画像=100421224443.jpg}
 高尾へと向かう中央線の車窓から、シャッターを切った。
 翌日、自室で現像したネガを、ライトボックスでチェックした。
 テニスコートを撮影したコマが面 ....
死にたいと千回言えば死ぬと聞いたので千回言ったが
死ななかったので誤情報だとわかる

一億回言えば死ぬらしいので
現在のところ千二百回くらい言った
あと9999万八千八百回くらい言えば死ぬと ....
モモこっちにおいで
おまえはとてもよわいから
ひとりではいきていけない
モモこっちにおいで
わたしはとてもつよいから
だれのたすけも必要でない
モモこっちにおいで
だからふたりでいよ ....
バスタブで 漂白すませ 漆塗り あなたに金の 蒔絵を描いた 棘のある野薔薇にそっと口づけるようにお酒を飲みなよ、きみは

お星様 えいえい力込めましょう 割れたら海に 捨てておきます

エメラルドグリーンのバッズ 煤焼けた肺に早蕨芽吹き、噎せる

 ....
光たち互いの背を押しかがやきぬ



何も無い音のはざまに手を結ぶ



透るままかけらを置いて過ぎる冬



はじまりは終わりにも見ゆ尽きぬ道


 ....
もし、僕が

僕のやりたいこと
僕のやるべきこと
すべて
やり遂げたとしても

果たして
それは
僕なのだろうか

自分未遂の
僕が
ここにいる

だから
僕は
生き ....
しゃららんと空のなる音 見上げれば28個の月の語らい あなたから 耳のピアスを 引きちぎり 真紅の薔薇の 花びらに刺す 枯れていく
百日紅に
夏鳥の
運んだ枝が
花を咲かせる
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ....
過ぎてゆくからいいんです 春
巡ってゆくからあるんです 風
またくる季節とおもうのですか
君に触れた景色

流れてゆくからあるのです 時
掴まえないからいいんです 夢
も一度見えるとおも ....
公共性のない才能と

正解を欲しがる幼稚性

そのどちらもが

渦になれないおまえら液体だ

いちからじゅうまで

そんなんじゃいやなら

おまえらの惨めさにおれは蓋などしない ....
{引用=
うわの空に舞う花弁を掴もうとして距離を見誤る春愁の日
                
性別なんて窮屈すぎて息が詰まりそうだった

黄昏色の溜息を煙草の煙と一緒に吐き出して
トイ ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
どうしようもない
猫を一匹
買ってきた
どうしようもない店で
どうしようもない値段で売られていた
見るからにどうしようもない猫を
一匹
買って帰ってきた
俺は
ペットを飼うとか、そう ....
{引用=
用してください。
の代わりに使用しないでく
薄めた中性洗剤を
確認し、緩みが
アルデヒド)が残
す事がありますの
い。

組み込んだ潮、飲み
新月の細胞が混ざっ
しなさ ....
あなたをソファーに後ろ向きでお尻をこっちに突き出す格好で座らせたまま冷蔵庫からよく冷えた発泡酒500mlを取り出してあなたのところへ戻りパンティーをスルスルと滑らすように脱がせ先ずはツルンとした臀部を .... 着物が冷たい随分遠くに靡く笹舟

壁焼いて嘘はお嫌いでしょうから

吹雪き明けて紙の破れ目に靴底合う

打ち伏して銀の祭りの幅を書く

シャツ山吹内部に柳として背骨

歩く牛の波紋 ....
麻痺

この線を 越えていくのに 必要な 心の麻痺は 準備できてた


閉鎖

無残にも 俺の巣穴は 閉ざされた 行き場失くした 捨て身の殺し


惨劇 

暗闇に 俺の怒りが ....
あなたには障害といわれるものがあって
そのことで私はあなたを見るとき
少しの躊躇を憶えるけれど

あきらめない

わすれない

そうあなたが書いた決意が
しろい紙にかいてはってあった ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人々の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
             花屋敷のジェットコースターが
             崩れ落ちそうに走り抜けて行く

             いいじゃない
             ガタガタが新 ....
睡眠薬が処方されて 5年
やっと手に入れた
ゆったりとした睡眠が

また元の覚醒睡眠に戻った

ストレスのせいか?
薬に慣れてしまった身体のせいか?

理由はわからないが
夜中の2 ....
開けるんだ

閉じてはいけない

次も開けるんだ

その次も開けるんだ

閉じてしまっては

我々は何かの為を捜さなくては生きていけない

さぁ、その閉じられようと ....
ぽ ぽ ぽ

あてどなさを
撒き散らしながら
歩く

ぽ ぽ ぽ

優しさを
蹴飛ばしながら
漂う

ぽ ぽ ぽ

愚かさを
噛み締めすぎて
笑う

ぽ ぽ ぽ

淋しさを
演じ切れ ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼らの時代- 済谷川蛍散文(批評 ...310-4-22
正義感- 夏川ゆう短歌410-4-22
矢印- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...810-4-22
幸せなら屁をならそう- 花形新次自由詩5*10-4-22
- 「Y」散文(批評 ...1*10-4-21
情報弱者、情報弱者(アブサロム、アブサロム)- a自由詩110-4-21
モモこっちにおいで- はるな自由詩110-4-21
漆器- ハイドパ ...短歌5*10-4-21
垂れ流し×20- ぽこぽこ ...短歌5*10-4-21
瀕夜- 木立 悟俳句310-4-21
自分未遂- 043BLUE自由詩210-4-21
満ち欠け- ことり ...短歌710-4-20
earring- ハイドパ ...短歌4*10-4-20
one_swallow_make_a_summer- mizunomadoka短歌310-4-20
鳴子沈夢_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-20
循環- 朧月自由詩310-4-20
太陽を浴びるふりをしろ- 吉岡ペペ ...自由詩810-4-20
- 高梁サト ...自由詩13*10-4-20
詩歴について。- いとう散文(批評 ...32*10-4-20
鎌倉の月- ふくだわ ...自由詩410-4-19
説明書- 佐藤真夏自由詩4*10-4-19
酒の肴- 花形新次自由詩6*10-4-19
あかるい兄- 黒川排除 ...川柳410-4-19
愛知県家族五人殺傷事件によせて- ハイドパ ...短歌2*10-4-19
決意の朝- 朧月自由詩410-4-19
末期症状2- ……とあ ...自由詩710-4-19
電氣ブランに灼ける空- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-4-19
覚醒睡眠- 森の猫自由詩5*10-4-19
開けろ- 蒲生万寿自由詩2*10-4-18
散歩- nonya携帯写真+ ...10*10-4-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151