愛されていないから
悪ぶっているのだ
などとは
二股の枝が裂けてもいえないな
悪だから
ワルなんだよ

立ったままなのに
寝転んでいるような気がする
耳の奥で冬間近の電線が
風切る ....
un chaton noir trouver
un petit bonheur
jau été leve histoire superbe 
Elle a compos ....
カレーうどんを食べるなんて邪道らしく、
うどんはうどんで、
カレーはカレーで食べるべきだと、
グルメのひとはゆうけれど、
ぼくの大好物は、
カレーうどんなのだからしょうがない。


駅 ....
毎日現れるご飯のように
僕は優しくなれない

毎日忙しいのに疲れてるのに
ご飯は相変わらず優しい味がするんだ
僕はどう考えてもそうはなれなくて
でもその優しさから生まれてきてて
とても不思議なんだ

 ....
滑落の意識はすでに朦朧、自分の掌さえそうと思えない長い朝、白濁する視界に紛れ込む澱、文脈のない戯言が胡椒みたいに四散する脳漿、前頭葉から漏れ零れるものの温度は捨てられた小麦粉に潜むものの体 .... 紅葉の山々
渓谷沿いの道はその時々の赤
その時々の黄
その時々の青
その時々の緑
山の頂の先には
幾分くすんだ青空
道のRは気にならず
正面に最初のトンネル

トンネルを抜けると
 ....
何もない街の中を歩くと喜びがにじみ出る
言葉を無くした人間のようでいて 悲しい
今日は強い日差しが降っていた
アルバイトから帰ってくる若者たちの 明るい顔
君たちは 何を求めて 生きている ....
天使を探して
ずいぶん経ったが
いまだ一人で
憂鬱に眠るよ
足は裸足で、
薄い毛布をかぶり
水の底の
魚みたいに
眠るよ
眠っているとね
体内の泥が
少しずつ
はみ出してきて、 ....
冷たく重い油膜が 舐めるように
横たわる裸の そこかしこを
ゆるゆると 圧迫してゆく

-----

細やかに泡立つ銀色の音像から 油色の真空の中 
混沌とした精神の渦中へと 流れ出す音 ....
勝手に流れる涙は止められない



産まれた頃から他の兄弟より


小さかったこいつは




産まれた時から皆より


命の灯も小さかった


懸命に生きて
 ....
指をさしこまれるための孔に注意深く右手の人差し指を挿入する
これから訪れる恍惚の時間を想像しながら
そこにひっかけた指を少し曲げるようにしてその襞…灼熱の欲望を守っている…をこじ開けるように動かす ....
「人を見れば泥棒と思え」
「君子危うきに近寄らず」
「だまされるほうが悪い」
「いい年をして」
「自己責任」

堀を穿ち水を引き砦を築き
ライフルに猜疑心の弾丸を込めて
堅く堅く身を守 ....
誰かが芥川を評して『まるで人生をピンセットの先でもてあそんでいるやうだ』と言っていたが当たり前だろう人生みたいに薄汚ぇもんピンセット以外の何でつまめって .... (無音)

ーーーーーーーーーーーー

夜気の底をーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーー縫い突き進み

ーーーーーーーーーーーー
日本の銀河のーーーーーーーーーーーー

ーーーー ....
{引用=
(あれもこれもそれもほしい)のは(なにもほしくない)と同義語だって(パパにもママにもムスメにもなりたい)と言ったら、誰もが口を揃えてムリだと笑ったの。

ちいさなわたし
ぬいぐるみに ....
瘡蓋の縁取りを爪で引っかいているうちに滲み始める薄い血の色みたいな目覚めだ、軋んだ脳髄は明け方の有り得ない夢の感触をリピート設定で再生して水晶体には霧のような濁りがかかる、ああ、ああ、 .... 居間に
恭しく飾られている
モノトーンの写真
声も仕草も知らない
かろうじて
自分と父親を繋ぎとめていた
血脈以上の何か


十代の頃
鏡に映る自分が
架空の登場人物めい ....
宇宙から地球を見つめている

昼と夜とにわかれている

その境目からは

夜明けのおとが聞こえてくるのだった


僕が地球に暮らした頃の

それは記憶のおとなのかも知れない

 ....
きらきらと留まるものを見ているのなら
手を伸ばさず 歩いていくのなら
近道ではないかもしれない
それは 近くにあるんだろうと 知る
川の畔に 綺麗な鳥が飛んでいくのを抱き合って 見ていた
 ....
 
 
そらは
だまっている

なにかつたえたくて
だまっている

にくしみもかなしみもない
そらのことばを

うつくしい
あおにひめて
 
+
 
しょうがが
きい ....
君の言うことは
果てしなくエロい
あまりにエロすぎて
なんのことやら
さっぱり分からない
なのに
何故
肛門引き絞り
君は言い続けるのか
みんな
呆れ返っているのに

ウケても ....
どうして夕闇は
せかすように美しいの?
置いてゆかれる不安はもうないのに

雑踏に踏み入れる勇気が
ないのにたどり着いた
いつもの という駅

帰ろうとつぶやくと
さみしくなるのは  ....
のぞいた


このくらい


なかよくなかよわくプチさんか
朝空に雲湧き満ちて清々し紅茶をつぎて聖書をよまむ

妻のこと考え々々2杯めの紅茶をすすりまた聖書読む

神の姿聖書の中に見出しては又読み続け今朝も又する
僕は
ギリシアの神
エロスの
敬虔なる信者である
という信仰告白から
物々しく始まるこの詩

エロスって
エロ本の神だよね?
と言う疑問はさておいて

ゆうこりんと
ほしのあき ....
ビニール袋を首から提げて眠りにつく
私はとても眠かった
私は寒いアスファルトの中を 一人で歩かされていた
白い息が赤いポストに強いコントラストを作り出している


私は今日も眠い
1 ....
愛の名前を知ってる
ロックスターのハートのエース
あの娘の白いブラウス
天使のくちびる銀色
その綿菓子にピアス キッス


あいつのハイヒール5センチ
薔薇色の頬にグラサン ナイツ
 ....
背のちっちゃな女の子
男好きのする笑顔が印象的で
逢う度に違う男の子と一緒だった

背のちっちゃな女の子
いつも彼氏の背中に隠れてた
風が吹けば彼氏の体を風避けに
雨が降れば彼氏の差した ....
いつかは死ぬのにね
母が言ったからどきりとした

いなくなった恋人を
そろそろまた恨み始めていたから

母は
死ぬということと
家の中のあれこれとを
同じところに平気で並べる

 ....
幻影はどこの空にもあった
夜明けに
夕焼けに
月光の中に

幻影は美しい藍の色
決して終わることのない
澄んだ純真たる夢心地

幻影が映える浜辺には
変わらぬ思い遣りを持った
子 ....
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