朝、目覚めると家中クモの巣だらけ、湯気が立っているものもあれば
冷気を発しているものもある。つまり、部屋の中は煙が立ち込めていて、
まともに息も吸えやしない。気が狂いそうだ。おまけに、クモの巣の ....
「このまま
 デブネタを続けられるということは
 結局のところ
 あたしに
 未来はないってことでしょう
 
 右を向いても
 左を見ても
 デブには生きづらい
 ことばかりじゃあり ....
忘れては夏の水底のぞきこみまばたく広さまばたく遠さ



無音から無音に至る無音には尽きた灯の色ただ打ち寄せる



激しくも涼しき雨を走り抜け糸ぬぎ捨てる ....
巨漢6キロ!
ファーミックスの毛玉が
あたしの横には
いつも
横たわっている

ウトウトから
目覚め クセになって
確認するしるしぐざで
カレも目を覚ます

ナァ
(なに?)
 ....
男は94ページを読み終えると、時計を目にした。

7時23分。

昨晩から雨が続いている。
グリーンの縁の窓から臨む景色は、霧がかっている。
溜め息をついてはみたものの、こんな休暇も悪くは ....
畳の上
四角い日時計うごいてる今は朱色の長四角

藺草くさい
桃とぶどうと線香とまわり灯篭お盆の浴衣

渦巻の
蚊取り線香の灰落ちて焦げ付いた跡ほじくって

8畳の
カーペッ ....
{引用=



きみに咲く色を今日も決められず温い水に絵具を流した


六時から弾けた部屋の真ん中でわたしもラジオも終わりを待ってる


利き手から最短距離で触ろうとしているきみ ....
あなたから這い出た僕は小さな僕を水面に見ている
ああ僕は碧いのだ
艶やかに湿る僕は赤い目をしている
景色を映すそれが涙のようだ
潤んだ世界のほかを僕は最期まで知ることはないだろう

今から飛び降りる世 ....
これからは 君の 世界に あわせる
例え 占いの 結果が 悪くったって

私は 更に 
   皿の うえに
   沙羅を 重ねてゆく

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・° ....
64分音符にのせてジョイントをつくってるあなた、赤いマールボロの箱をさかさむけにして、フィルムは大切だから取っとくのよねと言っているあいだに、鏡にカッターで細ーいせんを引く彼女、彼女昔ながらの .... 何も思いうかべることのない
壁の中で
風をしたためている 気がする
恐らく そうなのだと

風の中でページをめくり
立ち止まり 彩りを
見つめているとき
草の色の 内側に

呼吸を ....
今日も山手線に乗られては、知らない人と肩を合わせて心を揺りうごかさている。窓の向こうは今日も暑くなりそうだった。鉄の線路の向こうには埼玉県のような、千葉県のような山々があって、薄い群青色の面をしていて .... 青春前期に
熱に浮かされたように訪ねた仏たち
結局今まで
その眼差しの中を
彷徨っていただけのようだ

時を経て向き合い
あれから様々なことがあったと
あの時何か得たような気がしたけれ ....

聞こえた 
え 
聞こえました?
天啓

夜ポートランドの丘の上
越えて走れスーパーカブ
時速二五マイル
パンパンパンと
マフラー破裂する
流星が
昇りながら脱線して
エ ....
悪かったのは俺のほうだ

毎週、同じ時間いつもの場所に

アナタは必ず来てくれたのに


アナタの気持ちも考えず

他のヒトと遊びに出かけたこともあった

アナタの想いも考えず
 ....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると

ホワンとしたきぶんに
なってしまう

気を全開にゆるしてしまう

たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがい ....
道を歩けば 犬とすれ違う
人とすれ違う
暗雲を 見上げ
虹を見つめる

屋根を見上げ
雨だれで 口を潤し
石ころの 匂いを感じ
緑の葉を 味わう

小石を拾いあげる
川の中に 放 ....
楽しげな手応えを 夕暮れは手のひらで掴もうとしている
確かな 部屋一面の 公園が 
たったひとりの 自分でもない 雷鳴の中
鋭いアパートの極彩色が聞こえている


テレビをつけると 亀 ....
{引用=

6月の雨が
まだどこかに残っていて
それが7月の終わりになっても
降り注いでいる
一月以上寝かせたからだろう
いらないものがたくさん混じってる
人間の気持ちに置き換えたら
 ....
もう一度
障子戸にぼた雪のあたるカサカサという音聞いて寝たい

楽器はね
唄うように奏でるんだよ高校二年のヒゲのはえた青年

あのひとの
帰ってきた車の音聞いただけで胸が詰まる愛情の ....
雲の図鑑が欲しいのです
ありきたりの色を集めて
正しく真名を呼んだなら
痛みと祈りは
この空に
届くかしら
 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る



 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して



 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ ....
{引用=小さいものだから小さいと思うことは
なんて簡単なことなのだろう

車で仔猫をひいた

ひく前に
「ああ ひいてしまう」と、思う間があった
思ったとおり

何とも言えない音が伝 ....
山盛りの洗い物だって
洗ってしまえばこっちのもんさ






山盛りの皿洗いながら
こんなこと考える










山盛りの洗い物に勝利 ....
蝉が鳴き止む一瞬の静寂
木々の緑は命の色

青空に映える
君の白いワンピース
まるで飛行機雲みたい

そっと拭う汗
二人の笑い声

真夏がそこにいる
このこ、うちのペットのみっちゃんです。
ミシシッピアカミミガメのオスで、10歳。たぶん。

みっちゃんはとても可愛いのです。
毎朝エサをねだって、私の後を水槽の中でうろちょろとついて来ます。
 ....
知らないウタをうたうような
継ぎ接ぎだらけのメッセージ

深海魚に憧れた午前2時

淡い光 ガラスに溶け合って
27℃ モラトリアム
絡まったコードの先を探す


詰め込んだ感情の ....
男は、まさかりを担ぎながらその畑にやってきた。びっしりと、杉林がその向こうには生えている。茶色い魚が川には泳いでいる。目には畑が緑色の向こうに広がっている。男はまた、一本杉のところを曲がると、走り出し .... 夏の日
僕は夢を見た
冷たい廊下の上で
火照った体を休めながら
ヒトになる夢を見たんだ

僕は
還暦の男のヒトだった
僕は実際に
犬である時も
還暦の頃だったし
何しろ
その年頃のヒトとは
気が合った ....
理想の母とは
いつも友人の母だった
決してとることのない仮面の笑みが
もたらす安心の温度にほどけていった

なぜ母は私をよぶとき
まゆげをきりりとたてているのだろう
目の端が尖っているの ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
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辻褄- プテラノ ...自由詩310-7-30
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