墨いろの街道

放たれた欲望は

雨上がりの夜にさえ

涙ながして飛んでゆく

飛んでゆく


好きだけじゃ

足りないみたいだ

このせつなさを

春の切実と名づけ ....
クレパスのさくら色だけ短くて買いたしにいく春の自転車 ベティの双子の兄貴もまたベティ
だから真のベティを決める大会を開く
勝った方が真のベティ
負けた方は偽りのベティ
引き分けた時は規定によりテレゴング
FMレイディオの聴ける環境がほしい
ふ ....
俺は野菜の王様だから
ケツにネギを挿入して歩いてもいいんだ!
やった!うれしいよ!やった!
こんなにも眩しい朝日に照らされて
生きているって素晴らしいんだね!
ケツにネギを挿入して歩いてもい ....
青空だ

さぁ、でかい大口を開き かぶり付け

どれだけでも喰え

全部あるだけ喰いまくれ

己の内臓に納まり満たされる

喜び沸き立つ季節は

それでこそお前のも ....
かぐわしい酒はこれかとディサロノを娘の森に注ぎ乾杯


楽土への鍵はアーモンドの香り
私の口移しで召しませ


最後の夜彼のカルピス飲みほして身に焼き付ける初恋の味

血を含んだ風が
時折吹いて


血を含んだ塩が
髪にこびり付き


血を含んだ夢が
時折手折られて


血を含んだ花が
風に揺れている
傲慢で ひとりよがりな 心臓に ナインインチの 釘をぶち込め 空をあつめて
泣いてみたいとおもいます

たったひとりで
その
重みに
耐えかねて
幸と不幸の中間あたりを
泣いてみたいと
おもいます


海は
寡黙です

わた ....
日が長くなってきた
暖かい日がちらほらと
そろそろ学生遍路が道に迷い
路傍で空を見上げる頃か

蝉の鳴き声が聞こえる
まだ冬の終わりだと言うのに

耳鳴りだろうか?
幻聴だろうか?
 ....
 
 
朝、目覚めると
四十歳になっていた

王選手が
七五六本目のホームランを打った
ポスターが貼られた
四畳半の部屋で眠っていたのに

昨日は小学校から帰って
庭でスキー遊び ....
{引用=
風の音が聞こえる

戸外は雨だ

脹らんだ大きな雫が
木の葉の表面を滑る

熟れすぎた文化のなれの果ての
決済の時間のように見える

カーテン越しの
切れ長の瞳は
 ....
貴女の華奢なその肩に
僕の全てを捧げられはしない
抱きしめるのも憚られるほど
気付けば僕達は触れ合わなくなった

毎朝絶望と共に目覚め
絶望と共に日々を過ごし
一日と共に息絶える
感じ ....
春に近い

夏に通うころ

なまめく

てらりと

ひかる東京

銭湯をさがして

フーガで

はしる細い直線

民家

町工場

小学校

線路

なまめく

人工のひかり

人工のひかりばかりだ
 ....
どんなに冷たい風が吹いても
君と居れば温かい
殺風景な空間も
安らかにしてくれる

こたつよ

足元から温もる
やわらかな
この居心地

こたつよ

ゆるりと過ぎゆく
至福 ....
あのころあたし失恋したら

生き方までかえなきゃ気がすまなかった

だから名古屋で派遣してやった


カレの親友が好きだった

カレも親友も研究なかまだった

カレに結婚してって ....
風がブルーのカーテンを剥いだのか
レース越しの日差しに焼け出され 目を覚ます
昨日のセックスの余韻か
或いは 太陽の所為かわからないが
じっとりと汗をかいている

隣りで君は 裸のまま眠っ ....
陽の照る日おにぎりを二人して勾当内侍の塚の前にて

友くれし水仙の花しばしの間さびしい色に妻の花瓶に

ソロモンの言える如くに空しかり花も吾らの愛でさえをも
母がいない生活に
ほんの少し微かな疲れが渦巻いている
週末に少しだけわがままを
聞いてくれる人がいてくれたらと

国道をぼんやりと立ったまま
飛んでいく紙飛行機にじっと立つ日
体は旋回し ....
おとこが
あかんぼうの
はなしを
している
おとこのこえは
ひどく
かわいている
夏が
二度とは
来ないことに
なったのを
知っている?
だから
とろけたあと
とがりついた ....
まず、声を変える
あー、あー、
自分にとって、いちばん低い声を確かめる。

鏡に向かうと、
バリカンで髪の毛を短く刈り込む
思っていた以上にサッパリとする。
大仕事はこれからなのに
 ....
社会人になりたてのころ

なぜかノートにはしりがきした言葉

会敵点に飛べ

なにが敵であったのか

具体的なことは思い出せない

具体的なことなんてなかったからこそ

そこへ ....
いつも真顔の青年が
たまには冗談を言ったっていいだろう
でも時としてそれは本気だったりするんだ
どんな冗談も起こしてしまえばそれは事実
なんか面白いことを言ってやろう
信じているならばそれさ ....
先輩ってまんまセブントゥエンティーなんですね

褒められているのか
それとも貶されているのか
一回り年下の後輩が私の耳元で囁いた

街中でも見かけるあのスタイル
脚の短さを隠そうとしてパ ....
気がつけば骨まで{ルビ柔=やわ}くなるようだカルシウムが少し足りない 僕は街を耕して

キミに地球を半分やる

君を中心に動くんだ

孤独の弧を描く月も

陽炎の滲むかなたに鼓動をする


感じるんだ、いちばんつよく

いつだってすぐに

 ....
じゃんけんに勝っても屑に生まれ来る



しゃぼん玉まだ見ぬ原へ消えてゆく



少女には明かされぬまま冬の蛇



音を見る瞳吸い寄せ鈴の色
 ....
どこへかと向かっている

未来も生産性もない場所へ

こころやたましいを向かわせながら

家へと向かっている


社会制度とは効率と確率を追ったものだ

そこへと向かっているのだ

生殖器ではとどめを ....
ただ横に 在らせる冷たい 我が子ども 今問ふコレは heかitか

昨日死に 迎えた朝の 日差し見て 今問ふ世界の 変化の色を

人の生む ゴミ喰ふ烏を喰ふ野良猫 今問ふ流れる血は誰のもの
 ....
聖だと崇めることで女性への恐怖を距離に変えてる人を

優しさが傷つけ過ぎると知ってなおあなたはそれをするんでしょうね

逃げてないだけじゃだめだと気が付いて攻めてないのは逃げてない? それ ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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のむ- 紅林短歌310-2-25
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冬越え- within自由詩13*10-2-25
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失墜する文明- 真島正人自由詩8*10-2-25
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会敵点へ飛べ- 吉岡ペペ ...自由詩210-2-23
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世界は_中心は_愛は、___叫ぶ!__そう、叫ぶ!- は やし ...短歌210-2-22

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