ぼくは走る

とにかく走る


ママはこう言うんだ

『宿題の山』だとか

『ギリギリ虫になるな』とか

『ゲームと友達にはなったらダメよ』

とか

ダメダメ駄目だしするんだ

でもさ

どんなんだ ....
教室の窓から
白い校舎の断片がつくりものみたいにひかる
木漏れ日
彼女のくびすじにしたたる汗
蒸し暑い体育館に
むわん
と広がるみんなのにおい
時々降る雨

私はいつでもいらいらして ....
君はクラスのマドンナで









全国ベスト4の野球部主将とマジメに交際していたからさ








 ....
人生嘗めてんのかって
第三のビール舐めてる奴に言われたかねえよ
ガキみたいに喚き散らして
ママにねだってみたらどうよ


最近、急に老け込んだって言われたよ
不健康だって ヘルシーなジュ ....
キャットフードや昆虫ゼリーのコーナーに
バクのエサ、タウリン強化だそうだ

獏おいで、ごはんあげる
獏おいで、何が好き?

売ってるやつじゃなくても食べるよね
生き物にエサをやるのは楽し ....
地下鉄で前にいた高校生が
シンショー、シンショー、
とにやけているので
その視線の先をたどったら
ひとりの青年が楽しそうに何かのまね事をしているのだ

手で何かを大切に受け取る動作
それ ....
去年のいまごろ
子供が拾ってきて
ミルクを与え
病気だった目に
抗菌の人間の目薬を差してやって
鼻水拭いてやって
お尻拭いてやって
おトイレおしえて
ゲロも掃除して
一緒の部屋に寝て ....
アリスはそこへ乱暴に投げだされ
黒い瞳に大粒の涙をためた
やがて朽ちてゆく散らされた意味の
灼熱に乾いたサハラカラーの砂漠の丘に
一面、蒼く鮮やかに咲く魔の花の
雑音交じりの夢へといざなう、 ....
おいらカナブン
ブンブン飛ぶぜ
黄金虫って言うな
カナブンって呼べ
そっちの方が性に合ってる
カナブンって
なんだか
自由な感じがするじゃないか
葉っぱの上では隠してるが
一旦空に飛 ....
あなたの癖は
テレビのリモコンを
上から順に押し続けること
次から次に変わる画面を見ていても
きっとつまらないだろうに
それでもあなたは
押し続ける

あきらめたように
最後のスイッ ....
しゅーるってなんですか
おいしそうなしょーとけーき?
しゅーるってなんですか
まっかないちごのこと?
しゅーるってなんですか
ぎんいろふぉーくのさきっちょ?
しゅーるってなんですか
 ....
昔たってそんな昔じゃない昔
筑豊とかの炭鉱では女のひとも坑内で働いていたらしい

上半身裸で乳房丸出しの腰巻き一枚
薄暗く蒸し暑いヤマの奥底で
気の荒い男衆に混じり
掘り出したばかりの石炭 ....
人妻にストーカーまがいのことをしたことがある

あの熱情がもうない

それがじしんの成長なのか

それとも退化なのかわからない

さびしいような気もするし

胸を撫でおろしたくもな ....
マーケットの価格と価値が上がったり下がったり
なんだ部屋で籠城している僕の気持ちと変わらない
バイアグラを注入すれば嫌でもたつ男根
何か物質的ショックがあれば
心理パニックと流れに流され
格 ....
ありふれた雨の日


今朝は雨が降っているから 電車が遅れるかもって
傘を握って 慌てて走って道を急いだんだ
いつもの交差点は まるでたくさんの花が
水を滴らせながら 咲いているみたいに見 ....
美しい鳥が一羽
夜ふけの空にとび立ちました
静かな町の
屋根の上の空は むらさき

ちいさな女の子の
夢の中に
白い雪が降りました
羽のように白い雪がほんの少し

冬はもうおしまい ....
(一番)オタマジャクシのお腹には
    腸管が透けて見えるので
    パン屑あげると白いぐるぐる
    玉子焼きだとぐるぐる黄色

(二番)ヒメアマオタマは雑食性
    なんでもち ....
嫌煙家等と誇らしげに自称する連中というものは
性欲の生み出す錯覚を殊更詩的に表現する事には躊躇いを感じないと言うのに

煙草を嗜む嗜好に対しては
殊更それが脳の産み出す錯覚であるという事を強調 ....
今日もまた奉仕に行きて帰り途コーヒーにケーキ二人食べけり

格子窓向こうに見ゆる青草の彼方の空は曇り空

コーヒーを啜ればまたき味ブルーの茶碗は陽に光りおり

トランぺットの音色が響き座っ ....
私は松屋にカレーを食べに行こうと思う。しかしながら立ちつくした人には吉野屋が向かい側に存在する。街は昨日からのお祭りでたむろしていた人などが吉野屋の手前側を行き交っていて、街の向こうには青い海など見え .... 真夏がアスファルトに喰らいついてる
だらりと垂れた野良犬どもの舌は
桜のころより一〇センチは長くて細い
渋滞気味の二車線に鳴り響くクラクションのブルース
運転席にいる連中はみんなが ....
{引用=頂点はさらに、高さを増す。塔の上に塔を
重ね、そのようにして時代はいつも、賑や
かに葬られていく。足元には、無数のメタ
セコイアが植えられ、手をのばして、空を
仰いでいる。道は、休むこ ....
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
 ....
バイトの面接にいった。それだけで脳から鉄の匂いと鉄の味がするくらい疲れた。実際今もさびついた鉄の歯車が俺の脳内をギシギシいいながら回っている。そういえば俺は今生きてるだけで疲れているのだった。みんな軽 ....  
 
時計の断面が落ちている
側に誰かの置いた花束がある
初夏の陽射しは影をつくり
わたしはわたしの影を
地面に埋めていく
勝者などいない
敗者だけの戦いが終わったのだ
イワシの缶 ....
 ・ ・ ・ ・ ・ ・
 木哺デハ
 北東ノ風 風力8
 気温7度
 1024ヘクトパスカル
 晴レ

 鬱瀏島デハ
 北北東ノ風 風力5
 気温3度
 1018ヘクトパスカル
 ....
狩野川台風で橋が落ちたために
駅からタクシーで大まわりして
修善寺温泉街にはいった
九歳のぼくは父と母に連れられて
和風の大きな旅館にはいる

玄関をあがるとすぐに大きな池がある
池の周 ....
深夜 ライブの帰り
ぼーっと ゆらめく半月に
見上げ つぶやく

飲み会で ふわふわした
足取りで着いた 
駅のエスカレーターの下

料理がしたくなくて
焼酎の炭酸割りを 口にふくん ....
ひどいブスにこの粗末な肉体を捧げて
十二月三十四日の僕は肉の海に沈む
ラムやマトンで身の回りがいっぱいだ
肌と肉のふれあいに心は荒ぶいっぽうだ
やっぱりこんな儀式をするんじゃなかった
何の意 ....
胃に優しいとか
目に優しいとか
肌に優しいとか
地球に優しいとか
特定部位には優しいのに
わたしには 誰も 何も 優しくしてはくれなくて
バファリンの半分は優しさでできていますとか
お金 ....
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