見えない冷たさ
夜の手のひら
わたしわたされ
ひらめく見えなさ


指に映る指の影
花でくるみ ひとつ剥がし
鳴る夜の外
夜の外


やわらかな針
風 ....
   花

 匂う(少女の)
 匂う(少年の)
 街にはアナタたちが息づいてイル
 人は時々に氷のように
 輝き消え、溶け、反射し、再結晶し
 揺れ、 ....
何ものにならんかな

月にならんかな

地より仰ぎ見る

黄色い待宵草々

天を照らさんかな

人を喜ばさんかな

地より請い願う

夜の明るさ待宵草々
 ....
寝室を 濃いくれないに 塗り染めて 蝋燭燈し 君とまぐわう


  ・・・夢野プレイ
朝起きて呼吸のしづらさに違和感を覚える
出した声は絞め殺された鶏のようで
ああ、やっちまったな。と生温いため息
体はだるいが腹は減る。ここら辺が痩せない理由か
冷蔵庫の中には麦茶と酒とつまみと ....
  実朝の末期知るなる大銀杏八百年後の雪に折れけり

 夢自体めったに見ないし、まして樹木絡みの夢など、木を相手の仕事をしている割には見たことが無かった。

 それが、今日の未明、倒れる大木 ....
今、23歳になっても次のようなことを主張する私は、世間でいう中二病以外の何者でもない。そして私自身、自分のこの考えが社会に通用するとは考えていない。

しかし
あくまでも、「人間社会には」、だ。 ....
アイツが迎えに来るよ



もう随分と前に捨てちまった


あの手をふりほどいてやったはず




最近私を引き戻すために

記憶から今に飛んでくるの



お ....
俺だったのかと気づかされている
労働者ですらなくならされた時に
ロックバンドを畳んでは 公衆電話の前でため息をつかされた

感情自体を叫ばされるようなロック自体を見かけなくなったものだ 運送会 ....
朝 目覚めると、僕の身体の上には一つの箱が置かれていた。
それは薄汚れていて、大きい。降るとカラカラと音を立てた。
「奇怪だ、目覚めたばかりの僕にこんなものが用意されているなんて。
 奇怪だ、こ ....
止まない雨だった

優しいままでいられるほど嘘つきではないから
まだあまり汚れていない窓ガラスに向かって
冷たい視線を送り込む
反射した感情の行方を知っているくせに
しばらくそこに立ち止ま ....
さびしいなぁ


冷えた布団が
温くなっても
オレの心は


さびしいなぁ


寒空の下
きみは
木枯らしを抱いて
眠るのだろう


さびしいなぁ
相変わらず割り箸が上手く割れない。
しかし最近エコ箸なるものが勢力を増してきて、悩みは解消されつつあるかと思ったのだが、
ラーメン屋なんかであの箸だとツルツルすべって食べずらいという新たな悩み ....
{引用=


愛なんてコンビニでも買えるって どれが愛だかわからんのやけど。


さみしくて漂流したくなったさかい、貯金おろしてロフトに行くわ。


星空をさんきゅっぱで買ってきて  ....
花屋の店先に並んだ
色んな花を見ていた
人それぞれ好みはあるけど
どれもみんな燃やし尽くす

「その男は狂っていたのだろうか
花を街を 人をも
オイルをかけて火をつけて
燃やしていった ....
トント※1の笑い

遠くの空に一握の希望
RJのブルースに語る話はない。
近くの海に一片の愛情
SHのブルースに唸るフレーズはない。

ワクワクした空間に
言葉を埋めることが
唯一の ....
適当にご飯は済ませろその代わりたけのこの里は噛みしめて食え



ペケをするマルをするまたペケをする答案用紙が涙ぐむまで



カゴの中震える果物くださいなろくでもない日に ....
わたくしを 不安にさせた 罰として 車で轢いて ペシャンコにする 椅子の上に瞳は
氷の壁のように
置かれていた

向かいの椅子に座っていた烏のような女が
少女に声をかけると
置かれていた氷は溶けた
まるで氷ではなかったかのように

烏の烏らしい声は ....
横断歩道で飛び跳ねていたら
ユーウツに
アタマシバカレタ

歩道橋の上から
唾を垂らせば
いかめしい車達の頭に
反旗の鉄槌が下る

もうそろそろ青虫がサナギに成る時間だ

春のワ ....
裸眼視力 0.1なし

コンタクトをやめてから
度の厚いメガネは
常に手放せずにいた

けど
この頃

ぼーっとした裸眼が気持ちいい

慣れた自分の家
裸眼でもつまずくくらいだ ....
{引用=

眠っているあなたに ささやきかける
海峡の海鳴りがきっと
霧のような不確かな、消え入りそうな言葉を運んでくる
小さな螺旋の都に吸い込まれるように
淵をなくした深淵へと
言葉な ....
叫びだろう
耳を塞ぎたくなるほどの
{ルビ詩=うた}だろう
目を背けたくなるほどの
 
 
生きている
記念が欲しい

一枚の写真になったり
愛しあったり
つまらないことで口論したり
仲直りしたり

記念のためなら
死んでもいい

綺麗にくびれた
腰が膨ら ....
「許してやれ」
その声に振り向いたとき
体が溶け始めた
「誰を? 何を?」
その声に問いかけたら
自分が溢れ出し
全てが流れ去った

「許してやれ」
再び響くその声は
天からのよう ....
 地球が半分になっても
 離れ離れにならないように
 もっと
 寄り添っていよう

 世界が半分になっても
 神さまを作らなくていいように
 つよい
 あなたの名前を知ろう

 ....
世界中を
母親にしない

日本語の 形態に
巻かれていた 中学生の頃
思いこみにできない
鉄板を 抱きしめていた
余裕がした 深夜放送に
飛び込んだものは
アイドルたちだろうと
 ....
砂漠に花は咲かない
僕は細い筆を拾い
砂を手のひらに広げ
怠惰な脂で溶き
いつか憧れたレンガの壁に
初めての嘘を描く
なな色の純真、羽化し残された白紙の絵本「はらぺこあおむし」 少年は、チョークを手に持っている
軽石かもしれない

壁に描くのはいつも、目。
みゃぁ、と鳴く、猫の、みゃぁ、と鳴かない部分。

少年は、いつも日が暮れる前に帰る

煉瓦の、壁には、破れかかったポスタ ....
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