眠りの代筆
猫のひたい撫でるたま子


夜にしかない可能性の息

あなたの首に下がっているのは地球


眠り、寝息で会話

ひとり起きて台所の水を飲む

この水は深海からすっくって運ばれてきた


フランス語のテープ
バンソーコー
海苔餅、食べたらお腹がいたいと喋っている


べゴニアは昼の花

ランプに照らされ夜も花


あの地球を引き千切って、海に帰す手はずを取ろう


自由詩 眠りの代筆 Copyright 猫のひたい撫でるたま子 2010-04-16 02:41:23
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