今年は、やたらと、
三連休が多い。
罪なことよ。
だってその長いむなしさに耐えきれず、
つい、
また、
女を買ってしまうから。

「女を買う」というけれど、
むかしのような粋はそ ....
とりとめのない物思いに
舞い降りた芳しい栞
見上げた梢から零れる
オレンジ色のはにかみ

とりとめもなく高い空を
自由飛行したがる意識
ゆるやかに誘うような
オレンジ色のためいき

眉間に堰き止めて ....
膝を抱いて眠る
呼吸するたびにこぽこぽと音をたてる

とろりと変化した水に抱かれて
ゆっくりとまわると
視界がくるくるかわり

色んなものが
体のすきまに入りこむから

くすぐった ....
生まれた時代がわるかったって
なぁ兄弟
俺たちだって居場所ぐらいあるさ
おい
身構えていろよ
不幸者の足音がする
次の霜まで
生きてやろうぜ
なあ
 新宿の家電量販店に、除湿器を買いに行った。
 除湿器というのはなかなか使える家電で、雨が多い日などにヒーターと併用すると、室内に干した洗濯物の乾きがとても早くなる。
 何種類かの除湿器を物色して ....
世界が光でできているのを発見したのは

ヨーロッパの画家たちだったが

世界がブルーでできているのを発見したのは

ぼくの彼女だった


彼女は歩けばなにかを発見した

ぼくがよ ....
大嫌いな夜を抜けて
やっと出会えた朝
ひんやり冷たいだなんて
優しくないね
と思ったら
雨上がりが届けた甘い香り
ありがとう
金木犀が私を包む
優しく
カサカサ いわせながら
足裏に 季節を
感じる時
秋の音が
聞こえる
砕けた落ち葉の
紅葉の破片が
ばらばらになった譜面の
ひとフレーズのよう
こんなときは
ミケランジェリの
ド ....
桃色パンツはいてたギャル系女の子
いい爺さん(といっても60ちょい過ぎ)につれられて
いっちゃった

横浜の埠頭にある古びた倉庫へ
いい爺さんから3万円渡されて
ついていっちゃった

 ....
何でもない 声の つぶやきが
だけど今日も私の中から出て行く時
君の目に 今日も 探しだされた
美しい私の立つ街を見た 
私は街に 今日も流れ出さてはいないのだと 見た


濁ってい ....
犬は犬のジーザスを愛でろ

鶏は鶏の身の丈に合ったローンを一生涯振り込んで暮らせ

猿は真っ白になって日々スペルマを飛ばして ....
ぶどうの実みたいにていねいにしてね 薄い皮膚のしたは滲んで ためらいを波打ちぎわでうけとめて こぼれる前に飲み干す二人

えりあしに新しい香をしのばせて 季節のように抱き合う初秋

組んだ手を解いては笑いまた組んで ほろりと落ちる金木犀
雨。
ソープ通いも濡れる街角。

五千円札を大切にね、って、
ずっと前に遊んだソープ嬢に別れ際に言った。
吉原まで歩いて行くと、
途中に樋口一葉の記念館がある。
「たけくらべ」を思いっき ....
ぼくがいなかった夜と

ぼくがいなくなる夜の間に

とてもきれいな夜がある

素敵に暗くて、静かな夜がある

ポチャン、と魚が一匹跳ねて

それきりのような

夜がある
讃美歌をうたわんとして妻見ればニッコリ笑っていましたっけ 気分良く目覚めると
家は見慣れない感じで
人声が隙間を隔てた向こう側に聞こえ
その隙間を抜けて 
ある女の子が近づいて立ち止まり
私に手を差しのべた――

そこでさっきの
夢を思いだし ....
どこからともなく

やってくる 小
鳥 たち


微睡む 夢 遥か



月桂樹の午後

翻したマントを縫う
からこるむ  ....
ひび割れたガラスの靴はワルツに軋む音を舞う

滲んだ痛みと引き換えに
たった一度 言葉を交わした
白い手を差し出されれば
気を失うほどの痛みが走る
それでも一度だけ
美しい旋律と共に
 ....
今月の出張も不発で



















いやはや不景気だわホント









山 ....
目覚めの弱い朝
濃いめのブラックコーヒーと
アーモンドチョコレート
苦みで潤される喉をなぞるカカオの甘さ
寝ぼけた体が整えられていく

今日はどうやら天気が良さそうだ

もうすっかり冷 ....
夏の夜
電信柱
伝わって
家出果たした
ぺたぺた
よちよち
墓石屋は雨にうたれて
このまま風邪をひいてしまいたい
はかない命と真顔で告白しても
「墓石屋なのに〜(笑)。」とギャグだと思われ
そのうち心も荒みだし
行き着いたところは
ザ・デストロイヤ ....
さっきまで 笑ってた友 急にキレ 僕をえぐった サバイバルナイフ

殴られた 歯が折れるほど 殴られた 後は優しい DVセックス

あなたなど 選ばなければ 良かったと 自分を責める 怨念波紋 ....
1:Demonstration
 たてよこと 2速蛇行の 雀の子 ヘソが茶湧かす 強気な憂き者



2:Route
 裏を知り 表を知りて 練る目次 さめねばさめぬ 焦がれる息吹

 ....
寝汗に三度、着替える
暑い分けでは無くむしろ肌寒い
電車内のエアコンの意味が解らない十月
寝起きに力が入らない
奥さんは今までになく早朝から働く
子供の泣き声に這いずる
消耗戦
薬を切ら ....
 
 
真夜中の
高層ビルを写真に収めると
ワンフロアだけ
灯りが点いている
残業してる
君がまだ
一人だけそこにいる

+

掌に宇宙
君の掌にも宇宙がある
手をつなぐと ....
フルーツサンドを食べたら
急に彼に会いたくなった
キウイの色が眩しくて

もう何日も会っていない
彼の顔が見たい
会いたいよ
会いたいよ
そう思うけれど
仕事で帰りが遅く
彼の家は ....
お前の骨はとても細くて
俺の肉まで貫いていて
お前の肌はとてもキレイで
どんなものでも突き通せない
お前の骨はとても細くて
シミルくらいに痛いんだけど
白くて甘い肌のせいで
突き刺さらな ....
よのなかの電波の網の中にいてお前の音だけ手探りをする



胸底にお前の喘ぐ声がする風の音だと限りなく言う



遥かなる街でお前が笑っててお前を抱いて眠ろうとする
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風俗やめたい- はだいろ自由詩610-10-11
金木犀- nonya携帯写真+ ...17*10-10-11
しあわせ- 暗闇れも ...自由詩3+10-10-10
ならず者- アラガイ ...携帯写真+ ...4*10-10-10
陰湿機- 「Y」散文(批評 ...3*10-10-10
水色と光の天使たち- 吉岡ペペ ...自由詩510-10-10
金木犀- 朧月自由詩510-10-10
秋の音- フクスケ自由詩1+10-10-10
桃色パンツ- 花形新次自由詩2*10-10-10
あの色- 番田 自由詩210-10-10
どうぶつ奇想天外- TAT自由詩2*10-10-9
ぶどうの実- はるな短歌110-10-9
二人- はるな短歌110-10-9
台東区の女- はだいろ自由詩1+10-10-9
- つむら自由詩310-10-9
讃美歌- 生田 稔短歌110-10-9
明晰夢- 一 二自由詩210-10-9
彩______‥‥序- アラガイ ...自由詩5*10-10-9
シンデレラ- 湖月自由詩110-10-9
たまには阿呆でもからかうか、、- TAT自由詩5*10-10-8
私という余韻- 見崎 光自由詩1010-10-8
その昔、僕のひとり暮らしは靴を探すところから始まった- TAT短歌4*10-10-8
墓石屋は雨にうたれて- 花形新次自由詩3*10-10-8
秋のナイフ- ハイドパ ...短歌3*10-10-8
花月のアサンブラージュ- 呉汁±自由詩110-10-8
ドット- プル式自由詩710-10-8
寝帰り- 小川 葉自由詩710-10-8
thinking_about_Love- Akari Chika自由詩4*10-10-8
焦げちまった空の下- 黒田康之自由詩210-10-8
つながる- 黒田康之短歌210-10-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151