わたしたちはいつか死ぬ
ということは
死にゆくわたしが見てるのは
夢なのではないか
 
+
 
わたしは空を飛ぶ
鳥だったような気がする

わたしはアスファルトに咲いて ....
ああ・・・ きみと 
ぼくの絆が 常世にあることを
罌粟が流す 白い血 その血判として ここに記そう 


そう
自我を 神秘化学的に汚辱しよう 
そして溢れて落ちる 自我の原子 
 ....
あなたを狂わすあたしのカラダが

あの人のことも狂わしてるって知ってた?

2こ上の先輩も

行きつけ飲み屋の店員さんも

テレビの中のあの人も

あなたとブラザー

世界平和 ....
めし炊きババアの性欲をなめるな
柑橘類が二度と食えない体になるぞ
お前は本当にそれでいいと思うのか
大学まで出て本当にそれでいいのか
乳飲料を飲んだら蕁麻疹を起こすぞ
めし炊きババアの性欲を ....
幸福はひとさじのスープいつもよりお腹すかせて食べるのがいい 死ぬ時の 自分の顔が 見たいなら 合わせ鏡を ダイブして行け  『 キミはモワっとしてる 』


 キミはモワっとしてる
 モワっとしてるよ 素敵さん
 だから
 さりげなぁ―くて
 あたまよぉ―くて っもっ
 ホント ....
{引用=
目をそらした
愛の数は数え切れない

唇はいつも
濡れてふるえていた

恐ろしいもの
巨大なもののざらつきを

指先は認識していた

冷たい水の中に
氷を入れて
 ....
夜感情のボタンを長押しして電源を切るおやすみなさい。

しろいろが通るくろいろの上をぺたぺたと痕を付けてまっしろに。


かみさまを消しゴムで消したらそれ ....
この部屋は まるで 水槽
口をぱくぱくさせている 光のあわいに あわせて
線路から 水があふれでて ドアをたたく
6:10 6:20 6:30 6:40 6:50 7:00
   電線を雲がは ....
朝。

起きる。

支度する。

出掛ける。

だらしのない電車に揺られる。

現場に着く。

働く、働く、働く。

帰る。

じめついた温もりある電車 ....
電車ではなく車で高松に向かった
ユキオは営業所の2階に暮らすことになり営業車を私用車として使うことが許可され実家に帰る際の高速代も会社が持ってくれるとのことだった

営業所の所長はカタヤマがはじ ....
波音に吐息は溶けて泡になり水の香りを身につけた肌 最近
札幌一番味噌ラーメンの
有り難みが分かった
野菜が食べられる。

ミニセットは皆美味しい
やっと野菜が好きになった。
野菜の量が増えた。
と言うか、美味しくなった。

でも肉 ....
授業中におなかがすいて

胃がぐーとなる。

それを聴いたとなりのこが

おなかすいたんだね

って笑った。


あーあ、わたしのこころも

淋しくなったらなればいいのに
 ....
母の骨 太鼓の中に 詰め込んで ドンガラ叩く 月夜の{ルビMarch=やよい} 光りの肌着を
灯りのパジャマと着替えるとき
くらしのかおりは消え失せて
腐りかけたくだもの ....
 
 
高架橋のところまで
電車を見にいく

生まれる前から
そうすることが
決まっていたように

電車が来るのを
待っている

死んでしまったら
できな ....
何もいらないのなら
捨ててしまえばいいと父は怒鳴り
母は何もとがめず聞き流した夜の高層住宅を
バラック小屋の生活が淡々と流れていた

暮らしをぼんやりと鳴らす
文字たちの凧に
風が無限に ....
流し台の蛇口をひねると
背後で洗面所の蛇口が きぃん、と鳴る
どこかの管がおかしい


検診の結果を貰いたくないまま一ヶ月経ち咳は出なくなったが、
肋骨の内側で時々
何かがはさまった ....
ちっちゃくたって
 大空を
飛べるんだ
きらきら光るお塩の部屋で
ひろったバケツの底が底抜け
バケツに顔を突っ込んだまま
部屋を一周ぐるりとまわる

神さまは気まぐれに 私を包まれる

きらきら光るお塩の部屋で
ひろったバケ ....
こないだね
井の頭公園にいったんだ

息子をふたり
おんぶに抱っこで

ふいに草笛が聴こえてね
知らないメロディなのにさ
懐かしかったよ
きみと行った公園で
聴いたからかな

 ....
かわいてる ぼくをそっと 湿らせて 水を吸い込み 吐き出すは、きみ 広がる遠浅の素振りと
砂に隠れきらない腐乱
冬は終わらないまま
無意識の言葉を泣きじゃくり
海水に浸り呼吸を忘れたくなる

あめふらしが雷を呼んでも
桟橋の笑顔が潮溜まりに掴まっ ....
 
 
七才のとき
斎藤内科の待合室で
はじめて死について考えた

三歳のとき
母の背中におぶられて
私はいま三歳で
母におぶられているのだと
考えていた

高校の入学式の帰り ....
  

深海魚の朝
濃くなる陽射しが
少年とベッドとの境界線を
徐々に明確にしていく
窓を開けると
雨上がりの観覧車と
同じ匂いがする
生まれてくる場所を
間違えたわけではないと思 ....
神の言葉を携えた君は
膝のうえで不意に
遠くを見ながら喃語で話し始めた
何かを祝ぐための言葉
私が話せなくなった言葉

未来の君は
私の命日を知っているはずだ
判るなら教えてほしい
 ....
{引用=




見上げた月は 皓々として
雪景色の深い谷の 底にまで
光を落としていた

白い中空の湯のなかで
魚のように戯れたね






紺青の空に 雲

 ....
この妄想第二頸椎66Bは
インジェクションブロー成形の
ポリプロピレン製で
UV&抗菌コートが施されています

くたびれた乳白色の外観はもとより
重量感や質感まで
平均的な成人男性の第二 ....
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