{ルビ凶兆鳥=まがいどり}のように葉は離れ
次々に口もとにやってきて
何も得られず
土に落ちる


爪と貝が溶け
聴いている
海の失い場所から
海の向こうの海を
聴いて ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
2才児が
真剣な表情でタオルをたたむ
クレヨンを握った小さな手で
クッキーをつかんだ丸っこい手で
タオルをたたむ
見よう見まねで
やっと半分に

   すごい!
   上手ね
   ....
あのガンジーが躊躇なく殴りやがりましたよ 作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels

孤独な 僕の部屋のドアを
叩く音がして 目覚める ミッドナイト
きみ ....
ヒトが集まると
想いが交差する

いい と 悪い
二色ならわかりやすいのに

グレーが多いほど迷ってしまう

口にすれば
まちがった という気持ちが広がる

言葉はまるで
苦い ....
タンブラーに紐を通して
腰に巻き付ける

梯子から見上げた
空がとっても高い

改装中のホテルが間違って
うちの電線を切って

エアコンの効かない部屋から
貯水タンクの影に逃げこむ ....
上機嫌な風で
庭木は味わっている
舞踊のたのしさを

  光の誘惑で
  トカゲは試みている
  逍遥のうれしさを

    「時」の流転で
     おまえは味わっている
    ....
陽は沈み
わたしも 想いに沈んでゆく
白かった あの少女のワンピースに
色を重ねるみたいに

  おとなの
  ぬりえ
  おひとつ
  いかが

決して 一概に、一途だったとは云 ....
飼い犬になりたくてネクタイを締める                       121122


義務を果たすために焼酎を飲むのだ
麒麟が空を駆けめぐる季節の到来に
おっかなびっくり地を這い蹲って逃げ遅れのアリンコを探し出し
 ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels

愛と平和で 腹が一杯になるなら
飯食わないで セックスしてろ
飢え死 ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels

街角に佇み 声を枯らして
私は叫ぶ 私のために
自分の命は 自分で ....
まじないめいた
隙間がすきです

ほほえみきれない
ほの明るさも


あしたはぼくを
待ちますか

おんなじ思いの
きみですか


危ういそぶりの
ゆるしがす ....
だれに
味方をするでもなく
秋はしずかに燃えている

わたしが
ひとを敵視するのは
燃えようとする
哀しい加速

はなはだ容易い
弱さの
露呈



いっそ
水にな ....
私はフレンチトーストなのである。
有史以来フレンチトーストである。
気の遠くなるような宇宙の歴史が
私が存在する必然性を担保すると
かのデカルトも明言した気がする。

モーニングといえば私 ....
またささやかな給料日が来て
しばしの間は
生き延びられそうだ

いっそのこと
草間弥生さんにでも出向してもらって
赤い水玉の流通する世界で生きていたい

部屋の隅のワゴンには読めない本 ....
 テレビにおやすみなさい
 
 パソコンにおやすみなさい

 
 夜ごはんの残りものにラップをして
 おやすみなさい
 
 あしたが賞味期限の豚肉を冷蔵庫に
 しまっておやすみな ....
西日に向かって
歩いてく

まぶしい光に
眼を伏せる

道の上に
日の残像

進むゆくさき
人しれず



明日が背後から
やってくる

肩をたたかれ
振り返る ....
冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英

辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も

陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る

今年最後 ....
 いつものように新聞を見ると、
 何枚かめくったあとにあった小さな記事が
 「となりまちが火事だ」と伝えてきた。

 この街にも大勢の人が居るし、となりまちも同じだ。
 たまに火事になっ ....
影が疼く 静かにそうっと放っておいて

小さなカタマリは

片隅で

少しだけ浮く

なぜ浮くのかしら

小さなタマシイは

わたしの耳の裏で

そっと囁く

いいことかしらと
 ....
iPS細胞を
ポコチンに移植したら
黒人並みになるのかしら

もし可能だとして
亀頭とそれ以外
皮も
違うものだから
気をつけなくちゃ
ならないわね

これ以上
皮に増えられて ....
冷えはじめた午後にやたら腹を壊しうんざりするほど柔らかくてくせえ糞を何度も垂れ流しながらジョンレノンの一部ばかりが垂れ流されてる繁華街へ繰り出せばだらしねえ尻を見せびらかして歩いてる女子高生にげん ....  











からからに
































傷んじま ....
日に日に死にたいと思う幸せ 脳に転移していますね


ある日
余韻の残らない口調で担当医は言った

丁寧に覚悟を積み上げてきたはずなのに
質問をする私の声は上ずっていた
ひとつひとつ言葉を置くように説明する
 ....
{引用=
長らくご無沙汰しております


 要に結ばれた 松の葉が
 はらはらと舞っていたりするものですから

この世で添い遂げられなかった二人の 死骸の群れのように思え
いたたまれず ....
あたいさあ
本当は
道徳的な人じゃない
自分でそんなことするのって
何だかとっても
悪いことしてる気がして
すごっく悩んだ

こんなことしてると
いつか罰があたる
ダメよ
止めな ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昼と白_Ⅱ- 木立 悟自由詩412-11-25
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
退避場所- wako自由詩8*12-11-25
あのガンジーが躊躇なく殴りやがりましたよ- 北大路京 ...自由詩412-11-25
深夜の訪問者- 花形新次自由詩312-11-24
- 朧月自由詩412-11-23
題名- mizunomadoka自由詩412-11-23
立ち枯れて- 信天翁自由詩812-11-23
おとなのぬりえとシュレッダーとの相性- もっぷ自由詩712-11-23
飼い犬になりたくてネクタイを締める- 北大路京 ...自由詩412-11-23
義務- あおば自由詩5*12-11-22
らいす_いず_びゅうてぃふる- 花形新次自由詩212-11-21
募金の詩- 花形新次自由詩112-11-21
この指とまれ- 千波 一 ...自由詩7*12-11-21
秋・絢爛- 千波 一 ...自由詩10*12-11-21
さすらいのフレンチトースト- ブルース ...自由詩4*12-11-21
弥生会計- 梅昆布茶自由詩612-11-20
おやすみなさいのうた- ねむみち ...自由詩1212-11-19
西日- シホ.N自由詩812-11-19
わたしバックします- たま自由詩20*12-11-19
となりまち- Ohatu自由詩1*12-11-19
影が疼く- 北大路京 ...自由詩2*12-11-19
綿埃- 灰泥軽茶自由詩6*12-11-18
iPS細胞- 花形新次自由詩112-11-18
俺が死んだあとに訪れるものたちのことを生きてるあいだに教えて ...- ホロウ・ ...自由詩3*12-11-18
俺もマリーも南を目指す- TAT自由詩412-11-17
日に日に死にたいと思う幸せ- 北大路京 ...自由詩412-11-16
その日- nonya自由詩28*12-11-16
秋の便り- 月乃助自由詩13*12-11-15
話したかった- 花形新次自由詩112-11-15

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