街にはなかった 何も
流れていた体 それは人
その中で握りしめる 夢
ポケットの隅に 手をやれば
電車はすぐに行ってしまうだろう
僕は読んだ 漫画を
流れる時の中で自分が
何もわから ....
みんな昔はサルだったと
自分で自分を慰めて
路地裏を抜けたところにある
月のよく見える広場から
積木でできたビル街を
にらみつけた
雲のはやい夜


笑わない神さまが作り上げた
ウ ....
 
この雨ときたら、どうだろう

わたしたちときたら、どうだろう

ねぇ、どうだろう



 
不安なひとよ

柄に
アルミホイルを巻くのを
忘れないで
なまぐさい身は
ひとり青く
ナイフでこそげるには
やらわかいから


(らん反射してた
     たしか、
     ....


 やがて堪えきれなくなって、場所を求めて彷徨し始めることにした。立ち退きを余儀なくされたのだ。河岸の沿いを進む。うららかな午後の、ちいさい淀みを掻き分けながら、光に透けている、光そのものであ ....
 .... あたし世界中を旅するの

大学病院小児科病棟の主
チエちゃんは言う

イチロウにやる!

僕と同い年の女の子
チエちゃんはいつも上から目線

僕は週に一度か二度
グリコのおまけを ....
私は人魚になりたかった
折り紙で作った貝のブラジャー
母の真珠のネックレス
油性ペンで足に描いたウロコ
市民プールではドルフィンキックばかり鍛えた
私は海に帰りたい

ひしめきあう社会の ....
朝は鞄の金具ががちゃがちゃ鳴ってやってくる
冬眠したい放し飼いの蝶蝶

いつのまにか朝をしなくてもよくなった
ただ露をながめ
ひやりを舐める
ついきのうまで往来を洗う私だったのが
い ....
薄暗い回廊を
ゲッチョバリウスの
音色を頼りに歩いていたとき
テペンモーケンの影が
目の前をゆっくりと通り過ぎた
その懐かしいスリモナを見たくて
走って追い付こうとするが
スリモナは影よ ....
罪深い僕は
心臓から血を流し
その養分で彼、彼女らを
育てる事とした

口の中の牙は
何のためにあるのか
この鋭い爪は
何のためにあるのか
君らを殺し、
食べるためだ
そうなって ....
女子大のトイレの
便座になりたい
手でわっかを作って
その上に
まだちょっとだけ青い
お尻を載せたい
体温で温めてあげたい
舌をウォシュレットみたいに
ウィーーンて出したい

万が ....
人の身体で
いつも濡れてて
まわりに毛が生えていて
開いたり閉じたりして
最初がまで
最後がこなのは
どこだ?

マカダミアナッツチョコ!

惜しい!
正解は逆流性食道炎です
しなしなと
深夜のラジオが
ひなびて曲を鳴き奏でる

くるくる風括る
晩秋は
始めとも終わりともなく

じりじり
砂を嚙む
ときの流れのとどこおり

いつ ....
穴を
かたっぱしから
うめたてて
苦情をうけて
またあけた
あたらしい穴は
みたり、つかったりするには
すこしあたらしすぎる

ふるい穴は
ひとつだけかくしてあるので
死んだ ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
{引用=
糸を吐く
吐きつづける


安住する繭を紡ぐためでなく、


時は、裸形の
いつわることのない
思秋期


無月の夜に さまよい
眠りにたゆむ街に
星の つつし ....
まるで
30分で、いっきに大人になったみたいだったよ
疑問符そのもののような顔をして
檸檬が言った

エイヤパ・オパピ
洗濯船の僕たちよ
働くなかれ

突然 目の焦点を断ち切られたよ ....
幼いわたしは子猫を拾って同じ場所に捨てに戻って泣きながら家に帰る道をなくした ものを書き捨てて行く
爪やヒフや肉などを
少しずつ来た道に落としていく
いつか元いた場所に
帰り着きたいと思っている
それがどこかもう忘れてしまったけれど
わかってる
母のおなかの中だ
 ....
働いて金稼ぐのは
かったるいことだからって
働けない理由をいくつも並べて
いつまでも働かないでいると
世界は働かないゴミで
溢れかえってしまうことになる

働かないゴミに限って
自分の ....
外国から封書がとどいた

ギリシャ文字の切手に、
数ヶ月前の消印が押されていた

知り合いは元々すくないし、
海外から手紙をよこす人間といえば
もう何年も会わないあの人ぐらいだった

 ....
60歳以上のじいさんを捕らえ
入れ歯に爆弾を仕掛けて
町中に放つ
じいさんが
固いものを噛んだら
起爆スイッチが入って爆発し
周囲30kmは
草木一本残らない

おじいちゃーん
な ....
僕は眠る
夢の中で 僕は 
泳ぐ景色の自分を描いた
水の中で 太陽を 求めた


僕は思う そして
吹く 笛を
石ころとは手の中の音楽
手に強く 握りしめる


無力な体
そ ....
社会の影に父 木々の青はかなしい言葉のようだった
葉がつよい風に群れさざめくたびに、
胸の内壁を乱暴にくすぐられるようだった

ぼくはまるで、今日はじまったみたいだった

先触れのない多幸の感覚が、
 ....
無一文の今日

近所の古本屋を何件か回って
ジャンルごと本売り分けた

最後のブックオフで買い叩かれた
それでも今日、実に清清しい気分になった

別れた本にありがとうと言うのも何だか空 ....
日常は駆けてゆく

羽ばたく翼は海を渡る 惑星に映る影

空のベール 明け方の月 水面に写る白い裸体

心音が身体に響く そっと触れた

言葉とは無 足音が近づいていく
 ....
距離感が悪く
誰もサポートに行かず
パスは繋がらず
コンパクトにブロックを敷けず
ラインが無駄に高く
フォアチェックは剥がされ
生じたギャップを埋める手立てはなく
ずるずる下がり続け
 ....
ジョンレノンが歌った

目を閉じれば生きるのはたやすい
開いても見えるのは誤解ばかり

それでもいいと思うのだ

何も知らなくていい
観念ばかりが先走りするよりは

いま見えるもの ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無い言葉のまま- 番田 自由詩313-11-27
ストーリーテラー- 八布自由詩213-11-25
どうだろう- 殿上 童自由詩12*13-11-24
檸檬- 平井容子自由詩813-11-24
かなしめ十円- 自由詩213-11-23
昔ギリシャのイカロスは- TAT自由詩3*13-11-23
グリコのおまけ- ichirou自由詩10*13-11-22
さようなら、人魚姫- ハーブ園自由詩613-11-20
朝の金具- はるな自由詩613-11-19
ゲッチョバリウス- 花形新次自由詩213-11-18
ベヒーモス- opus自由詩213-11-17
便座になりたい- 花形新次自由詩513-11-15
なぞなぞ- 花形新次自由詩313-11-13
波長- シホ.N自由詩4*13-11-12
うめたて- はるな自由詩513-11-11
赤・青・黄色- 夏美かを ...自由詩28*13-11-11
永い糸- 月乃助自由詩8*13-11-10
彩雲(さいうん)- 草野大悟 ...自由詩4*13-11-10
夕刻虫の音響いて綺麗にせめて耳だけ塞ぎな- かんな自由詩6*13-11-10
ヘンゼルとグレーテルとまともさん- 因子自由詩613-11-10
民間活力- 花形新次自由詩213-11-10
6- きるぷ自由詩2*13-11-10
じいさん爆弾- 花形新次自由詩313-11-9
風景の心- 番田 自由詩213-11-9
社会の影に父- 北大路京 ...自由詩213-11-9
4- きるぷ自由詩2*13-11-6
無一文の今日- モティー ...自由詩713-11-5
「日常」_- 夜月 こ ...自由詩213-11-4
チャント- 粉末自由詩5*13-11-4
苺畑のきのう今日- 梅昆布茶自由詩1413-11-3

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