ぼんやりと浮腫んだ月が
夜空の底から覗いていた
見透かしたような月光が
書きかけの溜息を嘲っていた

出かけたっきり帰ってこない
セツナサを待ちあぐねていたら
黙りこくったキーボードを
飼い猫が悠々 ....
男は悩んでいた

食べて死ぬか
食べずに生きるか
それが問題だ

「三食きちんと食べて、
しっかり運動すればいいんですよ〜」

シャラーップ(怒)!
神様が ドロップスの缶 シェイクして 巻き散らかした 薔薇の花園 母の日は
思い出すなぁ
スーパーで
子供たちが
描いた
母親の絵を見ることがある
いろんな顔があって
正直言って
びっくりしてしまう

私は
絵ではないけれど
プレゼントは
 ....
生きていく事がひどく
滑稽に思えてきたのです

紡いでいく朝
邪な思いを甘やかす小部屋

この道の先にあるものは
高が知れているだろうに

私は今日も滑稽な光に
身を委ねる

怒声が聞こえない
クラ ....
「雨」

南風は柔らかい女神をもたらした
青銅をぬらした 噴水をぬらした
ツバメの羽と黄金の毛をぬらした
潮をぬらし 砂をぬらし 魚をぬらした
静かに寺院と風呂場と劇場をぬらした
この静 ....
たゆたゆと零れおちゆく蒼いとき つめに絡ませ朝をむかえる

すべりおちのたうちまわる欲情を 涙のようにみちびく指さき

肌を知りささやきを知り朝を知り 自分の皮膚の分厚さを知る
森に潜む全体は僕を包んで忙しく腐っていった

肉と霊の総和が世界なのだと全体は言った

霊とは見えないものだから名前をもつ肉しか目のまえにはなかった

それがいくら哀しいこととて文字が喚起 ....
この道を通るとぼくはいっぽんのペニスになるようだった

あなたにペニスを入れてゆくとき陥る懐かしさ

ひんやりとうるさいこの道を

肉の温もりと快楽のため息にたとえるとは

ぼくはいったいどういう淋し ....
{引用=姉の子供が遊びにくると
正直こわい

加減を知らない無邪気なキック
ちょうどみぞおちにくる頭突き
誰から教わったのか知らないが
姉の技に良く似ているのは確か

「遊 ....
仲間に金髪のアイルランドから来た奴が居るんだ
おもしろいくらい若い女の子達が携帯もって群がって来るのさ
昔は無口な奴だったけど今はいつの間にか知らない女の子と消えていく
教授も居 ....
{引用=


春風ときみの匂いがYシャツに はじけてはぜた朝です (おはよ。)



明け方の郵便受けでぼくを待つ群青の文字「What can I do?」



便利という言 ....
世界一高い飛び込み台の上に腰掛けて

生きとし生ける人々を想って泣き続けた

水分と塩分がすぐ足りなくなったので

蛇口から海水をコップに注ぎ飲み続けた

僕は宇宙一大きい桶を ....
クサマヤヨイの絵が好きだ

とくにカボチャのが好きだ

死班のようにも

病んだ精神の血痕のようにも

見える

クサマヤヨイの水玉が

クサマヤヨイのドットが

カボチャのかたちをして居心地よく座っ ....
{画像=100525232036.jpg}



{引用=
微かに
星々が瞬いて
淡い菫色の
浄め ....
 
 
わたしのとなりで
ねいきをたてている
ひとがとなりにいるのなら

ひとりではない
わたしなのだとおもう

ねいきのむこうに
せかいがある
そのとなりで ....
箕面の伯母とは
友人のように
何故か気が合う

先日も
久しぶりだったので
2時間も電話してしまった

伯母は
母の兄の連れ合いだから
実際の血のつながりはない

だが
幼い ....
遠くの空に広がるだれかの写真の破片が、ちっぽけな田舎町の無色を担当する

(いるはずのないおかあさんの、おなかを、雨粒な赤ん坊は、とてつもない落下速度のなかで探します、が)

死のパレェドの中 ....
他人によって生殺与奪が握られているから
挨拶をしないと
妨害される
恨みを買って
チャンバラ

辻斬り

果たし状









決斗

撃ち合い

背中合わせ







 ....
やさしい人たちの目はとてもきれいで
うけとめた光をそのままたたえている

やさしい人たちの声はとてもおだやかで
きもちよく起きた朝の鳥の声に似ている

やさしい人たちの言葉はただただやさし ....
フィニッシュは雷電ドロップ
名前はかっこいいけれど
要するにヒップドロップ
仰向けの相手の上で
ぴょんぴょん跳ねて
尻を落とすだけ
やられている側のことを考えてほしい
こんな屈辱的な技は ....
海岸線に寝ころんで
国の皮膚が破れたところを見ている
ざぶざぶと水が侵入しては
さらさらと砂を溶きほぐして
ありきたりに
去って行ってはまた侵す
起き上がり
波打ち際に立って
まだふれ ....
ファイトを出して行こう
ファイトを出しながら行こう
マイルドセブンを買いに行こう
ファイトを出して買いに行こう
日付が変わる前までには行こう
世界は球面ではなく
幾重にも分かれた
平面だったのか
白鷺よ
お前に迷いはないのか
さびしくないのか
悲しくはないのか
地下鉄がやってくる
地上から
人間が降ってくる
バニリンが鼻 ....

衣替えが近いので
冬服を夏服に入れ替えることにした
天袋の奥にしまいこんでおいた段ボール箱をおろし
夏服を一枚ずつ箪笥の引出しにおさめてゆく
最後に
去年の夏によく着ていた
さくらん ....
 ああ僕はよしと言われた犬みたいぺろぺろぺろんぺろぺろぺろん

 ああ僕はよしと言われた犬みたいこっちもぺろんこっちもぺろん

 ああ僕にあのぱたぱたはないからねジャージのズボン脱がずにおこう ....
私の両親は葦舟に乗ってやってきた。
彼らは葦舟の中で私を生み、育てた。
私たちは何も持たなかったが
生きてゆくには十分だった。
足りないものも多かったが
おかげで舟は沈ま ....
おいもとめてうしなう
やさきのせつなさは
かなしみとともに
じんせいをまだらに
いろどっていくりぼん

 車を止めて僕はタバコを吸った。少しだけ吸って、火を消した。こんなに生産的でない毎日 ....
寝起きの口なんだかもそっとしてるから舌を入れるのやめておく

やさしげに微笑んで寝る僕の君昼間もその顔みれたらいいな

コーヒーは好きじゃないって言ったから二人の朝はチャイで始まる
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スランプ- nonya携帯写真+ ...7*10-5-26
生活習慣病の王様- 花形新次自由詩2+*10-5-26
サクマ式- ハイドパ ...短歌5*10-5-26
母の日- そよ風さ ...自由詩3*10-5-26
斑(まだら)- 三奈携帯写真+ ...10*10-5-26
大好きな詩人を紹介してみます__「西脇順三郎」- 非在の虹散文(批評 ...6*10-5-26
少女と少年- はるな短歌610-5-26
小暗い森- 吉岡ペペ ...自由詩510-5-26
あなたの息子- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-5-25
いのちのリレー- ベンジャ ...自由詩4*10-5-25
おんな- ベルヤ自由詩4+*10-5-25
scean- あぐり短歌13*10-5-25
希望- 逆島夢子自由詩210-5-25
クサマヤヨイの絵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-5-25
時空Mから- まどろむ ...自由詩4*10-5-25
寝息- 小川 葉自由詩310-5-25
箕面の伯母- 森の猫自由詩2*10-5-25
うつくしい学習- ゆうさく自由詩210-5-25
恨みを買って妨害される- a自由詩110-5-24
波動砲- TAT自由詩1*10-5-24
やさしい人たち- ベンジャ ...自由詩6*10-5-24
涙のサンダー杉山- 花形新次自由詩3*10-5-24
うつくしい海岸と怪獣- 水町綜助自由詩10*10-5-24
決心- セガール ...自由詩310-5-24
蒸せる- within自由詩4*10-5-24
家事をするけだもの- 吉田ぐん ...自由詩21+10-5-24
犬の歌- 藪木二郎短歌310-5-24
遠来__1.- La Mancha自由詩310-5-24
One_and_only_life.- 瀬崎 虎 ...自由詩110-5-23
朝の話- らふぃん ...短歌110-5-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151