はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ

かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
1cmの1兆分の1の1兆分の1の100億分の1の火の玉だった宇宙のちんカス
06秒に1人24時間に1万5千人AIDS感染がメイクされる愛の惑星のちんカス野郎さ
ガマン汁で繋がれた舌と尿道と唾液 ....
海の近くに本が落ちている
頁をめくると
漁師町の屋根はどこまでも続き
伝えたいことは
すべて終わっている
誰に叱られることもなく
海鳥が飛び方を記憶している
物干し竿に一斉に並べられる洗濯物をかきわけて

嘘つきどもがざわめきはじめる

並んだ窓を見比べながら足跡をつけていく

今日は晴れているから、とか言い訳にもならんような言葉を

たど ....
雪に写すのは 苦しさに ちりじりになった心

雪に移すのは 物陰から覗き見る 豊かな人々への憧れ

雪に映すのは 影絵のような 古びた記憶の中の つらい出来事

雪にうつして 積み重ね ....
ここに眠る

笹舟

水のように

再会

斎のあとで

奥座敷

五月闇

なんこつ忌

探幽記

賽の原



りゅうぐうのつかい

料理
 ....
少しの頭痛がある
メロン色のカーテンに仕切られた世界で
アサガオのめしべの形の女の顔が咲いていた
少々うるさいのだけど
黙るのは僕のほうだ
なぜならば僕はこの世界にイソウロウをしているから
 ....
寒いけど髪きった
風がひゅうとさわる

後悔なんかしないよ
すっきり歩く
背中をのばして

梅がきれいだ
世界はきれいだなあ
わたい、もやしはきらいや。

病室のベッドのうえで
母がぽつりと言う

六十年も付き合ってきて
母の好き嫌いをひとつも知らなかった
そんな息子だ

お父ちゃんがな、腹切ったときに出て ....
みなみの国で生まれたような顔して
じつはとてもさみしい名前だ
だから呼ばない
必要としない

カウチって良い響きね

そうかもしれない
もう大人だから
寒いときは毛布を買おう
 ....
正義は勝つと言って負けた 今日は土手を歩く
土手を歩いて風を数える
おまえと 僕と
懐かしい春の風を行進する

川面の丸い光を
後退する四角い針の葉の林を
居眠りする土手の潅木の列を
風はまんべんなく揺らして渡 ....
高いところへ上りたい

ただひたすら

上へ


白いシャツにジーパンにスニーカーはいて

長い階段を一段飛ばしで

踏みしめて


少しずつ気持ちを昂らせながら

そ ....
突然
中1の長女が私の単身赴任先のアパートに転がり込んできた
つまり家出だ
終業式まで後2日

どうしたんだ?

  洗濯 掃除 ご飯の支度 
  全部やるから ここにいさせて
   ....
春が降り注ぐ
固くこわばった雪山に
冬の汚れをこびりつかせ

シャーベットに足を取られ
車が跳ね上げる泥水に
コートを汚され

春が降り注ぐ
微笑がこみあげる

春が降り注ぐ
 ....
カーテンの隙間から
薄ボケた街灯の通りを見下ろしていた
勤め帰りのOLがヒールを鳴らして
足早に過ぎて行く
女の後ろから
小柄な男が歩いて来る
その距離が縮まると
女は男に気付き立ち止ま ....
持ち上げては
こき下ろす
嘘をつかない人間はいないのだが

良い目を見たから許せないのか
騙されたから許せないのか
自分の嘘はばれたくないものだが

真実を追求する
マスメディアもか ....
目が覚める
一切の眠気が残らない
完璧な起床
頭の中はひどく澄んでいる

世界はとても静かだ
何かの機械音だけが聞こえる
僕はただ天井を見るばかり

眠っている時の僕を考える
夢の ....
小佐保方内晴守(こさぼほうちはるもり 43)は
全聾だったが、自身が捏造した万能細胞を
耳に注射することで3年前から聞こえるようになった
そのことをゴーストライターに論文に書かせ
科学雑誌ネ ....
あめふって
あたまが重い

しんぶんにもぐりこむ
しゃかいっていろいろあるなあ
昨日もいろいろ起きたんだなあ

やる気のひもを
そおっとひっぱる
きれないように
そおっと

ぴ ....
七夕の短冊に
「世界平和」って
平気な顔して書くようなやつ
嫌いだわ

ほしいものがたくさんあるんでしょう?

前は
「世界征服」って
書いてたの、知ってるよ

わからないでもな ....
膝 様様。

私の日に日に重くなる体重を支えて頂き感謝申し上げます
妊婦が一番感謝しているのは 膝 様様です

よっこらせが呼吸なのです
それでも努力は怠っていませんよ 

毎日きちん ....
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた

冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に

布 ....
今日の空は青く

日は明るく

春の一日は輝く



それぞれの営みはつつがなく

三年目の今日を過ごすだろう



毎日の記憶は更新され

消えるものもあれば
 ....
濃密な生気に溢れた暮色
童女の細い眉は西に沈んだ
夕映えの桃のその向こう

故郷は消えようとした
風は何も語ることなく
不意に吹いては運び去ろうとする
置き場所のない甘い記憶を…
それ ....
大地に根付いた気持ち
風が吹いても揺るがない
ただその花は静かに
プロペラのぺタルを
廻しはじめる
プログラミングの春
訪れる僅かの誤差
神々との約束は
更新されていく
色の匂い
新党新党ロンダリング 誠意を見せようと
髪を切り
髭を剃り
サングラスを外したところ
誰だかサッパリ分からなくなり
コイツも別人じゃないかと
疑われてしまう
さむらごうちは悲しい
中二階の六畳間で
タンスの上の黒猫が奇妙なことをする。
長い舌を出しながら
タンスの上を転げ回るのだ。
そして突然畳の上に下りてきて
俺の目の前で長い舌を出し入れする
じっと俺の目を見つめ ....
 枯色の空洞をのぞく
 と、もうひとつ空洞があって
 にげてゆく
 母国には顔がない
 まぼろしの、川がない


 オルガンの音がひびく鍵盤の荒野でこごえた兵隊が
 身をよせあ ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イタチ- イナエ自由詩18*14-3-26
ちんカス野郎- 末下りょ ...自由詩1*14-3-25
simple_plan2- たもつ自由詩1214-3-24
晴れたら君はロボットみたいな動きするよね- カマキリ自由詩214-3-23
窓越しの雪- いねむり ...自由詩214-3-23
詩集『十夜録』全篇- 春日線香自由詩614-3-22
イソウロウ- 和田カマ ...自由詩2*14-3-22
- 朧月自由詩214-3-21
もやし炒め- たま自由詩31+*14-3-21
卒業式のあとで- 平井容子自由詩714-3-20
正義は勝つと言って負けた- 北大路京 ...自由詩614-3-19
土手を歩く- オイタル自由詩4*14-3-19
上へ- ますを自由詩2*14-3-19
掛け布団- ichirou自由詩20*14-3-19
春が降り注ぐ- Lucy自由詩17+*14-3-17
人間兵器- 花形新次自由詩114-3-17
嘘つき- ただのみ ...自由詩25*14-3-16
ヒュプノス- opus自由詩214-3-16
小佐保方内晴守- 花形新次自由詩114-3-14
あめのあさに- 朧月自由詩414-3-13
願いを叶えてあげましょう- ユッカ自由詩314-3-12
膝_様様。- 朝焼彩茜 ...自由詩21+*14-3-12
きのう- もっぷ自由詩414-3-10
三年目- 蒲生万寿自由詩2*14-3-8
寂寥- 山部 佳自由詩314-3-8
SPRING_WHEEL- 和田カマ ...自由詩3*14-3-8
新党新党ロンダリング- 北大路京 ...自由詩114-3-8
悲しみのさむらごうち- 花形新次自由詩414-3-7
中二階の黒猫- ……とあ ...自由詩18*14-3-7
亡国の指先- 石川敬大自由詩614-3-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151