ぽちょん、と
金魚をかたどるように
あなたは時々
ことばを
誤る

けれど
あなたの誤りかたは
どう透かしても虹だから
わたしもいまでは
すっかり晴れ好き


風船みたい ....
熱出て美術教室休んで自己嫌悪で死にそう。
熱はあまり気にならない。


白刀豆茶って何に良いんだろうか。サンプルを飲んだら豆を焦がしたお茶の味がして気になる。
なたまめちゃ。

 ....
{引用=

はじらうようにふる雨粒をうすむらさきの傘がやわら
かにうけとめているこの余白は、とおいおもいでの川
をくだるかなしい船、あるいはきりそろえられたまえ
がみ、陽のくれるほうがくをむ ....
 
 
公園の風に
子どもたちが落書きをしている
落書きは異国の文字みたいに
すぐに形を崩し
消えてしまう

ぼくはすぐ近くで
地図にも載っていないような小さな紙を
呟きよりもさら ....
嘘しかついたことがない少年の
嘘をつく顔のまま
ずっと走り続けていた
地球がだめになって
火星も金星もだめになって
木星にようやく足跡をつけたとき
ぼくは笑っていた
光は遅すぎて話になら ....
国を越えて
ウルルン
滞在する番組の
ナレーション
するぞアトム
声続く限り
感動的
ウルルン
正巳の子
力はなさそうだ
下條アトム 
鯉のぼりが

羨ましかった


『鯉のぼり』


我が家には
江戸時代から受け継ぐ
鯉のぼりがあった

もう骨董ものの古さなので
額に入れて飾るだけで
実際に吊るしたりはし ....
ベガスの駐車料金一泊 .... スチール缶の中で真っ黒に佇むコーヒーを覗くと
ウッドベースの重低音が聞こえてくる
コーヒーにジャズは似つかわしくないが
ときにそれが恋しく響くことがある
口笛につられてシジュウカラが舞い降りる ....
裏山で雪に潰され 折れた枝を集める

曲がった杉の木に足をかけて 
土と雪を這い上がり 山道に出ようとすると
蝉の抜け殻が
木の根元 小枝にまじってあった

雪溶け水の下る 
山道 ....
オオルリが鳴く
川のほとりに立つ
高い高い木の頂きで
空よりも
水よりも
深く青く清澄なる色から出る音色に
森が統一されてゆく
グミを食べているときは
世界で何が起こっているかなんて
考えもせず
ただ幸せな気分に浸っている

「必要とされ 必要とする」という
かくも疑わしき言葉に
涙を流したこともわすれ
ただ  ....
眠りからとけると
部屋はあいかわらず
自分色に汚れた壁床

今日こそ外へ
世界を捉えにゆこう
風に晒されにゆこう

くるまるシーツをはがし
自己臭に鈍った嗅覚でさえ
感じる匂い ....
憲法記念日に
僕は床を磨いた
ブルーハーツを聴きながら
せっせと床を磨いた

日本列島という
案外と大きな床も
そろそろきちんと磨く頃だったろう
佳しなはどこまでも 佳し ....
深緑まぶしい首都に
パレードの列が続く
国旗を振って喝采を叫び
国歌を高らかに朗じながら
パレードの列が続く

薄曇から時々日の差す首都に
パレードの列が続く
聖典を読む ....
息が

詰まりそうになるのです

ワンルームに一人

孤独が

のどに絡まって

嗚咽すら出ない
会社は休みだけれど
早起きをして
いつもとは逆方向の電車に乗り
潜水艦が停泊する港街に来ている
海岸にある公園で
安っぽい
ビデオの撮影現場を横目で見ながら
海に面したコーヒーショップに ....
見覚えのある
トレンチコート
変な液のせいで
染みがついてた
はやい足取りで
近づいて来て
いきなり前をはだけた
あの人なのね
よみがえる恐怖心の一歩手前で
こみ上げる強い怒りに
 ....
だんだんと 曇る空の下で

力強く、ステップをきかせて

この濁っていく空のもとで

踊る様にして、駆け出したいのだ。

可愛くて実用性のない傘だから

靴が濡れてしまい

 ....
貰ったキーホルダーを見る度に
僕の心は体を離れる
ずっと遠いあの街まで

丘の上には大きな桜の木があって
公民館と図書館と体育館と
少し行くとスーパーがあった

公民館には児童館がつい ....
朝焼けをふたりじめして。
舌に乗せたらいいよ。ひかりのバター。
とけるものは。ぜんぶさみしいから。


すきなもの。屋上にあるもの。
給水塔。ふるい排気ダクト。
埃の匂い ....
 .... まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た

縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた

うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た

首を長 ....
日が暮れる直前
泣きたくなる時がある
生まれたときから
脳にインプットされてるのかもしれない

日が落ちてゆく光景が
物悲しく見えるのは何故だろう
   だけど懐かしい気がする
    ....
{引用=
きみのその
そこはかとないさみしさを湛えた眼の奥の
ひとつの清澄な翳に交わろうとして失敗を繰り返すたび
嗚呼そんな、
そんな姿でよくここまで生きて出会ったねと
喉元を締め上げる想 ....
泣かないで
海を見ている
あなたの指先から
夜が始まる

死なないで
風に吹かれて
あなたの肩先まで
星がこぼれる

言わないで
きのうのことを
訊かないで
あしたのことは
 ....
... Ladies and gentleman,












 ....
雪がこんこんと降り続いた次の日は
まだ夜が明け切らない早朝から
トラクターのエンジン音が響く
凍てついた大気では
空に昇る煙も、どこか力無い
そんな極寒の中で
現役を引退した男たちが
除 ....
漂う時

 曇り空、4月の空
 春がいっぱい
 咲く花々
 一つ一つが
 あでやかに笑う
 乙女たち
 妻と私の庭は
 恋人たちで
 にぎあう

 ミントの束が
 テーブルに ....
マラカスの軽快な
着地のあいだに、
浮かぶのは
欠けた月
たとえば、艶っぽい

陽はよばれ、
顔を出す
蜃気楼を描き
たとえば、まるい

裏庭に
さじを投げる、お昼時
満足げ ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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公園の風- たもつ自由詩2+11-5-6
希望- ピッピ自由詩811-5-6
下條アトム- 花形新次自由詩4*11-5-5
鯉のぼり- 蒸発王自由詩6*11-5-5
142857- TAT自由詩311-5-5
ブラウン・シュガー・シンドローム- 茶殻自由詩3*11-5-4
巡礼- 砂木自由詩14*11-5-4
オオルリ- 蒲生万寿自由詩5*11-5-4
グミ- 葛西曹達自由詩411-5-4
道を歩いて- シホ.N自由詩411-5-3
憲法記念日- yumekyo自由詩3*11-5-3
パレード- yumekyo自由詩1*11-5-3
Solo- syuon自由詩211-5-2
横須賀にて- 花形新次自由詩4*11-5-2
- 花形新次自由詩2+*11-5-1
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扉の向こう側_(未詩・独白)- プル式自由詩8*11-5-1
ウォータープルーフ- ねことら自由詩6*11-5-1
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キリンの夢- nonya自由詩20*11-4-30
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年寄りの住む村- 見崎 光自由詩8*11-4-26
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