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無線紙の上
這い伸びる
黒インクの静脈は
冬ざれの様相で
ひたひたと
忍び寄る

絡み付く
｛ルビ荊棘=けいきょく｝の枝を
程良く剪定し
暖炉に放るのだが
パチパチと
節は爆ぜ　.... ひとめぼれをして買ったお護り代わりのパレッタが
一年程見当たらなかった
こどものゴムや100円ショップのクリップで間に合わせていたけれど
落ち着かないので　誕生日の自分へのお祝いに
昨日　新し　.... 　　　　　　　　　　　　　　おもしろくねえなあ
　　　　　　　　　　　　　　そう思いながら　
　　　　　　　　　　　　　　てけてけ歩いていると

　　　　　　　　　　　　　　おおっ！　なんだこ　.... 「こんにゃくゼリーの会　発足！」

ある日突然
それはひとつのテロ、いや革命だった
「老人と子供にはあげません」
と貼紙をして
こんにゃくゼリーたちが檻の中に閉じ籠ってしまったのだ

　.... 　　　　　　　　あなたと私の魂の頬ずりは
　　　　　　　　凝り固まった二人の心を解かしていく

　　　　　　　　それは氷が解けて板の上を流れていく
　　　　　　　　そんな　さらっとした風ではな　.... 　　　　　　　　　　　　　花屋敷のジェットコースターが
　　　　　　　　　　　　　崩れ落ちそうに走り抜けて行く

　　　　　　　　　　　　　いいじゃない
　　　　　　　　　　　　　ガタガタが新　.... ++　雲のころ。。。　++


水のひら指先潜り鰯雲

｛取消＝雲の川街道並木に落つ銀杏｝

冷ややかな風に身を濯ぐ日溜まりで

秋浅し射し日の強さや汗拭う

ちろろむし耳に涼し　.... 　　　　　流星群が来るんだって
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　ベランダで受話器を耳につけて
　　　　　ぼんやりとあなたの声を聞いている
　　　　　広がる夜空を見上げながら
　　　　　　.... 　お月さま取ってきてよ
　些細なことでボタンを掛け違えて
　へそを曲げてしまった私に

　ちょっと待ってろよ
　今、長いハシゴ作っているから


　そんな我儘を言ったことも
　すっか　.... 幸せは　手に入れた瞬間から
少しずつ　こぼれていくから
　　　　　　　　　　　　　
幸せを　手に入れたなら
真空パックで　密閉して
　　　　　　　　　　....

salcoさんの鵜飼千代子さんおすすめリスト（10）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
シロフォン・クーゲルバーン	- 鵜飼千代 ...	自由詩	18*	11-1-6
imac(イマック)	- 鵜飼千代 ...	自由詩	6*	10-7-21
幸せの原石	- 鵜飼千代 ...	自由詩	6*	10-6-30
こんにゃくゼリー革命	- 鵜飼千代 ...	自由詩	14*	10-6-19
至上の食物	- 鵜飼千代 ...	自由詩	8*	10-6-14
電氣ブランに灼ける空	- 鵜飼千代 ...	自由詩	10*	10-4-19
雲のころ。。。＿/＿株式会社歌仙興行吟行	- 鵜飼千代 ...	俳句	3*	10-4-18
幸せになろう	- 鵜飼千代 ...	自由詩	10*	10-4-9
月＿の＿雫	- 鵜飼千代 ...	自由詩	10*	10-3-28
ゆでたまごの朝	- 鵜飼千代 ...	自由詩	3*	10-3-21

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