南島の
国際通りでるつぼに会おう
安里から
牧志にかけての人だかり

沖縄三越の道向かいから 平和通りはかまぼこ型で
龍の捩れる ガマほどにあやしく
おいで おいでよ
ほの暗くゆるやか ....
猛毒、を
飲みほして
喀血の
真赤な床は
まだらで
まだ誰の
足跡もなく
そのとき


フリー・ウェイで疾走するスーパー・カーが
一頭の雌鹿を跳 ....
ふりむれず
     うなだれてしまっている
錆びついた 鉄板の貼りついた
     我ながら不憫なねこぜ

regretは形見となって
     鉛いろの四次元に
        散ら ....
今日は本当に久々の休みだから










爆睡しようと思い且つ








 ....
約束は口語体で
劣化したら
パリパリ割れて下にこぼれるの
それを踏んで 土に馴染ませる


自惚れてる嘘つきだし
いくらでも
各々の自由な空想を抱けた
どの山頂で春の夢をみるだと ....
シンジ君は言葉を知りません。
錆びついた言葉の海の中から
光る言葉を見つけられません。

シンジ君は優しい男の子です。
でもシンジ君は分かりません。
優しい言葉がなんであるのか
シンジ君 ....
君と最後に会ったのは
2004年春のロンドン
ヒースロー空港だったね
僕が土産物を買っていて
君が目の前にいるのに気づいたんだ
あの時の君とは別人のような
穏やかな表情だったけれど
僕には君だってすぐ ....
道にゃ名前が付いていて









国道1号



県道2号







 ....
夜のインターチェンジは光の花がつらなっているように

僕の孤独にしみわたってくるし

それを限りなくかみしめてきた気がする


つれない過去など捨ててしまったほうが良いのかもしれない
 ....
そういうことだったんだ

気付くことがある


ものごとは複雑に絡み合っていて
原因があって結果がある
そしてその結果が今度は原因となって
新たな出来事を誘発する

「無間地獄」 ....
幸福とはこういうことを言うのだろう

幸福とは

幸福のようなものが

重ねられてゆくことを言うのだろう


叔父夫婦は熱心なキリスト者だった

はじめてのクリスマスの日

 ....
何か
を食う

たったった、と

たっ
たっっ

臆面もなしに
揺れる天秤
秤皿の上にあるのは
したたかな
計算

みっみみ
みみが
みぎ

外は氷点下
忘れられ ....
薔薇を一本へし折って
哀しい頬を 拭おうと
そっと触れたら其の刹那
赤い液体 流れたの

アナタ わたしを 眺めては
何て卑怯な人なのと
攻める口調で 喚きたて
私は 棘で 茨を作る
 ....
笑顔がきたないね
産み落としたその沼から
たばこくさい泡がぶくぶく立ちのぼる

円満とか
円滑とか
そういうのの前ではわたしの思いなんて
あとまわしにされるべきなんだよ

どこに行っ ....
遙かぶりだった信濃路
そこはペダルが都会よりも
緩やかに漕げる

遠慮してくれる
夏の日差しが
あなたの気配りよりも優しかった

裏庭の沼に急ぐ鴨の親子は
人間との僅かながらの境界 ....
口内を游ぐかすかな黄色い声や
空で少しずつ拭った私のため息に
やわらかに触れた脈は戸惑い

口元をつつむ手のひらは笑って
夜の角で正装した蛙と
私の答えを探しにやってくる

一定に繰り ....
気がつけば
いつの間にか足が向いて
またここへ来てしまった
かつて住んでいた団地の
懐かしい階段をゆっくりと上がる
そう11階の踊場
時間というものが無ければ
ここで君に会えるのに

 ....
火がつかねえな 湿ってるのかな

こすれねえな 噛み合ってねえな

あったまんねえな 明るくなんねえな

このまま凍えるのかな


火がつかねえな 湿ってるのかな

こすれね ....
枯れ葉が落ちて
空に向かって木々の枝が
生命の脈絡を
とくとくと
打ちながら伸びている

空はとても澄んでいて
いつもより遠く遠くから
眺めている気分だ

裸の枝は
墨汁画のよう ....
  あなたの腿に
  手を置く



  その
  柔らかさの奥に
  生きていることの
  鋭いさびしさがひしめいていて



  ぼくの心に
  さっと
  一 ....
縛られ続けたSMクラブの一室
これで調教も終わりかなと呟いて
あなたに尻を打たれながら
痛いかなと思ったら
起っていた

天井から吊された男やさかい
ノーマルではもう満足できん
天井か ....
 さかなウオは宙空を飛翔し、
 そのウロコの窓から少女は
 口をあけて地球を眺め望みます
 ひとまわり大きくなるころに
 少女の瞳は星のネオンの棲み家となって
 着陸 ....
うつむきかけた
あなたの頭から
静かにズラが外れ


ハゲる
ハゲる
一歩手前で
あなたは何をするべきだったのだろう

あまりの多さに戸惑うように
ポコチンの周囲のように
生え ....
ね・・、きれいでしょう・・・。


踊り子は楽屋のソファに胡坐をかくように両膝をたてて
物憂い女陰をひろげて見せた
ラッパのふくちゃんは太鼓腹をきゅうくつそうに折りた
たんでひたいに汗を滲 ....
またきたか 雪
せいぜい覚悟して降れ
消されるくせに

やっと生き残った枝をへし折り
修理した屋根を壊し

道をうめて無くし
叫び声さえ凍らせるなら

覚悟して私に降れ
美しい冬 ....
散らかった川を横目に

私は今日も生きています。



ビニールやタイヤの花が咲き

ゴミにまみれたおっきな川を

眺めるじじぃの顔が淋しかった。



少しだけ父 ....
思い上がりも大概にしろ

誰がおまえに会いたいなどと思うものか
おまえのことを知りたいなどと思うものか
クダラナイことを羅列して
悦に入っているおまえは
ちょっとしたピエロか
ハッキリ言 ....
フレデリック・ゾマーの
あまり質のよくないコピーと
「時計仕掛けのオレンジ」の
アレックスのニタリ笑い
きみの部屋に語るものがあるとすれば
きっとそれぐらいなものだ ....
蜜を垂らしたグレンチェックの太股に群がるメタルボディの虫たちは「Ψ」の甲殻に暗い愛を孕んで、野蛮な大顎にまだ温みのあるバニラの薫る【Eggnog】を零したモザイク画の尖塔を咥え、スミレ色の格子のある柄 .... 小学生の頃
校舎と体育館の建物の間に
ピロティと呼ばれる場所があった

そこは特に何かをする場所ではなく
コンクリートの打ちっぱなしの壁があるだけで
ボール当てやドッチボールをするには
 ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
るつぼ- 乾 加津 ...自由詩18*12-1-4
シカエルボク- ホロウ・ ...自由詩5*12-1-2
Epilogue(2011)- 信天翁自由詩312-1-2
ミッドナイト・マグナム- TAT自由詩212-1-1
登山計画- いばら自由詩1*12-1-1
光っている背中を- ブルース ...自由詩4*11-12-31
ベン・ジョンソンとの思い出- 花形新次自由詩2*11-12-30
忘年会- TAT自由詩411-12-27
夜の漂流と光と孤独- 梅昆布茶自由詩23*11-12-27
通りすがりのひと- 恋月 ぴ ...自由詩32*11-12-26
クリスマスの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-12-26
何かを食う- within自由詩8*11-12-26
赤き液体- 藤鈴呼自由詩2*11-12-25
ゴミ屋敷の日雇い労働者- 三原千尋自由詩10*11-12-25
ゆるやかだった夏- subaru★自由詩15*11-12-25
月夜- 佐藤章子自由詩911-12-25
踊場にて- シャドウ ...自由詩3*11-12-25
マッチ売りの少女(ダイナマイトの少女)- 猫道自由詩611-12-24
冬の輪郭- 灰泥軽茶自由詩8*11-12-24
- 草野春心自由詩9*11-12-23
天井から吊された男- 花形新次自由詩3*11-12-23
賀春- ヨルノテ ...自由詩611-12-23
一歩手前で- 花形新次自由詩311-12-22
あの日のマリアへ_2011- たま自由詩30*11-12-21
熱の陣- 砂木自由詩12+*11-12-20
泣くな- 自由詩511-12-19
思い上がり- 花形新次自由詩111-12-19
いまはどんな椅子に腰をかけてるの?- ホロウ・ ...自由詩6*11-12-18
グレンチェックの太股_★- atsuchan69自由詩5*11-12-18
ピロティ- 灰泥軽茶自由詩6+*11-12-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151