一番のバスで出た

いよいよ 今日だ
審判の日

平静をよそおいながらも
心はゆれる

もしも
もしかしたら・・

病院に着く
診察ナンバーは”4”

あたしのラッキーナン ....
白鳥は阿呆の黒鳥をつがいに選び

人の目も気にせずにガァガァと啼いて子を産んだ

無論阿呆の方は姿を消して

養育費が振り込まれていない件どうしたもんかしらと

ガ ....
そんな役にも立たない詩を書くのだったら
うちの猫ちゃんの詩でも書いてよ 
とうちの妻が言うもので
昨日購入した東秩父村産朝採り皮付きたけのこと格闘して齧ったりして可愛らしい
うちの仔猫ちゃん( ....
{引用=
それぞれに交差する
よっつのひとみ

そのやわらかな表面は
甘いのだろうか
それとも潮の

見詰めれば
卵黄を飲み込むように
喉を滑らかに落ちてゆく

嗚呼

同 ....
「加齢が怖い」と千回言えば
三秒若返るという
技術が開発されたため
皆が「加齢が怖い」と
血眼になって言い続ける中

「チョールヌィイ・オリョール」
「セヴェロドビンスク」
「アドミラ ....
鉛色の岸辺


蒼い木馬が燃えている 
塩辛く 蝕まれた 薄い身体を 震わせて 
揺れている 
錫色に泡立った 波頭の拍子を 執りながら 


砂の一粒一粒は 鋭く  ....
五月五日、銭湯は菖蒲湯になる

端午の節句ではあっても

ガキより年寄りの方がずっと多い

それでも今日に限っては

子供のような顔つきに見えるから気持ちの問題か

彼ら ....
何にもなくなった手で掴もうとすることの詩が流れていくのを感じる
私自身はどこにいるのだろうと眠る
暗闇のどこかだった
ぼんやり 朝の事を花火に 失われた

空の霧の元気さなのだ
だが 思わ ....
ケムシ日和な今日この頃
バラバラにもがき苦しめ廃棄物共
腐敗する野菜に湧く蛆虫!食す俺!
交尾の肉感の一切を排除し
神々のキャンプへと移行を開始するのだ!
日々精進、日々精進、日々 ....
はあとのつもりで
はあとをつけた

いたがった

はあとのつもりで
あとをつけた

いやがった

はあとのつもりで
はとをつけた

とんでいった

はあとのつもりで
と ....
まもなく海が終わるのだと
水銀灯のしたでアナウンスを聞き
気泡を次々と追いかけては
食われる魚たちが昇っていった

耳の後ろを押さえたまま歩く
小さな手のひらで痛みをかばいながら歩く
高 ....
あとの2分30秒は余分だったから、ipodを一時停止した。すきなものもきらいなものも、足りないくらいがいい。筋肉質に憧れている。



週末午後の烏丸通り。春の空気は煙ったような青。し ....
捨てたんだ

俺はお前を

捨てたんだ

なら幸せに

なっちゃダメだろ
わしづかみするような五月のひかり
なだらかな緑のモザイク
呆然と見つめるいがい
ほかにどんな対処があっただろう

見つめかえしてくる
こんなところにいるんだ
ひかりが静かな
ざわついて ....
 白きバラ垣根に咲きて皐月昼妻と伝道奉仕に励む

 二人して風邪をひきたり今日もまた庭のテラスに紅茶とケーキ

 針箱に赤白黄の糸巻きが妻は手縫いで衣服をかがる
屑以外の何者でもないことが露見し
今まで生きていたところで
生きていけなくなったので
東北の日本海側に移住する

人情が厚いらしいから

新しい土地で
屑以外の何者でもないことを隠すた ....
私がおかあさんというとあなたのことなんだけど
あなたはいつからかおかあさんだけではなくなった
ずっとはじめのほうからあなたはおかあさんとしての
ぶぶんが少なかったようにおもう

おとうさんと ....
学校の先生は
何でも知っている
顔をしているけれど
何一つ分かってない

だって世の中
分からない事の方が
多いんだもん。
本当だよ
分かっている事は
極僅かなんだよ

完璧な ....
「生きたい」って
思うのはいつだろう

死ぬまぎわとか
病気にかかった時とか
自殺しようとした時
それくらいなのかな

「もっとはやく思えばよかった」
なんて
思わないのかな
人 ....
机の前に座っていると
私の耳に聴こえるのは
静寂の中
静かに通り過ぎるそよ風の行進曲
そろそろ
私にも
旅立ちのための
どす黒い片道切符が配られるのだろう


気がつけば
 ....
森の中に横たわる

女がなぜ裸体なのかと思いつつ

絵画の前で円弧を描く

切り離された肉体と虐げられた精神は

発光した光の中から産卵し

やがてマンタの核にしきつめられる

 ....
夕焼けの教室を
赤く染めて

冷たい海水を
青く染める

最後の瞬間まで荷物を集める私は
美しさを奪っているのだろう

Eu sou amavel uma pessoa distan ....
老いたれば母は苺に喰ひついて
   
       赤き果汁をだらだらとこぼす。




とんかつもたまに食ひたし施設なれば

       母のきもちはわかれども黙る。


 ....
一匹の猫が毛をくわえてなめながら
道路端で毛づくろいをしている
通り過ぎる車の行き先をどこかしれっと見つめているようで
彼の行き先は誰も知らない

道端で死骸となった小動物をいく度も見て ....
『心を打たれろ』

そう書かれた紙を僕に見せて

君はこう言った

『詩を書いてみたんだ』

僕は成程本当の詩とはこういうものだったのだなと

妙に納得して ....
  第一幕 (森の妖精たち)

   矢継早に、四方より登場

わたしは、碧――
贅沢に華を散らして
眩しい朝の陽を浴びた葉桜のように
濃淡の影も爽やかなみどり

わたしは、黄色―― ....
そこに行けば
東宮御所が
そばにあるというよ

おいら
まだ一度も
行ったことないけれど
遥かな世界

その坂の名はゴンダワーラ
どこかにある
ゆーとぴあ(ゴムパッチンのほうです ....
<天の支配>

天邪鬼が見落とした
のぞき穴の向こう側で
支離滅裂に見えるように
配置された狂気



<まちるだ ・ まざあ>

巻毛の彼女の
乳房の黒子を
ルーペで焦 ....
放しても
飛ばず撫でると
目を閉じて
ささやく声で
甘えて鳴く
これからいろんなことを「共有」したい、とあなたが言ったので、
ためしに桜を一緒に見てみた。

あなたの何かがわかるかもと思いひたすら桜を見ながら10キロも歩いた。

でも私にできたのはたくさ ....
salcoさんのおすすめリスト(4522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無罪放免- 森の猫自由詩4*10-5-10
猪で思い出したけど- TAT自由詩2*10-5-10
東秩父村産朝採りたけのこの行方- 冬野 凪自由詩3+*10-5-10
半身- 高梁サト ...自由詩14*10-5-10
加齢ライス- a自由詩110-5-10
蒼葬_/_****'02- 小野 一 ...自由詩10*10-5-10
銭湯- 蒲生万寿自由詩2*10-5-10
保険会社のてっぺんへと立ち- 番田 自由詩110-5-10
削除、殺せ、二階の墓場からの収穫(食い荒らす)- 散布すべ ...自由詩1*10-5-10
はあと- 紀ノ川つ ...自由詩7*10-5-9
リダンプション- 瀬崎 虎 ...自由詩210-5-9
対頂角の性質- ねことら自由詩410-5-9
当たり前の話- TAT短歌4+*10-5-9
緑のモザイク- 吉岡ペペ ...自由詩1110-5-9
五月晴れ- 生田 稔短歌410-5-9
屑以外の何者でもない- a自由詩210-5-9
母のいる場所- 朧月自由詩610-5-9
学校①- ペポパン ...自由詩5*10-5-9
生きたい- そよ風さ ...自由詩4*10-5-9
そよ風の便り- 寒雪自由詩110-5-9
メルカトル図形的散布- yoyo自由詩310-5-9
true_colors_of_flower- mizunomadoka自由詩410-5-9
食ひ物と母- 非在の虹短歌2*10-5-8
しれっと- かんな自由詩5*10-5-8
- TAT自由詩3*10-5-8
春めく色たち_★- atsuchan69自由詩12*10-5-8
権田原(ゴンダワーラ)- 花形新次自由詩1*10-5-8
シドに捧ぐ- nonya自由詩7*10-5-8
penguin-sparrow- mizunomadoka短歌410-5-8
共有_1- すずき  ...自由詩1*10-5-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151