両瞼月の形の白い傷



露出した骨を矯正してる口



三日後に二足歩行で倒れます



初夏の朝 身体の中はまっくらけ



磨かれた床に無数の目玉落つ


 ....
波に乗り
船に乗り
遠い遠い島を目指して
楽園にあこがれる

誰も知らない土地で
誰にも文句を言われないで
誰にも意地悪されないで
誰にも傷つけられない

毎日が楽しい。
毎日が ....
51
私は空っぽなんだ、と悲痛な様子で訴えてくる私のおなかは、しかし三段もある。

52
彼女は、彼が、時間がないと繰り返さなければ、充分な時間がとれることに気づいて、口で口をふさいだ。

53
その ....
ピンポーン!

は〜い、どちらさま〜
あら お隣りの新次さんじゃない
どうしたの?

「真行寺さんちの奥さん(美人)の
左乳首にピンポーン」

えっ?

「右乳首にもピンポーン」 ....
最近微妙に値上がったけど
まだまだお財布に優しいもやしさん
1パック24円のもやしさん
二つぐらい買ってお肉を絡めてサッっと炒めて食卓へ

べっ、べつに手抜きじゃないんだからねっ!
なんて ....
夢のような恋愛のあとの結婚

恵まれた 男女ふたりの
こどもたち

愛する 夫

あの ちいさな家に
あふれていた
愛は どこへいってしまったのだろう

しあわせで ぼーっとして ....
道徳が煩わしいと思った
ビー玉を口に放り込んだ
冷たい、罪の味がした
ビーカーの中の塩酸が沈黙している

友達が1人、また1人私の墓場に埋められる
言葉に蹂躙された分
憎悪で応えた 目  ....
「ほら、パパもこっちへおいで。翔ちゃんこんなことできるもんね〜」
 片言をようやく脱した翔は、生意気なことばを言いながら動き回っている。
ここ2、3日で急に寒波が来て今にも雨からみぞれに変わりそう ....
昭和のキャバレーで



オジィはオバァを引っ掛けた








オバァはししゃものシングルで


オカァとおばちゃんを抱え ....
綺羅星の王冠を眺めながら
骨のようにかたい胡桃をほうばる

失楽園からの贈物に
境目のない儚い理想を夢見ながら

昨日の怒りを
今日の喜びとして享受して

往ったり戻ったりする荒野の ....
注)2009年夏の連歌に書き込んだ自分の句だけを抜き出して、並べました。


向いたきり 首振らせない 扇風機

いてもたっても いられなくなる

あなたには わかりますまい どれほどか ....
私は透明人間だ
世界に 立ち続けさせられた
そう 私は透明人間なのだろう 世界に
体を探し続けた 私として

反射した 光を探させられた
光は 体を 躊躇した
私ではない きらめきを 立 ....
 つまらぬやり取りにエネルギーが流れすぎたかも、という反省からこの際自分のセンスというものを再点検してみようかなと思い立った。
 現在、このサイトでの私の「おすすめ」作品が671ある中で、1ポイント ....
夜遅く、ひとりで湯に浸かっていると 突然、ふぐりにヌメッとしたものが触れたので あれ、おかしいな 何かいるのかなと俯いて湯の中を見ても これが何もいない 気のせいか このところ出張ばかりで俺 .... どんなときにも たのしみを

これが あたしの
ポリシーだ

たのしくなけりゃ 人生
おくっている 意味がない

にんげん たのしむ
ために 生まれてきたんだ

たとえば くるし ....
めぇだば
いたやんどこさの
おんちゃだべさねぇ

すんばらぐ
めなんだら
よぐさもはぁ
おがったもんだでなぁ

まんだ
ごんじょぱって
おどっさ
おがちゃのえごとも
あちゃむ ....
あこがれる すなおなうたをうたうこと 花や草木や鳥のことなど

桜の木 春爛漫と咲き乱れ何も感じぬ自分の怖さ

花見上げ微笑む笑顔あざ笑い強くなりゆく折れんばかりに

逃げまどう人をテレビ ....
 
 
スーパーにいくと
果物ばかり買ってくる

もう一人
いるみたいに

声はしないのに
それはたしかに

+

骨をのこして
魚はいってしまった

これが最後です
 ....
買いたい物はもうない
必要なものはもう全て揃ってる

マンションはワンルーム
冬の寒さに震えることもない

車は国産の軽自動車
ちゃんと走る

携帯、パソコン、デジカメ、冷蔵庫
テ ....
山麓 冷たく 響く
小川の せせらぎ 凍らせる 鳴声
霞んで 透けた 紫 朝の大気
止まない 一律の 音を含んだ 風の波
湧いて弾ける音符 空気の震動
漣打つ 潤んだ瞳孔 覆う 生臭 ....
一人では 広すぎるベッドの上で 孤独を隠し 丸まって寝る



眠る前に本を開けば 私のベッドは 物語りで溢れて



夜空の星を 一つずつ解いて 僕は見知らぬ場所へ旅に出る


 ....
疲れ果てた太陽が垂れ落ちる
代役の月は殺伐とした太古の鏡
さて 頭の中で響いてる掘削機の空回りを
加速させるとしようか
萎みかけた太陽が 最期の一瞬きで
永久凍土を水浸しにす ....
ぽつりと兎
いびつなシルエット

雨水をくり貫いた一昨日から
恥ずかしい思いばかり

潰れた旅館の瓦礫をくべたのは
あのショベル あれが
やったんです

暗がりの冷たい埃や
月下 ....
道を歩いていて 石を踏んだ
ケロケロと音がした

石の下には蛙はいない
私の靴下の中にも蛙はいない
未だケロケロと屁をこいたこともない



ケロケロと

石か
やはり石が鳴 ....
片足立ちのフラミンゴは
あんなに綺麗に直立不動
両足を使って立ったって
私の世界は揺れている。

にゃあ、と泣く猫の声に誘われて
軒下を覗けば
逃げ遅れた春が
六つの目玉で睨んでくる。 ....
食事を邪魔された黒猫は
あんぐり口を開け、あらぬ方向を眺めた。
何かが見えるようだが、
飼主に頭を撫でられ、首を大きく伸ばした。
彼女は飼主が好きなのだ
視線を合わせたままにゃーとなく。 ....
勝手に生きればいい
しかし尊厳をけがしてはならない
人は苦しみ、苦しまれ、腐りゆき、絶望に涙する
(しかし人は悪魔という方向で落ち着いたようだ)
お前の呻き声は草むらの路上に悪魔の見下 ....
積もりゆくkbps三角譜



なみなみと鉛をそそぐ緑かな



憎しみは音のうしろで待っている



偽の星ひとつめくれば偽の星



背後か ....
ベランダで育てたハーブを摘んで
朝ごはん代わりにサラダにしてわしわし食べて 
お腹が満たされたぼくは
草むしりでもしようと
雑音まじりのラジオから
山口百恵の『プレイバックpart2』が流れ ....
しじみの輸入が自由化されるという噂を聞き
反対運動に尽力しろと指令が下るが無視する

労力を注いでも注いでも
状況が好転しないのは
呪われているから

自己中心的で仕切りたがりなのに
 ....
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