海岸沿いに見えた風景の中を
走り抜けて行く ネズミ色のトラックや
何も無い 瓦礫の街の壁を
背景に 街を彩ろうとする
青い海の観光地が 見えている


思い思いに 空の中へと どこま ....
ディスクユニオンを出る
暗い夜空に街灯が光る

ニュートラルな気分
家に帰ろうと歩を進める

風が頬を撫でる
その事実をただ受け止める

無機質な心地よさ
生きている/それだけしか ....
断崖から波をのぞくと
悪童のおののき
かもめの群れ
シャチにかこまれる氷上のこども


黄色いバスの後部座席で
届かぬ祈り
胸の奥の井戸に映る月
断頭台の彫刻の施されたドアー

 ....
姉さんお股を開きましょう
タンポンタンポンタンポンポン

姉さん意外と毛が多い
タンポンタンポンタンポンポン

妹ドアから覗いてる
タンポンタンポンタンポンポン

真っ赤に染まる日ま ....
青空から遠い場所からあなたをみつめている
垂直に光が差すときには世界は希望に満ちる
そのわずかな時間だけ僕は人生を謳歌する
引き伸ばしても何にもならない人生かも知れない

覚悟が必要だ より ....
お前のハートの鍵をくれ
















 ....
手首に息を撲ち込んで
はじける銀を見つめている
筆を横に置く
いつか縦に馳せ
いつか 縦に笑む



















 ....
 生まれたばかり――
 あまりにもまぶしかったので
 まぶしい と
 叫んだはずなのだったが

 揺籃期――
 プロレタリア文学だと称する
 ひなびた小説を口に入れるが
 不味くて ....
地球儀回せ

見かけの宇宙
コンパスで描け

色鉛筆すり減らし
世界地図は燃やせるゴミの日に

空想科学
夢の中で輝き増した
名前を呼んだ
彼女が振り向いた
親しくもないのに
寂しくもないのに
もう会えない気になって
名前を呼んでいた
光は輝く 夢の中で
私の虚無を 眠り続ける
人々の意味を 思い続ける


音楽を奏でる
お前になる


夢の果てに 明日はあると
立ち止まった 私の彼方に
不安など ページに ....
あなたの夜風をもらいたい

ぼくの夜風をもらってほしい

それを交換するように

ぼくらはあの部屋に帰ります


ぼくらはふたりでひとつではなかった

ふたりでやっとひとりになれ ....
轟音が
前頭葉を打撃し
頭蓋は中空に
中空に咲くイメイジ
種子は咲けぬ地平に
飛び散り
干乾びながら
次の運命を待つ
飛散した眠り
目覚めは
触れぬ距離を保ちな ....
乾いたガラスの向こう側。
バイクが通って水がはねる。
はねる。

どこか遠くで救急車。
道を急いで水がはねる。
はねる。

白い空の下
黒い道で
踏みつぶされた水がはねる。

 ....
運命が













扉をたたく













 ....
※誰か適当な女性の固有名詞を入れて下さい















俺はお前の道を照らす一丁のランプになりたい






 ....
死にたいヤツが死にたそうな顔してると思ったら大間違いでしょ
七福神のようなお顔で笑ってらっしゃるお父さんやお母さんやおじさんおばさん
うんうん頷く鳩だって眠れない午前3時は死にたくなるでしょ

 ....
朝焼けの美しさの前で途方に暮れるたび
あらかじめ失っているものの大きさを思い知る
それでもこのまま進んでいくことしかできない
アルゴリズムに沿ってできるだけ

ループから消えた数字は
 ....
くち元におだやかな笑み 午前2時 夢をみながら 夢みせるひと

体温のうら側を抱き合うふたり せまい寝床は寝息で縺れて
撃たれても怖気づかずに黙々と着々と引き金を引いて敵を殺すそんな末端の部下を持つインターポールの最重要指名手配のゴッドファーザーになりたい





 ....
自分の詩が
暗い
残酷だと
悲嘆する
ゴルゴダの聖者よ

世の中が
暗くて
残酷なのだから
それはそれで良い

目立たない
色と柄の生地を使い
スーツを仕立てるようで
とて ....
博士の怪物が折り重なって手を伸ばし、四色の月を求める。


質屋で心を取り出す。意外な美しさに大金を払い買い戻す。


海が凍結し、私たちは海の彼方へ向かった。足だけが冷えた。


 ....
黒い雨にうたれて

赤い涙を流す

黒い雨にうたれながら

この夜に消えてしまいたい
少年はなにも背負っていなかった

浅黒い肌はつるんとして冷たかった

寝癖でととのえられた黒髪は

賢そうな額を斜めにふちどりしていた

ぷっくりした頬と唇の端の境目には

えくぼ ....
秋晴れのデイタイム
頭上のグランブルー
ガスの炎みたい
目に沁みて
じりじりする

薄く流れてく雲達
なんか煙たくて
しょぼしょぼする

野原を埋めるコスモス
雑草にしか見えない ....
病人の鼻糞をほじる姿がいやだ 。
憐れみの目減りで見られる涎掛けも いやだ 。

むかしどこかで母の悪口を言ってたら、隣に座っていた水商売風な中年の女性に「わたしは介護で母の面倒をみてる ....
米粒を

喰わずに今日も

酒を呑み

ぐるぐるのぱー

ぐるぐるのぱー
まんべんなく塗り潰された
午後からの狂想はふたなりだ
気分次第で
どんな快楽にも飛べる
吐き出すも飲み込むもお手のもの
トップレスの神官はすでに出来上がっていて
 ....
作詞 余皮伸太郎 作曲 小林多汗症 編曲 山下辰五郎

ズンズンズンズン
チンポズコズコバコン 
ズンズンズンズン
チンポズコズコバコン 
ゾウの覆面レスラーは 
しわしわマスク
剥い ....
孤独な布団の中で眠りこけていた
真っ白な頭の思い描いた リニアモーターカーに乗って
山麓の岸壁の ほったて小屋の中で
監獄の 岸壁の友達を 案じていたりもしたのだけれど
いなくなっている予感が ....
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