カタログを開けば色の洪水であたしは靴の箱舟に乗る 幸せは 手に入れた瞬間から
少しずつ こぼれていくから
             
幸せを 手に入れたなら
真空パックで 密閉して
          ....
世界とは拡散した苦しみである。世界の始まりには、苦しみの結び目がある。あらゆる存在は展開であり、圧搾である。あらゆる事物は苦しんでいる、すべてがあるべきものとなるまで。虚無は痛みで身を震わせている、あ .... すると流れる気と気の触れ合い

呆気ない 影かよ

セックスってこんなんだっけ

つって何を思い出そうとしているのかがまずわからん

思い出せるものは散らかった部屋で泣く子供くらい、う ....
延々と旋回して ぼくらが密集するのを 待っている 
銀の鳥群
あれは 狩りの前の儀式


狩る側も
狩られる側も
祈っているんだ




戦場へ行こう
両親を想って  ....
ひだまりに さらされてゆく くちびると 動けずにいる ぼくの両足 {引用=

君はどこから

何を引っ張ってきたのか

そんな
顔をして

僕には

読み取れない

君の
やせた歯茎が

うれしいのか悲しいのかどうか

ま、
と ....
 ふくれる。頭をかきむしる。悪くない。これは悪くない。何をしてもどこまでも許される。母さんはそう言っていた。空腹。水ばかり飲んで、血の通っていない胃袋。越えてしまう。越境。満たしたい。頂点を迎える午前 .... 台所に転がっていた
折りに入っていた桜餅は
ちんまり小さくて
一口でも食べ切りそうだ

桜色が濃すぎて
鮮やかでキッチュで
どう見ても体に悪そう
だから少しニヤけながら食べよう

 ....
「大丈夫」そう言われると僕はもう なにも言えない、きみが遠くて 満員のバスに揺られてる
ネクタイで首を締めながら
朝食も摂らず家を出てきた
キリキリ痛む胃を押さえながら

満員のバスに揺られてる
ため息で窓を曇らせながら
会社前の停留所で少しだけ
 ....
 3人でする遊び。甘えきった発言をする人間と、それを糾弾する人間、また第三者的視点から一連のやり取りを審判する人間の、3つの立場に分かれて別れて遊ぶ。

 まず、甘えきった発言をする側が、「一日 ....
だからできひんねん
叩き割った あなたがコップを

砕けて飛んだ
コップは粉々になり 
私の目から ほとばしるそれも液体

血なんかみたくない
のに どうして 

わかっていながら ....
 
 
軟らかな自転車に乗って階段を下りる
ハンドルが人の手みたいに生温かく汗ばんでいる
階段の下には民家と民家に挟まるような形で
小さくて細い劇場がある
切符売場で数枚の硬貨を出すと係の ....
後からわかる優しさって、すこし心がいたくなる コンビニで おでんひとつだけ 頼んだら
大根のかけら 入っててほしい
僕の大切なアダルトビデオコレクション 大船駅前ビルの地下で買った秘密のコレクション とっても大事にしてたのに ある日嫁さんに見つかった どうしよう どうしよう 押し入れの奥深く温めておい .... 道は急速に右へとカーブし
街灯が
粉雪に色を試しているそのあたりで
ぼくは黒い髪の女の子に
恋をした

彼女は腕を垂らして
かばんを提げていた
髪をかきあげて
左目 右目と順々に
 ....
無味乾燥な毎日のなかで
生きがいを見出すのは無理
もうあきらめるべきだと思う
君らの努力はもう見飽きたから
僕を巻き込もうとするのはやめて
エレキギターをひこうぜGOGO!
バンブーアトラ ....
ジャンプするタイミングくらい分かってる いち、がいつか わからないだけ 「代打屋」という競馬用語が使われなくなって久しいが、
先日引退した菊沢隆徳騎手は腕のいい代打屋だった、といっても過言ではないだろう。
重賞10勝のうち、テン乗りで4勝。特別戦になると枚挙に暇がない ....
飴玉に

恋した




それは

悲恋だ
チラ見して 戸惑う彼氏 キョドらせて 私の耳に ささやく魔性 逃した魚が尾ひれを揺らしながら
泡のような歌を唄うから
僕とお母さんは今夜もふたりきり
空っぽのお皿を囲んでいる
待ちくたびれた夢の中で僕は
とても大きな魚を釣った

お父さ ....
工場長が腕組みをほどいた
ああ、工場長が行ってしまう、
ユキオは顔をあげた
ユキオの唇がかたくなった
工場長が胸ポケットからケイタイを取り出した

あのなあ、頼まれてくれないかな、今から割 ....
あなたは一輪の花をもってわたしのもとへとあらわれました

あなたは一輪の花をもってわたしに別れを告げました

わたしはまた新しい花瓶にその二輪の花を共に活けるでしょう

そして同じように水 ....
無名のままでいい

無名のままでいい

ありのままで、あるがままに、俺は人生の脇役で構わない

もうウンザリだ…有名になんてなりたくない
なったらなったで舐められる

だって相手と上手く話し合えないか ....
私の言葉が尖るのは
爪とぎ忘れた猫だから
咲き始めの葉っぱだから

ごめんなさい
ごめんなさい
と春にまかせておじぎした

ぽきん と折れる
かもしれない

でもね でもね
そ ....
雲間から光のはしごおりる声 ひばりは空に春の種まく となりのカプセルのアラームに起こされたユキオは浴場にゆき湯につかり頭を洗い全身を洗い歯を磨いて髭を剃りトイレを済ませてカプセルホテルを出た
8時まえにはメーカーに着き通勤ラッシュの正門まえに立った
 ....
salcoさんのおすすめリスト(4507)
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