ひだり、みぎ、
まえ、うしろ
ぬいあわせる
ずっとずっと
おわらないえいえん
はだのさかいめ
たにんのすきま
たいじしてゆく
しらないかお
かくれんぼ
とまる、あるく
弱点みっけ

よわいところっていうけど
強くみえるところのほうが
よわいのかもしれないよ

冬の木つよそうに
みえる かならずしも
そうでないかもなんて
自分におきかえて

バス ....
 
あまいあまいバレンタイン・キッス♪

夢みてるんだろな、少年よ

やっぱ、ビター・チョコに決定!



 
{引用=

 つめで
 つめを切った
 むしり取るように千切った
 千切られたつめは
 たちまち丸まって
 干からびて
 ちいさく萎びて不要なものになった

  ――そのようにして ....
 感傷を嫌う人々がいる。
 感傷を蔑む人々がいる。

 僕も時に、そんな彼らの1人に加わる。
 感傷とは重力のようなものだ(また、お得意? の比喩から始めて恐縮ではありますが)。そこから跳躍し ....
 砂の上を歩く

 右手には 打ち寄せる波
 後ろから 追いかけてくる太陽

 大きな神様が
 水平線に腰を下ろし
 風と光を使って 何かを洗っている


 穏やかな水音


 ....
桃色の花びらが舞う季節とか
ミスとシャワーが欲しい瞬間が 目に居たくて
芽吹きの季節を 忘れてしまいました

新緑の輝きを 身を以て知ったのは
今年なのかも 知れません

見渡す限りの  ....
雨が降り出しそうだ
湿気が高くて汗が滲む

君は刺繍をしている
憑りつかれたように
黙々と針を動かしている

時計だけが
雄弁に時を刻んでいる午後

右肘の古傷が疼いている
僕に ....
     うつくしいと
     つぶやく声が
     聞けるのであれば
     この身を
     一輪の花に変えよう

     うつくしいと
     やさしいまで ....
{引用=

 まだ肌寒い春の
 朝が
 ひかりのプリズムに屈折して
 すきとおっている

 とおくに海をのぞむ
 住宅団地の縁をめぐる遊歩道を
 愛犬といっしょに回遊しているとき
 ....
梅雨でわたしは列車に乗った
外はすごい雨で
だけどわたしは
傘を差さずに駅まで来た
わたしの顔から
涙が綺麗に消されていた

夏で蝉が乗ってきた
六年間ずっとホームで
この列車に乗れ ....
首を切断された猫の骸が
もう何匹も発見されている

ニンゲンの仕業

ニンゲンから産まれて
ニンゲンとして生きている
ニンゲンの仕業

猫よ
ネコゴロシに捕まるな
ニンゲンのネコ ....
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く

研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている

 ....
私は言葉を知らない
豊富な知識も 深い洞察力もない
柔らかな感性も持ってはいない

比喩や隠喩も使いこなせないし
哲学的なことはチンプンカン
コメント書いてもトンチンカン

こんな私に ....
螺旋階段 転がりながら
あなたの影を追っていく
底なしの不安に 脚がすくむ

独り占め出来ない男は
わたしの心を蝕んでいく
あなたが優しいから
いっそう 悔しくて憎らしい

 ....
      ちょっとすりむけて
      血がにじんでて
      痛いだろうけど
      絆創膏になって
      ぺったんって
      あなたの人生に
  ....
街を歩きながら

スナック菓子の箱を開けて

袋を破いて口に放り込むように

雑踏に落ちていくことばを拾い上げ

軽くて浮いていることばをつまんで

ひょいっとむしゃりことばを噛む ....
日々それぞれの 
場面々々に  
直観の行為、を積み重ねよ―― 

行けば行くほど・・・ 
動けば動くほど・・・  
一つの○い出逢いの場に 
日向はあふれ 

あなたはそこで{ルビ ....
年賀状の写真から 
親戚の一歳のこどもが 
すくっと立って、こちらに 
きょろりとした目で
新年の挨拶をする 

その夜 
嫁さんが皿を洗う音を聞きながら 
一足お先に布団に入った一歳 ....
痛いか痛いか

一緒だった

痛いか痛いか

自分に聞いた

痛いか痛いか

おまえに聞いた


こころの周りは悲しみばかり

指先までが悲しくしびれた

逃げられな ....
雪が
ふってはつもり
ふってはつもり

別になにかを隠したいわけじゃなかろうに

そこまで想ってまわりをみまわした

自分の心のひもを
きゅっと結びなおす

こぼしていいはずない ....
雪のみちには月明かり

どこまでもまるく
月明かり



焦りも悔いも寂しさも
ましろな吐息
雪わたり

笑みも望みもなぐさめも
ましろな吐息
雪あかり

つめた ....
しみだらけの顔に
クリームを塗る
傷んだ肌は
彼の足跡
生き伸びてきた証
刻まれた皺に沿って
生きてきた
流されまいとしても
大きな流れに抗いようもなかった
仕方のないことだと
諦 ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
知らないうちに
ヒトを傷つけることがある
それを知ってから臆病になって

すごく慎重に歩いているのに
そのせいでだれかの邪魔になっている

なにもしたくない
そう思ってとぼとぼ歩く
 ....
夏の香りがする鉢を
あなたは両手で持っている
鉢の中にはひまわりの
枯れた
ひまわりの花だけがひとつ


えんじ色のマフラーには
秋が詰め込まれている
冬のよう ....
天国から地獄
たった一日のうちに
よくもまぁ これほど浮き沈みできるものね

楽しかった時間も
幸せな気分も
たった一つの悲しいことに
覆い隠されてしまった

もったいないと思う
 ....
現実は甘くない 
からくてあまい

白鷺が けたたましく鳴いている
もっと 離れるなら 争わなくてもいいものを
特定の岩をめぐって 争っている
 
川沿いを ずっと歩いてきた ....
やさしくもなく平和でもない
あなたの周囲や眼にするもの
耳にするものがそうであるだけに過ぎない
僅かな痛みすら止めて貰えないひとびとが
何十億人もいることをあなたがただ知らないだけだ

比 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜歩- 自由詩313-2-10
バスを待つ木- 朧月自由詩313-2-10
少年よ- 殿上 童自由詩20*13-2-10
すてるものはすてられるもの- 石川敬大自由詩1113-2-10
詩と感傷について- まーつん散文(批評 ...9*13-2-10
一つの波- まーつん自由詩8*13-2-10
クレパス_くれよん_クーピー_絵具_色鉛筆- 藤鈴呼自由詩2*13-2-10
メランコリックな午後- kauz ...自由詩7*13-2-10
うつくしきもの- 石田とわ自由詩10*13-2-9
春一番がふいた日に- 石川敬大自由詩10*13-2-9
各駅停車で、春に向かう- 小原あき自由詩6+*13-2-9
猫よ- そらの珊 ...自由詩15*13-2-9
立春- nonya自由詩19*13-2-9
【_私に書けること_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-2-9
【_螺旋階段_】- 泡沫恋歌自由詩6*13-2-9
転んだっていいじゃない- 石田とわ自由詩8*13-2-9
むしゃりことば- 灰泥軽茶自由詩5*13-2-9
木のひと- 服部 剛自由詩5*13-2-8
はつ夢_- 服部 剛自由詩3*13-2-8
痛いか痛いか- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-8
氷柱- 朧月自由詩413-2-8
ふゆの肩書き- 千波 一 ...自由詩4*13-2-8
今の処に- within自由詩5*13-2-8
親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
さんぽ- 朧月自由詩413-2-7
季節のあなた、そして、季節のぼく- ホロウ・ ...自由詩4*13-2-7
天国と地獄- 凪 ちひ ...自由詩7*13-2-7
- るるりら自由詩17*13-2-7
世界は- HAL自由詩10*13-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7

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