ほんとうをひとつ石のしたに埋めた
約束をひとつ鏡の裏にかくした

退屈がちょっと窓からのぞいた
懸命がぼくのしりをたたいた

月は宙ぶらりんで柳のしたを通りがかった
杜甫と李白がちいさな ....
誰もいない真夜中に追い込まれている 壊れた羅針盤で
/これがこの詩の一行目ではない
壊れた羅針盤で一針一針丁寧に縫い付け
詩人の口を塞ぐ
孤独を売りさばき建てられた黒い城
その地下室で真昼に暗殺された
一羽の青い鳥に対し何を ....
家の中なのか外なのかわからない
縁側と呼ばれる曖昧な場所がある
バルコニーやらベランダとは違う
人が一息つける場所
今はあまり見なくなった


同じような場所がある
家の中のパ ....
時空のゆらぎを感じて漂う心情。
ある時は旅情となり、またある時は慕情となる。
孤独に縁どられた私の過去の墓標の前には、
今はもう懐かしさを感じさせるものばかりが並んでいる。

私が嫉妬を ....
箸が並んでいます
きれいに連なって並んでいます
じいっと
待っているのです

箸が並んでいます
もう
ここには帰ってこないのです
        かなしみが
        かなしみが
        ふってくる
        
        おともなく
        
        しずけさに
 ....
中天の直射を受け
干したばかりの洗濯物から
モヤモヤと蒸気が立ち上る
ハンガーも黒だから見える
太陽ってありがたい
十一月も頼もしい
…待て
これは皮膚にも…
三百六十五日
晴れた日 ....
 
もうちょっと、ちょっとだけ飲ましてな

そしたら

添い寝してあげるね、お月さま



 
 
「……解ったか? 」

「 否 何も」

「 感じたか? 」

「 ああ 何かは」

「知りたいか? 」

「それを? それともそれについての知識を? 」

「与えられるのは知 ....
生き恥を晒し合って空が青い ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
幸せの余韻は漂っていた
静かに訪れる至福の時は
穏やかな心を呼び覚まし
淡い透明の色彩が流れる

珈琲は如何それとも紅茶
ココアに致しましょうか
湯気の立ち込めるカップ
まろやかな香り ....
濡れたアスファルトに夜が映る
泣いているような夜の顔
ネオンの化粧が滲んで行く

綴った言葉は今朝もまだ濡れていた
光と音/朝のピンで留められたまま
すべての顔が微笑んでいるわけではない
 ....
人の住まない家はすぐに朽ち果てる
心の通わない恋はすぐに醒めてしまう

貴方は私に何を求めたの?
(いつでも心は行き違い)
貴方はやすらぐ場所が欲しかっただけ?
(心の穴埋めのリフレイ ....
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る むしり取られ山積みされた路傍の名も無き草
人は一括りに雑草と呼ぶ けれど 
一本一本取りだし丹念に調べればたいそうな名が有って
いや 持たされて 力芝 車前草 藪枯らし 葛
ああくず 葛餅 葛 ....
等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた

街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
MRIに写った骨に
ほんの少しの ヒビ在り
しばし見入る

ヒビは歌わない
ましてや笑わない
責めたりしないし
冗談も言わない
財布の心配もしない
後悔もしない
原因があって
結 ....
{引用=
 少しためらい
端座する
永いあいだひらくことのなかった
古い三面鏡


 鏡のなかに{ルビ生=お}う
まよいの雪雲は、ひろがり


 僕は、人らしくあろうとし、
ど ....
何に対しても一生懸命でいよう

今を大切にしたいから

たとえ「そんなに生き急いでどうするの?」と言われても

「死に急ぐよりマシだから」と笑ってやるさぁ
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた ※「松島の月まづ心にかかりて」芭蕉

  ー崖の上から延びる松の枝
      その先に見える月と海

回復できないクラゲが漂う水面に
揺らめいているのは風の溜息か
天空にはクラゲの昇天 ....
朝起きたときに
眼の前に浮いている
小さくて透明な玉に
息をふきこむ

ふくらんでいく玉の
縁をなでると
中に
今日が観えてくる

三つのことをしよう
妻と買物にいって
郵便を ....
tegami

手紙は来ない
無名戦士の墓に春が訪れ
風が花びらをそのうえに散り敷こうとも

ときどきその墓標を濡らした雨があがり
空をよこぎるように虹が橋を架けたとしても

乙女た ....
天秤棒を肩にかけ  
目の前に{ルビ提灯=ちょうちん}を  
背中の後ろに釣鐘を  
ひょい、と担いだ布袋さん  

日々の仕事の重さをも  
ひょい、と上げ  
仄かな明かりを灯しつつ ....
テレビを点けると、美智子妃殿下が  
カメラのレンズの向こう側にいる  
一人ひとりの国民をみつめ     
静かな深いまなざしで  
語りかけていた   

「私は子供の頃、絵本に親しみ ....
俺が生きているだけで 不幸な人を作ってしまうだろう

俺が生きているからこそ 幸福に気付く人もいるだろう

不幸な人を作ってしまった罪は この背中で背負って苦しもう

幸福な人の嬉しさ ....
それは現代詩
たぶん現代詩
祝!現代詩
頭痛に現代詩
ごっつ現代詩
馬の耳に現代詩
目.肩.腰に現代詩
とびだせ現代詩
ストップ現代詩
主演現代詩
脚本現代詩
監督現代詩
近日 ....
ちょっと薄汚れて古い街だが愛着もある
あの街へかえろう

鑑別所から卓也もかえってきたし
住むところとこれからの仕事をなんとかしないとならない

さんざん迷惑をかけたその当事者が俺だなんて ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そんな花見- 梅昆布茶自由詩1813-11-18
誰もいない真夜中に追い込まれている- 北大路京 ...自由詩313-11-18
くちばしに- 左屋百色自由詩10*13-11-18
縁の側で- 龍九音自由詩2*13-11-18
幸福のゆらぎ- ヒヤシン ...自由詩9*13-11-18
- 乱太郎自由詩2213-11-18
おとのないよるに- 石田とわ自由詩14*13-11-18
不感蒸泄- salco自由詩413-11-17
そしたら- 殿上 童自由詩14*13-11-17
問答BROTHERS- ただのみ ...自由詩17*13-11-17
生き恥を晒し合って空が青い- 北大路京 ...自由詩1913-11-17
とうめいな容れ物が収集を待っている- そらの珊 ...自由詩2613-11-17
至福の余韻・・・- tamami自由詩13+13-11-17
週末の欠落- ただのみ ...自由詩17*13-11-16
さよならは私から- 龍九音自由詩3*13-11-16
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る- 北大路京 ...自由詩713-11-16
名も無き人- イナエ自由詩8*13-11-16
子供は風の子_大人は火の子- nonya自由詩25*13-11-16
ヒビいった- そらの珊 ...自由詩15*13-11-15
初雪- 月乃助自由詩913-11-15
大切な今- 龍九音自由詩2*13-11-15
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた- 北大路京 ...自由詩713-11-15
海月ー2- ……とあ ...自由詩12*13-11-15
シャボン玉- 殿岡秀秋自由詩513-11-15
春二編- 梅昆布茶自由詩1513-11-14
布袋さん- 服部 剛自由詩513-11-14
花の御心を生きるひと__- 服部 剛自由詩6*13-11-14
幸福と不幸__〜四つの行詩より〜- 龍九音自由詩2*13-11-14
ようこそ現代詩地獄へ- 左屋百色自由詩12*13-11-14
あの街へかえろう- 梅昆布茶自由詩1113-11-14

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