去年のあなたの誕生日に贈ったのは
      らくだ色の毛布でした
      なににしようかさんざん迷ったすえに
      一日の大半を布団のなかで過ごすあなたに
     ....
上諏訪のひんやりとした
澄んだ朝の空気に
俺って少し
思い上がっていたんじゃないかと
自分を見つめ直した
代官山のカリスマ美容師(無免許)
これが下諏訪だったら
こうはならなかったと思う ....
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を


バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ....
まったくかまわないよ
世界が
思ったのと違ってても

新聞をめくると
新聞のにおいがする
あなたをめくると
あなたのあじがわかる

あなたがもし
いなかったら
かまうけど
にぎりしめていたこぶし
ノックすることも許さず
かたくなに
閉じられていた小部屋から

誰にもうちあけたことのないまま
幾重にも折りたたまれていた
願いが
決意のように
ひらく

 ....
僕が君にかけた言葉に
足りなかったひとつまみの愛

投げやりになって疲れ果て
忙しくってもこれにまさるスパイスはないんだ

わすれちゃあいけないひとつまみの愛
ありあまるものでは替え ....
誕生日にひとつ歳をとる

それにぼくは一年くくられる

ぼくはなにかと似ているなあ

なんだったっけと考える


そうだ水だ

実体は変幻しながらも

本質を失うことのない
 ....
わたしの母は詩をかいていた。

いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ....
ねじられた
つぼみは
夜のさざなみに
ゆるゆると洗われて
空が
ほんのりあけるころ
星の形に開きます

命、うすむらさきに笑ってる

私の心も
ほどけてゆきました
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色 本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
入試の為に
生活習慣を改める

まず6時30分に
目覚ましを3つ鳴らして
7時00分まで
英単語と古文単語を
復習する
それから7時30分まで
携帯を触りながら
音楽を聴いて
 ....
***********************
*
* おばけあります
*
***********************


居酒屋の柱に 【おばけあります】ってあるから
 ....
繰り返す毎日
何度も同じところを回り続けるペダル
チェーンでタイヤとつながって
前に進んでいく
毎朝同じ道を行くとしても

繰り返す毎日
いつも同じ時刻の電車に乗って
早足で乗り換えを ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。

彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
誰かが犠牲にならないといけない
そう考えるようになったのは仕事を失ったからかもしれない
あの日も同じようなことを考えていた
巡る空想のなかでぬいぐるみは道化師と暮らし
少年は日々道化 ....
そばに
楡の木が一本立っている


土間があって
黒く艶めく
作り付けの引き戸には
朱塗りの器が
たくさん入っている

座敷は
全てが静寂
隅には
黒く溜まった空気

 ....
                130920


素直に非を認めないのは
家の躾が悪いのだと
親まで叱られている
其れには大いに腹が立つが
全知全 ....
自然なことでした

同じ重さ
同じ気配で

あなたの不在は
まるで実在のように
安堵と失望をつれて

自然なこと、何もかも
出会うまえと
出会ったあとがあるだけで

あな ....
あたし
体重が重すぎて
膝に水が溜まって
溜まりに溜まって
お魚さんや
それを狙った水鳥たちが
集まるようになってしまいました
餌を与えないで下さいって
言ってるのに
パン屑を投げる ....
最前列に磔刑宛ら固定され
急な坂をゆっくりと上って行く
頂上に何が待ち受けているかは分っている
(何故こんな日に雨が降るのか) から
(何故雨の日にこんなことをするのか)
思いを行き来する疑 ....
                   130920
先輩の意地が後輩を外側に吹っ飛ばすのだと
評論家は結論づけた
ひ弱な先輩が
頑健な後輩と対峙したら
どんなに意地があっても
どんなに卑怯 ....
漢方を煎じる土鍋秋の雷 ボケにツッコめない関西人でいる 餅つきに飽きて兎はナイターで月の氷を滑っています

煮詰まった砂糖が夜に冷えていきゆっくり月はべっこう飴に

おつきさま あなたの裏は永遠に知ることのない孤独でしょうか

月明かり 独り寝 ....
【記憶の塩漬け】
 



すべての壁は白い  それぞれの壁が白さの中にも蔭を落し
直線で構成された 迷路
一陣の風がふいて 一粒一粒の白砂が
皺やよじれとなり集まり
 ....
01「…ドゥ, シュビドゥワ, ドゥ,シュビドゥワ, duドゥ… シュビドゥワ, ドゥ,シュビドゥワ, duドゥ…」

メチャクチャ,に壊され,た〜 居酒屋,の中央 それは 善… そ ....
咳をしても独り
月を見ても独り
詩を詠むも独り


ああ、
なんだか今日は
濃密な色の夜だ


咳をしても独り
月が満ても独り
詩を読むも独り


ああ、
なんだか今日 ....
「御用邸の月」という
那須のお土産を食べている
おととい貰った
「萩の月」そっくりな
数多あるパクリもんだ
案の定カスタードが全然劣る
何で真似さえできないのだろう
ウコッケイでも使って ....
 空は
 白紙に似ている

 私たちの
 頭上に開かれた
 広大な空間

 人は そこに
 想い想いの
 絵を描く

 でも 私は
 そこに描き得る
 どんな夢も
 持ち合 ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
抱きしめて眠るものたち- 石田とわ自由詩9*13-9-22
上諏訪美容師- 花形新次自由詩813-9-22
夜明けまでの闇は果てしなく- ホロウ・ ...自由詩8*13-9-22
かまう- はるな自由詩1213-9-21
風の花- Lucy自由詩15*13-9-21
ひとつまみの愛- 梅昆布茶自由詩1713-9-21
誕生日- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-21
家族の散文- 左屋百色自由詩21+*13-9-21
ほしのはな- そらの珊 ...自由詩17*13-9-21
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色- 北大路京 ...短歌913-9-21
柔らかな影- nonya自由詩23*13-9-21
休日- 自転車に ...自由詩113-9-21
それでも- るるりら自由詩12*13-9-21
それでも- 木屋 亞 ...自由詩10*13-9-21
月を食む夢をみる鳥- りゅうの ...自由詩11*13-9-21
それからは子熊のサーカスばかりみて暮らした- アラガイ ...自由詩9*13-9-21
永遠の家- 塩崎みあ ...自由詩4*13-9-21
それでも- あおば自由詩10*13-9-21
気配- はるな自由詩113-9-20
絶食自殺- 花形新次自由詩413-9-20
家族旅行- ただのみ ...自由詩26*13-9-20
昼下がりの意地っ張り- あおば自由詩7*13-9-20
漢方を煎じる土鍋秋の雷- 北大路京 ...俳句413-9-20
ボケにツッコめない関西人でいる- 北大路京 ...自由詩213-9-20
月の氷- そらの珊 ...短歌1313-9-20
【音】塩時計には音がない---三篇のオムニバス- るるりら自由詩15*13-9-20
,ドゥワ(シュビ)- アラガイ ...自由詩5*13-9-20
咳をしても独り- 自転車に ...自由詩213-9-20
生活- salco自由詩9*13-9-19
天と地が出会う場所- まーつん自由詩913-9-19

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