おめでとう

うれしいよ

からだじゅうきぼう

あふれだしてる

ふくらんでいる

えらかったなあ

よかったなあ

いとしいよ

しがみつきたいよ

なみだがな ....
眠ることがすきだ
だが眠れば明日がくる

夜になると眠るのが惜しくなる
きっと明日が近付くのがこわいんだ

夜中になくのは弱いものだけじゃないだろ
強いからなく
夜になにかを決意してな ....
丁寧に通り過ぎる風 風は感じ次第で丁寧だ
私は丁寧でありたい いたるところ艶やかの下地に

 丁寧さを吹きかける 呼吸を意識する丁寧でありたい

対極の雑魚にも諭しを潜らせたい
されど目を ....
        泳ぐのならば
        身を切るような
        水のなか
        冷たかろう
        痛かろう
        けれどきっと温かい
  ....
   手を繋ぐソーダー水に寄り添ってただ一粒の泡となるまで 森の向こうから音がする

ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
 
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
流木に背中凭せて考える去年の九月で地球はいくつ

僕が寝ているときは僕の靴もつかれて寝ている

差し出した君の右手にどんぐりこぼれる秋のどか

馬鹿も休み休み言ったけどやっぱりぶたれた・・ ....
先立つ不幸をお許し下さい 喪主が面倒でさぁ まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く 
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
 ....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
ケーキを焼いて
中学生の娘の誕生日を祝う

ろうそくの灯に照らされて
もうひとりの女の子が浮かび上がる
娘と同じ誕生日を持つ子
遠い国に拉致されて
連れ去られたまま
いまだ帰ってこられ ....
  白鳥のいない湖はだれのものだろう
  わたしは随分長い時間待っていた
  藻の緑に染まった水面に 静かな波紋が広がる刹那を
  何かによごされた羽が 目を逸らした隙に
  そっと浮 ....
よなかに こねこが ないて
どこかとおい よびかけのよう 
しずかに
開く扉 


こころ うもらないなら もう ろここ


      軽んじてゐた      薫       ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
生まれて来ることの無かった叔母さんの魂に

「どうぞ召し上がれ。」と
今年一番の桃を

ざるいっぱいにお供えした。

蝋燭に照らされて

光沢を放つそれらは

早く食べてもらいた ....
温泉なんだな、これが
ふーっと、犯りたくなる
女といういきものは
女である
ただそれだけで
おいらたち男なんかより
はるかに、とてつもなくはるかに美尻

犯った、とおもったときに
犯 ....

陸に上げれば
日保ちのしない魚で
「卑しい」が名前の由来だと

腐って臭うので
頭を、柊の葉の刺と合わせて
節分に鬼の退治といわれた、モノで
これがまた平安と呼ぶ
わたしには途方 ....
   宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
澄み切った青い空の真ん中で
誰かがきっと泣いている

私はいつも測れずにいる
空想の両手を天秤にして
小さくついた溜息と
少しだけ擦り切れてしまった
透明な羽毛の内包する
輝くよう ....
黒鍵に人差し指やショパンの忌 誰に提出するでもない反省文書いている 広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
そよとも揺れないすすきの穂が
あたりに白く浮かぶ

とおくを
スローモーションの足どりで
駆けて行く
赤いセーターを着た少女

お腹がみるみる膨らんで
まんまるになったかと思 ....
現代詩雲の下
無風にゆられて見ていたのは
つぼみのまま終わった
赤でした
無音ひびく団地の前
灰色の壁にかきなぐった鳥が
空へ
とんでゆく夢を見た
その後で、
現代詩雲の下
ざーざ ....
こどもの手をにぎって
「あたたかいね」と言う。
「つめたいね」と言われる。

わたしが「あたたかいな」と感じたら
あなたは「つめたいな」と感じている。

いつもそうやって温度差があり
 ....
叢でひっそりと
台風が去ったあとの
サファイアブルーの空を
見上げてます

小鳥よ、小鳥
わたしを一緒に連れてって
くちばしが
わたしをついばむ日を
待っています

翼を持たない ....
     ふと違和感を覚えた朝
     右足に苦しみが
     そうして五日後、
     右腕にかなしみが 

     絡まった
              
     曲が ....
カナヅチの眼が泳いでいる
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あふれだす- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-20
夜になく鳥- 朧月自由詩613-10-20
丁寧に生きる- 朝焼彩茜 ...自由詩16*13-10-20
水のなか- 石田とわ自由詩11*13-10-20
ただ一粒の- 石田とわ短歌9*13-10-20
森の音楽- 灰泥軽茶自由詩813-10-19
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
浮浪雲- 梅昆布茶短歌1013-10-19
先立つ不幸をお許し下さい_喪主が面倒でさぁ- 北大路京 ...自由詩513-10-19
少年- Lucy自由詩16*13-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
十月五日(土)天気_雨- そらの珊 ...自由詩1513-10-19
風に似た生き物- 草野春心自由詩513-10-19
薔薇- るるりら自由詩13*13-10-19
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
里帰り- 梓ゆい自由詩213-10-19
美尻の効用- 草野大悟 ...自由詩2*13-10-18
鰯の頭_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩15*13-10-18
【_私の才能_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-10-18
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
金木犀の祈り- 夜乃 こ ...自由詩13*13-10-18
黒鍵に人差し指やショパンの忌- 北大路京 ...俳句113-10-18
誰に提出するでもない反省文書いている- 北大路京 ...自由詩813-10-18
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
夕日__(詩人サークル「群青」10月のお題「無」から)- Lucy自由詩12*13-10-17
現代詩10月- 左屋百色自由詩16*13-10-17
手の温度差- 凍湖(と ...自由詩16*13-10-17
じゅずさんご- そらの珊 ...自由詩1213-10-17
一歩ずつ近づくもの- 石田とわ自由詩11*13-10-17
カナヅチの眼が泳いでいる- 北大路京 ...自由詩1013-10-17

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