ウォーミングアップで力尽きた かすり傷
痛さも感じない傷
ちょっとばかり痒みを伴い
傷があるという感覚は感じられる傷


中指にできた傷
いつの間にかできていた傷
キーボードを打つ手を止めて
じっくりと見つめ ....
リンゴを木の枝にうまく乗せることができない

その人は寒空に部屋着のまま 油断したのだ

やっと乗せ終えたところを見計らって挨拶すれば

かじかんだ「コンニチワ」と鼻水少々 そそくさと家の ....
花舞う春空のしたで
あの土手にねころんで
言ってだそうな
「とおちゃんが
だるまを買ってくれたから」

卒業だっぺ
青春の一番いい時をさ
絶望と生きぬくつらさで
こんなん長ぐ
よぐ ....
雪はいつの間に
雨に変わったのだろう
目玉とお臀を
ぴかぴか光らせる
鋼鉄のねこたち
灰色の街

道端に
ピンクと黄色の花が咲く
花びらの下
こどもたち
寄り添い合って

雨 ....
光がどんなに早くたって
地球を廻ることはありません

もし一秒に7回半も地球を廻ったら
ぼくの陰はずーっと伸びて
延びて のびて 
ぼくに後ろから覆い被さり
また延びて 延びて のびて
 ....
漢字の書き取りをしながら息子が大粒のなみだをぽろぽろとこぼしている
耳という字を書いていた
どうしたんだ?と聞いたが俺には言わないらしい
その後スマブラをしたんだけど俺の勝ちがちょっと続いたら
 ....
バースディケーキの上は綺麗に飾られた素敵な世界。いつもはジミィな醤油色に彩られたばあちゃんの食卓が、がぜん夢見がちな乙女色になるから不思議。白いくりいむからは甘い香りがしてきて、苺はまるでお姫様みたい .... むしゃくしゃくしゅん
気持ちのスイッチパチンと
切り替えられたらいいのにな
どうでもいいことが
どうにもよくないからよくないね

むしゃくしゃくしゅん
花粉の前触れか
誰かが噂している ....
対向車を運転する老婦人が
お辞儀をして直進していった

交差点で
右折待ちのわたしに
丁寧にお辞儀をしてくださった

法律上
直進が優先されるのだから
お辞儀など必要ない
 ....
オイラおっさん猫2003年生まれだからおっさん猫

同年にあかねちゃんに拾われたから毛食住セレブ猫

時が流れておっさん猫 でもかわいい健在の猫パン チ

最近は赤ちゃんがオイラを ....
めざめは はるかとおく
めざましは なりやまない
汽水域からの 電話の呼び鈴が 
あんなに激しく鳴っているというのに
あらたな就職口からの
電話だというのに

めざま ....
私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ....

突起
手にチョーク
突起記憶
足かけ
手でしがみつく
登る
上る
這い上がる
手より足で
目標まで
ルートを外さず
筋肉痙攣
指3本
自重支え
これが重力だ
受験よ ....
ゆきをふみしめ
しずけさが
のぼってくる

あおくひかる
あしあとをのこして
あのときが
あるいてくる

天につづくみちのかなたに  ひとり
果てのみずうみに  ひとり
まんまる ....
冬に生まれても
春に生まれても
愛される子に違いない

星座が好きでも
闇夜が怖くても
夢を見る子に違いない

走るのが得意でも
描くのが得意でも
頑張れる子に違いない

 ....
空を見上げれば
見たこともないような
すいぶんと長い飛行機雲

どこから伸びているのかと
空のてっぺん
頭を反らして反らしていくと
山の向こうの端から伸びていて
空をまっぷたつ
遠く ....
君を見つめてももう何も無い
恋は苦しいものだと教わった
けれど
鼓動が乱れる事も無く
君の後ろ姿を見続ける

君を想った所でもう何も無い
赤い流れの速度は変わらない
僕は自分で ....
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる  ポケットは好きだ。
 もし、この世界からポケットがなくなったら、ぼくはきっと、お猿さんになっちゃうだろう。いちばん好きなポケットはダウンジャケットなんかについてる、ハンドウォームポケットっていうや ....
 
わたしを見て

瞳に映るわたしだけがわたし

わたしがわたしでいるために、わたしを見て




 
大陸を渡り海を越え
渦を巻き
街を空を
夜を冷気をかき混ぜる
降り落ちた闇を雪をまき上げ
小枝を折り幹をしならせ
あらん限りの嘆きを呪いを
憎しみを籠め
声を震わせ
吠える
呻る
 ....
たくさんの人と
映画を観るのもいいものだ
レンタルビデオ世代の私は
ワタクシの空間で
ムキムキのヒーローや最新技術のおとぎ話
古今東西憧れて漁るように
観てきたけれど
最近映画館で観るの ....
牙ネコは けして
にゃーあ なんて
軽々しく 鳴いたりしない。

鋭い牙 キラリ
百獣の王のように 吼えるのだ。

人間なんかに 甘えない。
ドックなんかに ビビらない。

そ ....
流行が一周するまで着続けている  夜暗の{ルビ静寂=しじま}を木がさらい
 あしたの歯車が回りだす
 小鳥のうたにくるまれたなら
 いのちは深く息を吸う
 {ルビ一夜=ひとよ}を越えて去る星に
 またねと花が笑いかけた
 ....
生活音に掻き消されるミュージック
耳を塞いだら何も聞こえない
何も聞こえなきゃ辛くもないかな
そう思ってみたりした

飛び交う視線をすり抜ける焦点
目を合わせなきゃ恥ずかしくない
恥ずか ....
懐かしいという言葉を話すと
鼻の奥がツンとくる。

春はまだ来ないが、
冷たい風が吹いている。

君と二人、風に乗って行けるものなら、
君の生まれ故郷のこけし橋の欄干に行きたい。

 ....
死ぬ時が来たとして
痛みを抱えているのか
苦しみを抱えているのか
その時の自分はどんな感覚なのだろうか


想像しても
想像しきれない
死ぬ時の体調、心象、環境、諸々 
読み切れ ....
己の罪の数だけ
要らぬ蕾をつけるがために
言葉と孤独を闇に吐きつつ
切ない光合成を繰り広げる

届かぬ時空に
半端な想いを投げ上げて
何もつかみ取れない握力を
夜毎くどくどしく恨み ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ウォーミングアップで力尽きた- 北大路京 ...自由詩515-2-18
ブラインドタッチングッド- komasen333自由詩1*15-2-18
渡り鳥- ただのみ ...自由詩15*15-2-18
双葉町ダルマ市〜その瞳をみていたら〜より- 黒木アン自由詩2*15-2-18
雨の街- 水銀自由詩2*15-2-18
楽しい空想ー光ー- イナエ自由詩9*15-2-18
死にたいと言うな_助けてといえ- 馬野ミキ自由詩27+15-2-18
アンゼリカの正体- そらの珊 ...自由詩14*15-2-18
気持ちのスイッチ- 灰泥軽茶自由詩615-2-17
優先- 千波 一 ...自由詩615-2-17
毛食住おっさん猫- 朝焼彩茜 ...自由詩12*15-2-17
はるか- るるりら自由詩12*15-2-17
明日は我が身- そらの珊 ...自由詩17*15-2-16
そのままウォールクライミング- 秋也自由詩115-2-16
月と炎(改稿)- 草野大悟 ...自由詩4+*15-2-16
命なんだね- 千波 一 ...自由詩515-2-16
飛行機雲- 灰泥軽茶自由詩515-2-16
失恋を下さい- 凍月自由詩3*15-2-16
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる- 北大路京 ...自由詩915-2-16
ポケットのひと- たま散文(批評 ...16*15-2-16
見て- 殿上 童自由詩14*15-2-16
冬の嵐- Lucy自由詩16*15-2-15
映画と人々- 灰泥軽茶自由詩815-2-15
牙ネコ、タマちゃんに捧げる詩- 南無一自由詩215-2-15
流行が一周するまで着続けている- 北大路京 ...自由詩415-2-15
__朝- 中原馨自由詩315-2-15
not- たいら自由詩115-2-15
思い出- ……とあ ...自由詩11*15-2-15
死を想い書き巡らす詩- komasen333自由詩5*15-2-15
- nonya自由詩18*15-2-15

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