私は関西人だけど
納豆が大好きです!
けれど頑固な関西人の旦那は
決して納豆を口にしない
蛸を食べる日本人を見る
欧米人の眼
豚を食べる民族を見る
イスラム教徒の眼
彼にとって ....
飛ぶ
ということを手放して
風を作る
ということを手に入れた
君は無口なプロペラ
人間が涼む
猫が涼む
テーブルの上のうすい紙切れを
宙へ舞い上げる
いたづら
わたしに見え ....
カタカナは生きているみたい
ノンビリと誰にも束縛されずに
トコロカマワズ寝てしまう
スヤスヤスヤ
朝になれば何処かでサンポしている
ポツポツポツ
何だか楽しそうなヒ ....
街の喧騒に負けないように
大きな声で叫びつづけた
まわりが大急ぎで進んで行くから
似合わない早足で歩きつづけた
聞き流してきた やさしいささやき
見過ごしてきた かわいい野の花
....
塔
街に
高い塔
塔がある
塔の中に
階段があ
る長い長
い螺旋階
段が塔と
一緒に伸
びていた
....
奇数行 長谷川忍
偶数行 鵜飼千代子
時々は嬉しいこともあって
蛇の目に注ぎのぼる酒を見遣ると
それでお酒を呑む
波立つおもてにやがて 習ったよう ....
上を向いて歩こうと
永六輔が詩を書いていた頃
人はみんな、ひとりぼっちだった
今も、自分がたったひとりぼっちだと知る者が、見上げるのは空だ
ひとりぼっちよ、空は青いか、 ....
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり
コンクリートの塀に添って
浅く掘られた排水路には
緑色の水が
日照りの夏も
凍てつく冬も淀んでいて
水中に浮遊するべき
ボウフラ・ゾウリムシの類いも
泥中にたむろするミミズの姿も ....
【水だ】
空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ
骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き
水族館の いっかいから
二階にかけて
....
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
5番線、電車が参ります。 ご準備ください。
14番線、窓が開きます。ご用意ください。
23番線、天井が倒れます。ご安心ください。
7番線、特急が通過 ....
私の重みで、凹んでいる
タイヤの椅子のブランコが
ぎっしり…ぎしり…と{ルビ軋=きし}んで、ゆれる
軋んで、ゆれていくほどに
ぷらたなすの樹は、詩いだす
ざわつく若葉も、踊りだす
....
量販店でメモリカードを買ったついでに
あれこれ眺めていると
昔、夜店でよく見た透明な電球が
仰々しく棚に陣取って光っていた
こんなもんが、今頃なんで?
棚の売り文句を見ると
これが、省 ....
雨が降ったあとだけ
わたしは
この世に生まれます
黒い空から
産み落とされたというのに
見上げれば
――おもいわずらうことなど最初からなかったように
――おもいわずらうことは誰で ....
それにしても
グレード4という言葉には
激痛が走る
君は笑いながら言った
「俺の詩も書いて欲しいな」
本気か冗談かなんて
わからないけれども
君の気持ちがわかるなんて
そんな事 ....
太陽が見えない
月も星も輝かない
この地上は暗く濡れたまま
夜が明ける
夏の黒富士に残雪の傷
目前の山肌は湯気立ち霊気を放つ
この血は静かに震え
夜が明けた
この命が熱り立 ....
貝殻を耳に当てると
遠く 波の音が聞こえる
貝殻にたくさんの
波の音が記憶されてるから
貝殻を耳に当てると
記憶を共にできる
貝殻が聞いて来た音
海水浴ではしゃぐ人々
浜辺 ....
絶望とにらめっこして負けている
小舟のようだ
夕闇を漕ぎ進む
君だけが
それを孤立と呼ぶのなら
力を込めて
一漕ぎ
ふた漕ぎ
頑なに握る
黒錆びた銀のオールの先から
反転しながら
零れる飛沫は
やがて発光する蒼 ....
回り続ける地球儀
回転する時間軸
今日通った道は
いつも通ってる
変化なんて無い
全てが同じで
瞬きしても変わらない
つまらない
つまらない
面白くなきゃ
生きてる意味 ....
ひと押し
ふた押し
み押しするたびに
深いところから
吸い上げられてくる
手応えがあって
ほとばしる
夏でも冷たい水、水、水
水という命を手に入れるために
用意された
一連の単 ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね
いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
「知られずに、終わる物事はかわいそう・・・・。」
見切りをつけた恋。
桜の咲かない受験生。
(地図・コンパス・羅針盤)
アナログ人間だと言う、男の手作業は正確で
ほんの少 ....
繋いだ手から幸せの香り
詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
メガネをはずそう
まわりがかすむよう
少しは自分が見えるかもしれない
とうとう
頭蓋ドーム内をコンチュウ軍団に
乗っ取られたのだ
先日から始まったW杯は
もはや故郷の国は敗退したというのに
一日中 声援が盛り上がっている
今日の試合は
コオロギ ....
小雨の中
モンシロチョウが
ヨロヨロと飛んでいる
どこかの葉陰で休めばいいものを
そんなになってまで
なぜ飛ぶのだ
腹が空いて蜜を探しているのだろうか
子孫を残すために相手を ....
{画像=140706133117.jpg}
フリーという言葉に何を思い浮かべますか?
海月(くらげ)?
海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
図書館からの帰りに
海まで回り道をする
梅雨の雨の香りと
潮の匂いが混ざり合っている
夏の海は
まだ未完成のパズルだ
子供の頃の浅い海の色
去年の海の濃いインクブルー
どれもうまく組み ....
夏美かをるさんのおすすめリスト
(7642)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【_納豆_】
-
泡沫恋歌
自由詩
17*
14-7-10
やさしいプロペラ
-
そらの珊 ...
自由詩
28*
14-7-10
カタカナカナ
-
灰泥軽茶
自由詩
7
14-7-10
風に吹かれて
-
藤原絵理 ...
自由詩
8
14-7-9
螺旋階段_1
-
凍月
自由詩
8*
14-7-9
交錯詩_「お酒」_____長谷川忍___鵜飼千代子
-
鵜飼千代 ...
自由詩
16*
14-7-9
金環日蝕
-
月形半分 ...
自由詩
3
14-7-9
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-7-9
オセンエキ_あるは_過去に作られるべき詩_
-
イナエ
自由詩
10*
14-7-9
【水】引き潮
-
るるりら
自由詩
22*
14-7-9
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
-
アンドリ ...
自由詩
29
14-7-9
ぷらたなすの樹__
-
服部 剛
自由詩
5
14-7-8
電球
-
山部 佳
自由詩
1
14-7-8
水たまりのひとりごと_【詩サークル群青_六月の課題『水』への ...
-
そらの珊 ...
自由詩
14*
14-7-8
連れて行かないと約束して誰か
-
小川麻由 ...
自由詩
5*
14-7-8
この命が熱り立つ
-
ichirou
自由詩
7*
14-7-8
貝殻の記憶
-
小川麻由 ...
自由詩
5*
14-7-7
絶望とにらめっこして負けている
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-7-7
熱帯魚
-
Lucy
自由詩
11*
14-7-7
地球儀のデジャヴ
-
凍月
自由詩
2*
14-7-7
古井戸__【詩サークル群青_六月の課題『水』への提出作品】
-
そらの珊 ...
自由詩
13*
14-7-7
サークル群青_課題詩:水素、水、水気、集中できない疑問
-
木原東子
自由詩
15*
14-7-7
ゴミ袋。
-
梓ゆい
自由詩
3*
14-7-7
繋いだ手から幸せの香り
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-7-6
おれの……
-
ただのみ ...
自由詩
16+*
14-7-6
メガネをはずそう
-
殿上 童
自由詩
22*
14-7-6
騒がしい耳鳴り
-
イナエ
自由詩
6*
14-7-6
生きていること
-
ichirou
自由詩
8
14-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい
-
beebee
自由詩
28*
14-7-6
葉書_夏風
-
まんぼう ...
自由詩
6
14-7-6
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