ひとはうまれたしゅんかんから 死にむかってはぐくまれる

死ぬための生 それが真実かもしれない いきるよろこびは死と明暗なのかもしれない

ものごとにはじめとおわりがあるように

人にもで ....
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく

問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
生きている

やさしいから

目につくことがある

傷つくことがある

こころが折れそうな

日々の機微を

吐き出したくて

みんなときどき意地悪になる

でも大丈夫 ....
ねえ お味噌汁の具って なにがいいと思う 君が尋ねる

そうだなあ なめこや納豆汁 かぶなんかもいいね

僕は味噌汁の中に青汁をいれて飲んでいる 青臭さが消えてのみやすいから


そんな ....
    おとこに捨てられた、
    だからノラ猫になった
    夜空をみあげにゃあと啼いては
    まんまるお目目に三日月うつし
    うろついた夜の街には
    千鳥足の奴らがい ....
11:11も22:22も時計と目が合った クーが死んで



クーが死んで
クーが住んでいた所に花を置いた
そしてTVを置き
カーテンをつけた

クーのいない日々に
じわじわと慣れていく

これが「生活」 ....
線香の匂いが漂う軒先で、手持ち花火を子供と遊ぶ。
そのうち妻も加わって家族三人花火を遊ぶ。
色とりどりの花が咲き、子供の顔に笑顔が浮かぶ。
隣の家の縁側で寝ていた猫が咳をする。

はしゃ ....
ブーゲンビリア 七変化ほどのパレットもないけれど

信号機ほど単細胞でもない

久しくあの風景を思い出したよ どこにでもあった

ブーゲンビリア 県花ではないけれど どこにでも咲いていた
 ....
きみのゆかた姿が見たくって 誘った夏の金魚花火 まつりの雑踏の中に 大好きなきみのうなじ

手と手をつないでぶらぶら歩く でも知ってるんだ きみが想いをよせてるひとは俺じゃないって

いとしの ....
      あつい雲に夜空は覆われ
      月の光がとどきません
      それでも夜空をみあげ
      かすかな光を探すのです
      愛を謡う千の夜がありました
    ....
俺が死ぬと生態系が崩れる 今日はカレーにしました。ナス入り夏野菜カレーです。

今煮込んでいます。お風呂の湯も溜めながら。

カレーの香りはうつるのです。
昨日、近所から漂ってきたのです。だから、

今日はカレー ....
幼い子供達とはあまり遊んだことがなかった 家のローンがのしかかっていた

人生でもっとも不要なもののために 一番大切なものをないがしろにしていた

時代の風は遥か家族の上空を吹き過ぎて行ったさ ....
 ところで洋子のことだと思いながら
 お父さんは鉄板上のオムソバを前にしている
 オムソバを最初に発案した人は神様じゃなかろうかと
 焼きソバを卵で包むという所業など
 もはや神の領域に達して ....
夏の葉がそのままの

あめあがりのみどりに

あたたかく包まれながら

夜の遊歩道をたどる

いい匂い

みぎめのほうが

いい匂い

柔らかくしかさわれなかった

ぬ ....
生後数ヶ月で両目を摘出してから 
声と言葉を発しなくなった彼女は 
木の世界の土壌に根を下ろし 
大人になってゆきました 

ある日、遠くから来た旅人は 
人に話せぬ深い悩みを打ち明け 
 ....
僕がある記事を書いて 
入ったお金を 
そのままぽんと、妻に渡そう。 

なぜなら妻は、もうすぐ2歳の周を抱えつつ 
僕の書いた原稿を活字に打ってくれたり 
郵便ポストに入れたり
手づく ....
 {引用=松田聖子との同時代はもはや左腕の種痘痕のみである。
                     哲学者 猿田川愕膳}
  具足の季節
          作詞:三浦徳子
        ....
憂いでも
蔑むな

笑っても
嘲るな

怒っても
憎悪を飼うな

泣いても
己ばかりを憐れむな

楽しめ存分に
できることなら誰かと一緒に

叫べ
耳は塞がずに
 ....
{引用=
文月二十日
 解剖のひつようもなく
 わたしの うちに
 命の 砂時計の残りをたしかめる日


オメデトウ 
 オメデトウ


神々が休むことのないように
 あゆみを ....
蛇口をひねると水が出た

コップから溢れても水は出続けた

いつからかそれが当たり前になり

有り難みも薄まってしまった


母を頼ると愛をくれた

母は無償の愛を与え続けてくれ ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物

それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ

オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく

生命の慈し ....
変わらない日なんてない
水溜まりは乾き
草は地面を覆う
飛ぶ鳥は雲を追い
日は速度を落として沈む

変わらない日なんてない
日記は二日で書かなくなり
アルバムは途中から白紙のまま

 ....
クルマに当たりそうになった子を抱きしめて大丈夫と言った 星降る夜に
ノクターンを
あなたと並んで
聴いている

深い漆黒の風
灯りは湖の漣だけの
ショパンが
似合いすぎる時間

千回目のメールの後に
やっと会えた二人
だから ....
銀月夜の人魚

ほろほろとほろほろと波打ち際で泣いていた 人魚は何が哀しくて 月夜の浜でひそやかに

恋の痛みもありましょう 生きる辛さもありましょう こっそり夜風に伝えましょう

誰に涙 ....
小学生ぐらいの女の子が下校中一人で

自分に課したルールで遊んでいるのか

罰ゲームか何かなのか

後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている

月面遊泳のようなスローモーションで

ラ ....
ま夏の背中よろしくこぼれおちる曲線は
ぼくのよろこびにまっすぐに突きささり
それらはやっぱり放物線をえがいている

きみの曲線のおしまいにくちづけをする
そんな目でみたってだめだよ、もう ....
本を破り捨てたことなんて初めてだった
そんな自分に驚いた
それほどまでにわたしは疲れていたのだ
それほどまでにわたしは一生懸命だったのだ

一歳四ヶ月の息子はまだ歩かない
育児本なんてクソ ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はぐくまれしもの- 梅昆布茶自由詩713-7-28
回転木馬- nonya自由詩20*13-7-27
機微の唄- 吉岡ペペ ...自由詩1113-7-27
味噌汁- 梅昆布茶自由詩1813-7-27
ノラ猫の歌- 石田とわ自由詩20*13-7-27
11:11も22:22も時計と目が合った- 北大路京 ...自由詩613-7-26
クーが死んで- 田園自由詩513-7-25
家族花火- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-25
ブーゲンビリア_梅の色- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-7-25
金魚花火- 梅昆布茶自由詩1213-7-25
月光- 石田とわ自由詩16*13-7-25
俺が死ぬと生態系が崩れる- 北大路京 ...自由詩1513-7-25
ご近所カレー- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-7-24
家族の肖像- 梅昆布茶自由詩1213-7-24
木枯らしお父さん- 平瀬たか ...自由詩10*13-7-24
あめあがりのみどりに- 吉岡ペペ ...自由詩313-7-23
木のひと_- 服部 剛自由詩1013-7-23
聖銭(ひじりぜに)__- 服部 剛自由詩313-7-23
2013夏_聖子超人伝説- salco自由詩10*13-7-23
政治家にはなりたくない- ただのみ ...自由詩18*13-7-23
文月の紙ひこうき- 月乃助自由詩13*13-7-23
母なる湖- 中村 く ...自由詩7*13-7-23
天空の魚- 梅昆布茶自由詩913-7-23
変わらない日なんてない- 小原あき自由詩10*13-7-23
クルマに当たりそうになった子を抱きしめて大丈夫と言った- 北大路京 ...自由詩213-7-23
星ノソネット- 乱太郎自由詩1913-7-22
銀の月夜の浜辺には- 梅昆布茶自由詩913-7-22
うしろ歩き- 灰泥軽茶自由詩1013-7-22
ま夏の背中- はるな自由詩613-7-22
育児本- 小原あき自由詩12*13-7-22

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