新しい気持ちが足跡をつけて行った

年が明けてこの慶びを

刹那をまた覚える 覚えたよと対話する

生かされながらを暁に乗せ 意志は控えめに変わらない良さを運んで行く

新しい気持ちに ....
頭の少し上、左の方に、誰かのわらう顔が見えておりましたが、
私は幸福にも柿を持っておりました。
柿を持っておりますと、クーという犬が側にやってくるのです。
何年か前死んだ、少しみえっぱりの犬 ....
 
凍えて帰れば、ぜんざい

ふー、ふー、熱いぜんざい

言葉はいらない{ルビ夫婦=めおと}ぜんざい



 
はらはらと、風に揺られて
前方に、無数の枯葉等は舞い
鎌倉の湿った土に降りつもり…

旅人はぬめり、ぬめり
幾世代もの黒ずんだ枯葉等を
踏み締めてゆく

両側の
崖と崖を削った、一本 ....
赤い いや 赤というよりも
ただただ光あるのみというような
西に隠れてしまった太陽の
最後の恵みを一身に受けて周囲に放つ
一筋の雲が地平線にて輝く

その選ばれたかのような雲に
光は吸い ....
恋バナに枯葉剤をまいている 初空の次空の青にひっかかる
白き月ならカメラに収めた

大晦日の仕事納めから飲んで
食った元日は午後二時まで寝
ていて一年の始まりを台無し
にしてしまったけれど日付が
変わる一時間前には ....
ぼこぼこぼこ…泡の沸き立つ
黒い温泉に浸かる人々は
防水テレビの中を走る
箱根駅伝のランナー達に、目を細める

正月休みのひと時に
白いタオルを頭にのせて
自らの今年一年に、重ねるように ....
一杯のお茶と読みさしの本と
夫と娘の寝息と膝のうえの一匹の猫
それが私には相応なものなのだと
私は知っていたしまた満足もしておりました
そんなとき
それは私の額に堕ちてきたのです

 ....
蛇は
足も
手も

肉体がそのもの

彼等は自己防衛の為に
牙を発達させた

噛まれた人間は
一方的に忌まわしいと

なんと言う身勝手だろう

そっとしておいてください
 ....
情報過多
あたまの酸化
孤立の幻想
情緒貧血

空白療法
バカバカしいもの
クダラナイもの
埋めはしないもの

表皮つきあい
あいのて会話
たがいちがいに
お気に召すまま
 ....
フォークシンガーとして
国際交流会場でアトラクションの
依頼がきていた頃の話

ネパールと日本の
国際交流アトラクションで唄った後に
通訳を介して子連れの女性が
「是非、日本の代表的なリ ....
平成は二十七年
西暦は2015年


立てても倒れる目標もあるだろう
描いても三日で飽きる目標もあるだろう


だけど気にせず
そんなの気にせず
立てればいい、景気よく
描け ....
半導体に埋め尽くされた街角は、
青白く発光する。

イルミネーションの木立ち。

凍てついた夜空を飾る、
あの星たちが青いのもLEDなのか。

光の速さは毎秒三〇万キロ。
一秒で地球 ....
昼間スタバで優と逢った

いや彼と友人の座る席の前を通りかかった が正しい

それまで もちろん何もなかった

中学の先輩


私は注文したサンドイッチを半分以上残していた

優 ....
大切にしていたなにかを


ずっと大事に握り締めていたら


手あかで汚れてしまったので


水と石鹸で洗ってみたら


すっかり色落ちしてしまったので


乾か ....
くしが髪をとくように
そそぎこまれた陽の光を
たたずんでいる 木がかたどります
枝葉で すくっても すくっても
こぼれた思いが 根元に揺れて土を明るくし 

なぞり のまれゆく愁いに
は ....
きみが奥さんを残して
年の瀬も押し迫った雪の日に
ひとり先に逝ってしまったと
知ったのは娘さんからのメール

一昨年の夏 
共通の友の斎場で会ったときには
「お互いいい年だから葬儀には来 ....
子どもの頃
お天道様は何時もぼくの行為を
見張っていた

そして
お天道様は意地悪だった
自転車の二人乗りをしていると
石ころを置いて ハンドルを揺らし
転倒させるのだ
倒れながらち ....
ペットがクリスマス後に死んだ
浮かれた私が
気づかないうちに

彼がいた場所
その空間を踏まないように
歩く家族

さみしいね
普段言わない言葉を
それぞれがぽつりもらす
皆様に「あけましておめでとうございます」と
新たな年でございますから私も進歩せねばと
だけれどもそうなのだけれど少しも変わらないと
明日には変われるかもしれないとの希望を抱き
ギラギラとめんた ....
世界がひとつの終末へ向かって集約されて往く時代
世界はひとりの詩人の透明多面性により屈折分散する

時空を超えた鳥瞰図は迷える自我を慰めても
空腹に泣く赤子ひとり救えはしない
言葉は時に力  ....
僕はとどまりませんこの場所に
常に風化してさらさらと崩れて行く足元

時間というものが上下にあるいは前後に
はたまた螺旋状にきりきりと流れるものかなんて
ぜんぜん解らないのですから

空 ....
頬をなでていった、風を
振り返った遠い背後の道で
独りの樹は嬉しそうに、葉をゆらし
無数のみどりの掌は
こちらに合図している

この足もとに伸びる人影が、口を開く
(見エナイ世界)を呟く ....
わたしくやしかった
おもしろくなかった

おとうとばかりかわいがって
おかあさんもおとうさんも!
なにさ!

とくにおかあさん
おかあさんはおとうとのほうが
かわいいんでしょ
ふん ....
会社の上司が死んだので
葬式に顔を出した

式が済んだあと
住宅地の真ん中にある屋敷で
同僚と飲んだ

「世の中 何が起こるかわかりませんね」と
誰かが言ったので
あからさま ....
上司が休憩室に置いてったお菓子の山
これ食べて年末年始も頑張れ、と
社畜って何さ、畜生さ
ドナドナされて逃げ出したい

ベ○ースター、サ○ダせんべい
人気者は次々消費され
そんな中、机の ....
一つ歳を重ねる
一つおかずを作る
一膳のメシを喰う
一筆を絵に加える

一つしか出来ません
一つで良いのです
私は不器用ですし
多くを望んでいませんし

重ね重ね生きて来ました
 ....
あなたのポッケに手をすべりこませると

もれなくあなたの手もついてくる

ぱんぱん 幸せ ぱんぱん



 
寒いのにご苦労様
「神の国は近づいた」らしい
罪も咎もあっさり流されて
永遠の幸せが来ると言う

盲信とは言いたくないが
実質的な行いをする方を信じます

救いの御手は神とは無縁
神 ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暁の挨拶- 朝焼彩茜 ...自由詩7*15-1-5
クーの正月- ふわふわ自由詩7*15-1-5
ぜんざい- 殿上 童自由詩19*15-1-4
太刀洗の道- 服部 剛自由詩5*15-1-4
地平線上のある出来事- 小川麻由 ...自由詩7*15-1-4
恋バナに枯葉剤をまいている- 北大路京 ...自由詩615-1-4
初空のゆめ/即興ゴルコンダ(仮)時間外.1- こうだた ...自由詩5*15-1-3
露天風呂__- 服部 剛自由詩315-1-3
Another_Kiss- 佐々宝砂自由詩8*15-1-3
にょろにょろ- ドクダミ ...自由詩215-1-3
儚くて幸せ- ただのみ ...自由詩14*15-1-3
通訳者が教えてくれたこと- 板谷みき ...自由詩6*15-1-2
ただダダ2015- komasen333自由詩3*15-1-2
冬の半導体- たま自由詩22*15-1-2
さそりろまんす______(群青)1月課題_「星」_に寄せて- 芦沢 恵自由詩18*15-1-2
解凍- 青井自由詩215-1-1
天啓- 砂木自由詩8*15-1-1
慌て者- イナエ自由詩10*15-1-1
神の誕生1お天道様- イナエ自由詩5*15-1-1
彼がいた場所- 朧月自由詩315-1-1
さてと- ドクダミ ...自由詩315-1-1
年末年始のご挨拶に変えて- ただのみ ...自由詩18*14-12-31
2014の残骸- 梅昆布茶自由詩15*14-12-31
- 服部 剛自由詩1214-12-30
ふたりきり- 弓夜自由詩3*14-12-30
喪服の街- オダ カ ...自由詩3*14-12-30
おしるこ- たいら自由詩314-12-29
後4日- ドクダミ ...自由詩214-12-29
ぱんぱん- 殿上 童自由詩18*14-12-28
街頭にて- ドクダミ ...自由詩214-12-28

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