今日は姪っ子と詩人の誕生日
姪っ子は一歳 詩人は何歳だったかな・・
時々 神と繋がっているはずだから 脳の杖は黄金の如意棒
だから 私たちを唸らせるんだ
生まれ持った持たされた才能に違いない
 ....
負けるもんか卵でとじる 道をほると
どんどんとほると
一体なにがあるのかとのぞきこんだ
黒々とした土の中に
なにがあるのかと期待した

ユンボでかきだされる黒い土は
内臓のようにみせてやっぱり土だった

そ ....
摂理という美の魅力によって
自然は不思議という概念を創造した

ある石は固く曲がることはない
ある石は蒟蒻のように柔らかく曲がる

甘い蜜でしたたかに誘う花もあれば
容赦なく殺す毒を持つ ....
猫背の猫、
あたらしいグランドピアノ
その黒鍵よりくろいひかり
猫の、目の、奥がものがたる
誰も見たことのない、できない
猫の詩、
白鍵を選び歩く
猫の、足の、裏がかなでる
雪より白い ....
魚上氷
うおこおりをいづる


冷たい水底で
来る日も来る日も
あわぶくの羅列を眺めてきた

滞りがちな
私の中の遅い水は
妄想だけを鰓の内側に沈殿させた

待つのは慣れて ....
一と言う字を書いた
それはゴールテープ
真っ先にあなたが通り抜けて
一は消えた

東の果ての一
海と空の境界から
太陽が覗き一日をはじめるとき
あなたの舟が一の中へ消えて行く

 ....
 太平洋の荒い波が
 かつてひとつであった石さえも
 みっつに分断させたのよ
小説家志望の女の子の戯言が
ここでなら
信憑性をもって
語りかけてくる
干潮時にだけ現れる
海の通路を渡り ....
元カノと比べてしまう笑顔とか脊髄反射で駄洒落言うとか えらい人が笑ってない 大雪の翌日

退院間近の幼い息子を迎えに行けるように
シャベルを握り、腰を据え、無心になって
門前に降りつもる雪の{ルビ塊=かたまり}を、掬って、投げた。

玄関から顔を出した、姉さん女房 ....
公園で母と子が手をつないで歌を歌っている


私は5歳の時 
3ヶ月間入院生活を送っていた
当時の大学病院の小児病棟は
母親が付き添う様になっていた
私には3歳と生後5ヵ月の2人の妹がい ....
 
割れたガラスを見て永遠なんてないわと思うわたし


そんなんあたりまえやけ!

と、けとばしてみる




 
アナウンスが流れる

線路内に鹿が入り込んだため
列車は3分遅れて隣の駅を発車しました


その鹿はどうなったのだろう

寒いホームに
誰もが無言で
同じ方向をむいて並んでいる
 ....
えー、今から一次選考を始めます

はい、才能ないです
はい、才能ないです
はい、才能ないです
うーん、才能ないです
えーと、これは病気ですね
あっ、これも病気です
病気は、まとめてとっ ....
君の笑顔が僕を救ってくれる。
君の笑顔は僕を幸せにする。
君の笑顔につられて僕も笑顔になる。
今までは独りきりだったのに。

君は不思議な力を持っている。
君はありのままなのだろうけれ ....
もうすぐが長い 言葉の針に意図を通すのは難しい
何を繕うでもなく
きれいなシシュウを夢見ては
チクリチクリと傷つける日々


   《針子のトラ:2014年2月11日》
冷たい雨は たちが悪い
それに風が加わると最悪な夜だった

粗悪なアスファルトはタイヤに雨水を投げさせては
信号を待つ私の股間を濡らす

何だよ
世間は雪と氷の祭典で盛り上がっているのに ....
空もなく
風もなく
光もなく
雨も降らない
季節がない
そんなところに命があるのだろうか

あるよ。
声がした
家の建つ
ベタ基礎コンクリートで
固められた
土の中から
芽吹 ....
語弊があるような言い回しは避けて
誤解を生むような表現は消して

本当に伝えたいことだけを

傷つけないように
耳を傾けてもらえるように

心を開いてもらえるように

気分を損ねな ....
あなたはそれを
必然だと言う
わたしはそれを
偶然だと思いたい

あなたはそれを
どうしても運命にしたいらしい
わたしはそれが
無数の枝分かれの末端にしか見えない

この世界で ....
「ああ,嫌だ」
彼女は台所の隅でぬか床を愛撫しながら言う
手を入れるたびに 「さくっ,さくっ」と音がする
重みに耐えかねた雪が どさっと落ちる
たまの大雪くらいで大騒ぎできるほど平和だ

 ....
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う 冬の下総台地の端に
小さな家一軒
剥き出しの枝と幹だけの
梨畑の中に
小さな家一軒

落葉高木の梨の樹
畑の樹は灌木のようで
海軍レーダーのように
針金が渡されている

白い季節 ....
雪が降った!

私の住む町で
こんなに雪が降り積もるのは
何年振りだろう

熱いコーヒーを淹れて
窓辺に立って外を眺める
まるで紙吹雪みたいに
ひらひらと空から落ちてくる

ひら ....
僕らはみんな回ってる

宇宙と いっしょに

天の川銀河と いっしょに

太陽系と いっしょに

地球と いっしょに

ラクダと いっしょに

メキシコ人と いっしょに

 ....
このところ
野菜をサプリメントだけで摂取してたら
とうとうピーマンのアルファルファ詰めが現れた

何で肉詰めじゃないんだ!

 そー言われても
 私はピーマンのアルファルファ詰めなんで
 ....
硝子板の上の小さな池で
草履虫が草履虫を食べる

部屋には誰もいない
かすかに染み付いた酢酸臭がする
壁には飛び散った硝酸銀の痕跡
古代の半島を描いている

午前11時の憂鬱
あたし ....
都市に吸い寄せられ
消えていく
山奥の村

恋だったから
踏まれても
壊れても
染められ
私を失って


沈んでいこう
柔らかな陽射しと緑の風を抱いて


いつか
私の ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
姪っ子と詩人の誕生日- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-2-19
負けるもんか卵でとじる- 北大路京 ...自由詩914-2-19
ちきゅうの内臓- 朧月自由詩1014-2-19
まろやかな不思議- ichirou自由詩11*14-2-17
猫の猫による猫のためのグランドピアノ- 左屋百色自由詩10*14-2-17
魚上氷- nonya自由詩22*14-2-17
一と言う字- イナエ自由詩7*14-2-17
三ッ石にて- そらの珊 ...自由詩12*14-2-17
元カノと比べてしまう笑顔とか脊髄反射で駄洒落言うとか- 北大路京 ...短歌414-2-17
えらい人が笑ってない- 北大路京 ...自由詩614-2-17
詩人と雪掻き- 服部 剛自由詩9*14-2-16
春の小川と春の青空- ichirou自由詩9+*14-2-16
けとばしてみる- 殿上 童自由詩11*14-2-16
鹿- Lucy自由詩27*14-2-16
詩人オーディション- 花形新次自由詩414-2-16
真夜中のラブレター- ヒヤシン ...自由詩5*14-2-16
もうすぐが長い- 北大路京 ...自由詩514-2-16
針子のトラ- ただのみ ...自由詩27*14-2-15
セブンイレブンのコーヒーを家でゆっくり楽しみたい- ichirou自由詩4*14-2-15
- そらの珊 ...自由詩16*14-2-15
本当のこと- Lucy自由詩21*14-2-15
わたしは買わない- nonya自由詩22*14-2-15
雪の日- 藤原絵理 ...自由詩9*14-2-14
駅前でギター弾いてる兄ちゃんは終電の前サライを唄う- 北大路京 ...短歌614-2-14
梨畑- ……とあ ...自由詩14*14-2-14
【_雪が降った!_】- 泡沫恋歌自由詩21+*14-2-14
僕らはみんな回ってる- ichirou自由詩4*14-2-14
とうとうピーマンのアルファルファ詰めが現れた- ichirou自由詩5*14-2-13
パラサイト- 藤原絵理 ...自由詩10*14-2-13
水の村__Ⅲ- Lucy自由詩6*14-2-13

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